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”個人”の能力開発と”チーム”の最高のパフォーマンスを発揮するには

労務管理について学びました。その歴史は大変古く メソポタミア文明まで遡り現在に至るまでに多くの変遷をたどっております。

「ムチと飢餓による管理」
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「ムチとアメによる管理」
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「科学的管理」”仕組み化”することでマネージメント
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 +「心理学」
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 +「人間関係」
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 人的資源管理 ”HRM=Human Resource Management”
  =人間資本理論×行動科学

社会人になってからまだ数年ですが、それでも様々な組織の葛藤に直面することがあります。
時代の流れの中で、こういう理論って組織をひっぱるリーダーが悩みながら確立してきたんだなって想像できます。

現在求められる
”HRM=Human Resource Management” にFocusしてみましょう!

チーム・組織を構成する”人材”それは貴重な資源、強み、競争優位性の源泉なのです。

”人材”の能力を引き出して、パフォーマンスを発揮させ、さらには組織へのコミットメントを高めて
イノベーションを起こし組織全体の成長し続けていく

これがHRMの機能なのです!

かつての「人事・労務管理」では組織と個人は経済的契約でした。
HRMでは組織と個人の契約は”心理的契約”とのこと。
『組織が大きく変革しようとしたときに、個々が同じ方向をむいて心からついてきてくれるか』ということで計られます。

そしてHRMの観点では”動機付け”も非常に重要です。

私は動機付けというと”マズローの欲求理論”を意識します。
(低次)生理的欲求→安全の欲求→所属と愛の欲求→承認の欲求→自己実現の欲求(高次)
低次の欲求が満たされると次の段階に移行する。そして『自己実現の欲求』だけは満たされてもどの欲求は増大し続けるのです。

チームメンバーの”能力”を見つけ出し、承認しあう文化ができれば、
それが 個人の自己実現の欲求を喚起させ、
モチベーションの向上→パフォーマンスの発揮にもつながるのではないでしょうか。

わたしは、”チーム医療”の中で、臓器も患者さんもナース・リハビリスタッフ、MSWなどなどすべてを調和を目指しています。

わたしが意識しているのは以下の通りです。

●コミュニケーションをとる
 
いうまでもなく大切な基本事項。お互いを理解しあう上で大切。
●”尊重”を大切にする
 
お互いの仕事を”当たり前”だと思わない。
 夜間に病棟に顔をだしたら、暗い部屋で点滴を間違えないように確認しながら繋げるNs.....点滴を繋げるのひとつこんなに大変な仕事だ!
●ベクトルを合わせる
 患者さんの”Happy”を作りたい。そんな思いがコミュニケーションの中でなんとなく合っている。
●失敗をせめず、共有してそこから学ぶ
 医療現場ではミスは命に関わること。小さなミスをだれかのせいにしない。そこから今後の成長につながるメッセージは何かみんなで共有して考える。
●一緒に勉強する
 常に学ぶ姿勢。病気について。治療について。薬について。生と死について。いろんなトピックを一緒に勉強して、現場に活かす姿勢を作る
●くだらない話をして笑う
 Well-beingの要因。笑うことは気持ちをpositiveにして、患者さんにもpositiveな状態は伝染する。
●成功体験を共有する
 
「成功=元気に退院する」と定義したら、そういった場面でお互いの頑張りを称え合う。

私のチームがみる患者さんたちは病状も社会的背景も複雑な高齢者を中心に多く、”戦場”のようになることもあります。
そんな中、行動力の迅速さや職務に対する個人の意欲、実際のパフォーマンスをみればまさに”心理的契約”が締結されているなぁと感じ、理論を適応して考えてみました。。。

でもこれは1年前私が新しく勤務してすぐにできるようになったわけではなく、時間をかけて、時に衝突しながら(せっかちな私、「なんですぐにやってくれないの!?」など。だんだんその性格も理解してくれるようになった。)、築き上げてきたもの。時間的要素も大切ですね。

仕事だって素敵な仲間たちと『Positive』に ”Well-being & Well-doing”な状態にしたい。
実践の中で理論が体系化してきているし、理論は実践のためのもの。

いろんな理論は難しい話が多いですが、しかり自分の中で『言語化』してOutputしていきます。

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BeDo+ by NU Japan CSO(Strategy) Imamura Megumi

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