虎鶫堂

物語をつくる創作レーベル。書籍の企画立案・制作をワンストップで行っていますˎˊ˗

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書籍紹介『ノルン・ド・ノアイユ』第4巻(文・イカたんぺんさん)

1〜3巻までは、主にノルンの目線で物語が進行していきました。 そして4巻では、一度ノルンからは目線を外し、「有名になったノルンを見る人々の目線」を中心に描かれます。 サクセスストーリーの『裏側』 1巻では、淑女の嗜みに馴染めず周囲から疎まれてきたノルンが、クレアやジェイダといった学友と共に、少しずつ学園生活に馴染んでいくという物語でした。 2巻では、ノルン自身のやりたいことを見つけて向き合っていき、3巻では剣術大会で見事に優勝し、青騎士の称号を手に入れるという、まさにサ

    • 書籍紹介『ノルン・ド・ノアイユ』第3巻(文・エビハラさん)

       人は如何にして相互理解に至るのか。  それはとても難しい。長い歴史をまたいで語り継がれてきた人類のテーマのひとつだ。  僕は君を知りたい。  君と何かを共有したい。  プリミティブな感情を社会生活の中で素直に伝えることは、規範の中に組み込まれていくにつれて加速度的に難しくなっていく。  かといって社会に出る以前、つまり子供であれば容易に気持ちを伝えられるかといえば、そうでもない。  拙い言葉には限界もある。  初めは何かの勘違い、あるいは些細な行き違いであったとしても、時を

      • 書籍紹介『ノルン・ド・ノアイユ』第2巻(文・イカたんぺんさん)

        私が『ノルン・ド・ノアイユ』で一番好きな要素があります。 それは「登場人物が全員繊細な人間」として描かれていることです。 仲良しの友人二人が些細なことで喧嘩したかと思えば、その夜に「なんであんなこと言っちゃったんだろう」と悔やんだり、ちょっとしたキッカケで子供の頃を思い出して枕を濡らしたりします。 それはどんなに能天気そうに見える登場人物でさえも例外でなく、ふとした時に冷静になって、友達に「実は……」と腹の内を打ち明けて泣いたりします。 私はそんな「ノルン・ド・ノアイユ」の

        • 書籍紹介『ノルン・ド・ノアイユ』第1巻(文・エビハラさん)

           あなたにとって「王道のストーリー」とはどんなものだろうか?  現代日本においては定番、もしくは正攻法の意味を指して「王道」という言葉は使われる。  ネガティブにいうと、ありがちでベタ。もしくは、よく見かけるストーリー展開と取られたりもする。  僕は王道が好きだ。  もう少し詳細に述べると、王道への愛が溢れている人の描く物語が好きだ。  なぜなら、大きな愛が注がれたその作品は、決してありきたりにはならないからだ。  「ノルン・ド・ノアイユ」を初めて読んだ時、僕は直感的に「王

        書籍紹介『ノルン・ド・ノアイユ』第4巻(文・イカたんぺんさん)

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        • 書籍紹介『ノルン・ド・ノアイユ』第2巻(文・イカたんぺんさん)

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