神様にならなくてもいいよ
いつかキャンプにいきたい
豪華なテントにエビと牛のあるBBQのやつじゃなくて
1人用のテントに、2つの寝袋
焚き火でレトルトカレーを温めて
ふーふーしながら食べたい
寒くて眠れなくて
もしくは暑くて眠れなくて
とにかく寝心地は最悪で
ただ、朝日と共に起きて
君が隣にいて
空気が美味しくて
おはようって
世界に2人しか居ないみたいな眼差しで
わたしを見て欲しい
君が神様になったら、
すぐにコロナをやっつけて、
オリンピックとかも関係なくて、
一瞬でエジプトのピラミッドまで飛んで
そしたら一緒に日暮れをみよう
星の王子さまを読みながら
日暮れをみよう
世界平和も、
地球温暖化防止も、
みんなが幸せになるのも、
ゴールデンレトリバーとねこちゃんと一緒に暮らすのも、
神様がいたら、全部全部叶えて欲しい、
できればかわいい女の子とかわいい男の子も欲しいな。
でも今夜はじめじめした空気と
24℃に設定したエアコン、
まだ読み終えていない小説と、
君の寝息がある。
女は耳で恋をする、
甘い言葉に弱いのを君はよく知っているだろう。
嘘でもいい、
神様にならなくてもいい、
ただそこに居て欲しい。
70億分の1の私を見つけてくれてありがとう。