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イケメンの正体は「エロさ」と「余裕」。まずは簡単なメイクから

少し前、恋人(男、同性)と二人でとある居酒屋にいた日のこと。
2軒目でだんだん酔いも回ってきてへらへらしてた時。
トイレの目の前の席で、トイレ待ちの男の人がいた。二人組みで、大学生3,4年生かといったところ。
片方の男性がこちらをよくみてくるので、気になって視線が逸れる。一緒に飲んでいた恋人も僕が何かを見つけたことを悟ってちらちらと目線をやる。ここまではよくあることなので僕も気にしていなかったのだが、珍しいほど執拗にこちらを凝視されたので、知人かと疑うほどだった。
恋人に向かって小声で「めっちゃみられるんだけど」とくすくす笑っていても未だ僕の視界からその目線は消えない。
先に入った人がなかなか出てこないので、まだこの時間が続くのだと悟った。

「どうも」
軽くほほえんで声をかける。
「めっちゃイケメンっすね」
返ってきたのはそんな言葉だった。
予め言っておくが僕はそこまで顔が整っているわけではない。自信過剰だが中の上ぐらいだと思っている。友達からノリやお世辞で「イケメンだよ」と言われることはあっても、決して「イケメンだ」と名乗っていいとは思っていない。その日は時間がなくて手抜きメイクだったので肌が少しマシになったぐらいだった。
見ず知らずの人に顔を褒められたのなんてホストの勧誘以来だったので、返答に困ってしまった。
「あ、ありがとうございます」
お互いのぎこちなさにもう片方の男性もけらけらと笑い出した。その人こそメイクをしてそうな肌で、僕よりはイケメンであった(主観)。
その人が先にトイレに入り、出てきたと思ったら、僕たちの隣に座ってきた。「ちょっとだけいいっすか」と。
座ってから言うなよ、と思いつつも特に話が盛り上がっていた訳でもないので相席を許した。
二人ともいかにも外向的だなというテンションで、僕達のその日の前後や、年齢なんかの話が始まった。数分の会話ではあったが、容姿を褒められて気分が上がっていたのもあり、とても楽しく印象に残るものだった。

「なんで声かけてくれたんすか?」
最後にさらっと聞いてみた。
「んーなんか大人っぽくてただのイケメンじゃないなって思ったからっす」
またまた褒め上手なこと。でも確信はついているなと感じた。
ということで、バイセクシャルの僕が思う、モテる男の要素をいくつか挙げていく。

「エロさ」は作れる

モテる男は、常にエロさを纏っています。ここでいうエロさとは、①相手を惹きつける魅力②思わず声をかけたくなってしまうようなフレンドリーさ、の二つを合わせたようなものである。

①相手を惹きつける魅力

顔がイケメンであったり、オシャレな服装をしていたりする人は、男女問わず目を引くだろう。すれ違った後に「ねぇー今の人ちょーイケメンだった!」と騒ぐ女性組をしばしば見かける。もちろん人それぞれ好みはあるだろうが、それも含めて気を引く魅力があると言える。つまり、容姿を磨け

もちろん、流行りのファッションを取り入れたり、髪型を整えたり、メンズメイクをしたりでこれは手に入れられる。しかしこれについて真面目に考えすぎると、イケメンがずるいほど羨ましくなる。
後述する「余裕」をモテるようになれば、少しずつそれを割り切って努力していけるのだが、最初はどうでもよくなって諦める人が多いでしょう。
そんな人におすすめなのは、肌をキレイに「見せる」ことから。本当にキレイにする必要はない。それこそ何もしなくてもすべっすべな肌の持ち主が羨ましくなるので。まずはBBクリームやファンデーションを塗って、コンシーラーでニキビを抑えて、いい感じに見える肌を作ってみてほしい。少し調べてイケメンがおすすめしたのを買ってみればいい。そんな自分に自信がついてこれば、化粧水を使ったり、日常的な努力ができるようになっていくだろう。

