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服薬の最適化

処方薬を飲み忘れる、もしくは飲んだか飲んでいないかわからなくなる現象をやっつけるのに、やっとそれっぽいところに到達しました。

飲み忘れるなどありえない方が殆どだと存じますが、どうにも忘れる。で、飲んだか飲んでないかも忘れる。ずっとそう。

幼少期から何らかの薬をずっと飲み続けていまして、小学生の段階から自分で薬の管理をしていたのだけれど、初期から現在に至るまで抜けがある。薬とは飲み忘れるものであるになっていまして。しかしながら世間一般ではそういうものではないらしい。

アレルギーの薬はすぐ気付けるんですよ。即症状出てくるから。メンタルのはねえ、1日くらいじゃ無理だねえ。薬の効果が切れると覿面に調子が悪くなるようなら飲み忘れに気付けたりしますが、ずっと不調だと飲み忘れからくるものか元々のものなのかわからず気付けない。わかりにくい。

いや、多くの方は飲み忘れないらしいのですが、どうやら自分、自覚しているより、服薬をとばしているらしく、引き出しからいつもらったか定かでない処方薬がシートで出てきたりする。お前、いつ頃からそこに…となる。

金があるなら余剰分は捨てる一択になるですが、お金もないし、服用している薬は薬価高いし、手持ちの残と医者に出してもらう数の管理をしたい。ていうか、ちゃんと飲めばなにも考えなくて済むものですが、何故か余るので。

今までどうしていたかって?

管理するのが面倒くさいから、沢山残っている時は捨てていました。

何のために通院しているんだって感じでしょうが、自分、出勤できる状態になれば、自分の健康や生活はどうでもよかったので、こういう勿体ないというか治す気ねえなという状態で何年も何年も過ごしており、今も自分はどうでもいいんだけれど、金がないので最小限の量の処方薬代のみしか支払いしたくない。金のことしか考えていないのは思考が歪んでいるが、服薬しないとアルバイトに行けないのでな。なんの執着だ。

完全無職になった方が自分の薬と通院への向き合い方を見直せてよいのだろうけれど、お金がないと生活出来ないので。そこを見直さないとずっとこのままな気がするが、どうしようもない。どうしたらいいのかわからん。不労所得欲しい。


現在、通院先が2か所あるので、1包化は完全には出来ない。社会人だった頃は3科から薬が出ていたのでよりぐちゃぐちゃでした。(逸れるが喘息の吸入薬は高価すぎ。退職して金銭面で続けるのがつらくて自己判断で勝手に辞めました…。発作が起こったら終わる。)

朝昼夕夜と、1週間分仕切れるケースで保管してみたり、市販にあるお薬カレンダーのように見える状態にしておいてみたりもしました。駄目だった。


1週間分仕切れるケースは、体調が比較的安定していて処方薬の量が少ない人向きだと思う。

毎週セットする気力が続かない。週終わり必ず次の週の分をセットするというのが出来なかった。ずっと寝続けていたいときに終わりがくるとセットなど無理すぎて、ケース捨てた。食事もとばして寝続けているのに薬のセット作業など出来るかっつうの。

あとなぜか、違う曜日のところを飲んでたり、朝と昼を間違えたりしたり、マスが綺麗に消えてくれない。端から綺麗に、というのが神経使わないと(使っても)完遂し難い。数字の桁を何回確認しても間違える民はそういう傾向があると思う。能力というか性質というか。

ついでに、ケース+残りという分散管理になるので、数の管理も出来ない。いや、出来るのが一般的なんだろうけど、私には出来なかった。いろんなところにあるとわからなくなる。ひとつにまとまっていていただきたい。無理。


で、1ヶ月分を市販のお薬カレンダーのように見える状態にすれば飲み忘れずかつ数の管理が出来るのでは、と試みましたが、駄目でした。常に見えるのが雑音になってめちゃくちゃストレスで、いれ物捨てた。

忘れないように見える状態にするというのは理にかなっているが、面積がおおきすぎて我慢できなかった。私の部屋、色味を全部揃えていて、基本、白と茶色しかなくて、本や文房具以外剥き出しで置かれていない。色や柄があるとストレスなので、白い壁に汚れのように広い面積で鎮座しているのは憎しみしか抱けませんでした。容器のパッケージに色があるのが嫌だからという理由で白い容器に移し替えているのに、見えるカレンダーで管理とか我慢できるはずがありませんでした。

しかし1ヶ月分一気に纏めてセットするのは、数の管理的によかった。


1ヶ月分を、剥き出しの状態ではなくすぐに取り出せる場所を定位置に、違うマスのものを飲んでも修正が効くように、という条件でやったらですね、いけた。

ケースはマス数さえあればなんでもいいと思いますが、わたしは100均の6×7マスの小物収納ケースを使用しています。薄さが棚の隙間にちょうどはまりいい感じに存在を消せたので。引き出しを開けたり、部屋を移動しないと取り出せない場所は、ケースそのものを移動してしまいがちなので、定位置に向いていない。しまうのが面倒くさいし、寝続けないと無理な時に取りに行くのがしんどくて薬を飲むのを放棄する。

縦の6マスは朝昼夜3回の2日分、横の7マスは1週間で、1ケース2週間分。それを2つ用意して、4週間=1ヶ月。通院事情により数日はみ出したりしますが、とりあえず、1ヶ月分を一気にセットできるので、セット後の余った分を余剰分と考えればよいのでわかりやすい。

セットは、病院から帰宅後即やると気力がなくて無理ってことがない。通院できる日は最低でも起きて電車に乗れる日なので。動けるし仕分けは出来る。

やっていくうちに、飲み忘れは発生するものの、飲み忘れたということがわかるようになりました。マスを間違えても、2週間と範囲に幅があるので、どこか違う日のマスにうつせば修正が効くし。効かないときは、端の飲み終わった日のマスを余剰コーナーにして保留し、月終わりに清算しています。

この方法にしてから、大分管理しやすくなりました。


不調で布団と一体化して寝続けると時間と日にちの感覚が消え、服薬を飛ばしてしまうので、防止策として日付がついているほうが把握出来る気がして、マスキングテープをペッと貼って日付を記入しています。

が、どうしても見た目が汚い。棚の後ろの隙間に嵌めているものの、取り出したケースは雑然として汚い。まあ、その雑然さが嫌で、使用後即定位置に戻すので良いっちゃあ良いのですが…。


どうにかならんかなと思っているところに、いい文房具見つけました。マステを同じ長さで切れるカッター。カチっとやるとにゅっとマステが2㎝出てくる。買った。

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良…。マステの長さが揃っているとある程度見た目が整然とする…。まじありがとう、ミドリカンパニー。


OD癖があるひとにもいいとおもう。

長年やっていると、ふわっとしたいときはこのくすりをこれくらい飲めばあれくらいの感じになるとかいう経験値からくる知識があったりしますが、手持ちのほとんどに日付つきで仕分けられているため、一気飲みすることにより〇日薬が不足する=不調になると目視出来て、抑止になる。

少なくとも、わたしは抑止になった。

セット時に包装シートから出すので、長期保存が効かないと自分にわからすのもいい。ふわっとしたいとき用に溜める、というのが出来ない。


つうても、わたし眠剤は別管理してるので、まだ逃げ道はあるんですけどね。何故別管理か。日によって眠れたり眠れなかったりの波がありすぎるので、日によって飲む種類と量が違うから。



しばらくこれで管理していきます。


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