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風の歌が聴こえるくらい好き。

愛さずにはいられないです。
アイスクリームやポテトフライやチョコレートを欲しがるのと同じようにあなたを欲する。

不器用で拗らせているわたし、
訳の分からない理由でキレだすわたし、
いきなり泣き出すわたし、
独占欲と自尊心の低さだけ誰にも負けないわたし。

大人ぶって、
そんなの気にしていません、
どうぞほかの事を優先して、
その子のこと全然気にしてないから。
大丈夫、
わたしは大丈夫だよと。
しなくていい、
わたしをほっといてもいいよと。

全部全部本当の希望だけど、
ただどうしよもない寂しさに襲われる。
心臓が雑巾のように搾られて、
自分の腕をつねって、
夕方の帰り道にマフラーの代わりのように両手で首を絞めてみたりして。

自分の病的思考には気付いている、
でもわたしはこんなわたしも大好きだ。

病みゆえの言葉と写真が本当のわたしだと思ってる。

それこそわたしの存在意義だと思ったりもする。
生意気だよね。

愛はひとつのネタに過ぎないかもしれない、
全てはわたしの人生をわたしの思うままに進行する為の武器。
でもあなた、
あなたとの関係、
これを単に恋愛と呼んでいいのかはまだ迷いがあるけど。仮に恋愛と呼ぼう。

この恋愛はわたしを豊かにしてくれている。
スポンジに柔らかい生クリームを万遍なく塗って、
魅惑な苺をのせて、
ナイフで半分こ。

あなたの隣にいる時は、
自分がバーのカウンターに座っている気持ちに似てる。
よく分からない少し苦くて強いカクテルに、
よく分からない渋くてエロいレコード。

そんなことができる大人になれていないのに。

わたしからみたあなたも、
毛がふさふさの大型犬だから。

恋は不思議。

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