②思わず声をかけたくなってしまうようなフレンドリーさ

次に、そう言う人に出会った時に思わず声をかけてしまう人というのは、ある意味「フレンドリーさ、ゆるさ」を持っている。このゆるさとは、ファーストコンタクトを取りやすくしてくれるものである。
俗にいう「沼らせ男」が目を合わせてにこっと笑ったり、優しく気を遣ってくれたりする、というのがそれにあたるだろう。少し前に流行った「どしたん、話聞こか?」は話の中身をこちらで決めていいので、その人になんでも話していいような気にさせてくれる。
これは初対面でも機能することで、目線を合わせ返したり、この例で言えば「どうも」と簡単に声をかけてあげるだけでいい。そうして、こちらにはあなたを受け入れる準備ができてますよ、とアピールすればいい。

そのためには、本当に目の前の人を受け入れてあげれるだけの心の準備をしておかなければならない。言い換えれば、常に心の中にちょっとしたスペースを開けておくべきだということである。いっつも何かに追われていて、文字通り心に余裕のない人は、友人だろうが初対面だろうが声をかけづらい。そう、つまりは日常的に「余裕を持つ」ことが大事であるのだ。

余裕を持てば相手は寄ってくる

①がある程度あって、惹きつけられてくれた相手が目の前にいるとする。そこで、②の「余裕」さえあればこちらから声をかけずとも相手は話しかけてくる。もちろん相手の外向性にもよるが、相手が内向的であったとしても、目線をくれたり、照れた顔をしたり、何かしらの合図をくれるだろう。

この余裕とは、一見抽象的でわかりにくいかもしれないが、至ってシンプルである。口角を上げて周りを見渡す、これだけでいい。(知人に言われて気づいたが、これは”あざとく”見えるらしい。また後日詳述するが、このあざとさこそ余裕の象徴であると思う。)
抽象的に言えば、落ち着いて何かをぼーっと考えてみる、といったところだ。暇そうに見えれば、相手もこちらの「暇」につきあってくれるかもしれない
ぼーっと見渡してみて、何かに気づいたら少し行動すれば良い。「そのイヤリング、きれい」「今日メイクしてる?」僕はそういうところを見てしまうのでそんな例が浮かんだが、別に相手を褒めるようなことでなくていい。友達の顔を見て、その人のストーリーの内容を思い出したのならそれについて話せばいい。なんか散らかってるところが目についたら片付ければいい。静かだなーと思ったら音楽をかけてみればいい。冒頭の例で言えば、ちょうど話が一区切りついて、にやにやしながら恋人の顔を見ていただけである。
もちろん周りに嫌がる人がいたらすべきでないが、特に今何もしてないよ、と周りに伝わってくれれば、相手から近づいてきてくれるかもしれない

かもしれない」と強調したのは、別に何もなかったところで気にしてはいけないからだ。つまり、期待するな、ということ。そこを勘違いされると、好きな異性の前でだけ、アプローチもせずぼーっとその人を見つめる激キモ男が生まれてしまいかねない。ここで言う「余裕を持つ」とは他者のために心のスペースを開けておくものであって、自分のための時間ではないからだ。結果的に何もなかったのなら、何もないことすらも楽しんでリラックスしてみればいい。

まとめ、まずは簡単なメイクをしてみよう

ここまで読んでくれたあなたに、簡単なメイクができるぐらいの余裕を持ちましょう、と伝えたい。僕もメイクをし始めた時はunoのBBクリームしか使ってなかったし、それだけで顔がキレイになってテンションが上がるものだった。その後肌荒れが気になったり、もっとキレイにメイクしたくなったりして増えていっただけ。

まずは①を手に入れるための努力をしながら、ちょっとずつ②を高めるための意識を持っていくといいでしょう。まあ、モテたいという気が無ければいつか忘れ去られてしまうだろうが。
あとは色々自然についてきます。それを受け入れる余裕があれば。


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