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米国の優秀なETFを日本で買う【追記】

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。

先日米ドルで購入するETFについてのnoteを書いたのですが、今日は東証で買える米国の優良ETFについてまとめてみました。

そもそも、米国市場で購入するETFを日本で買うのはどんな意味があるでしょう。僕の中では大きく2つ意味があります。
1.分配金の二重課税問題
2.今後やって来る円高

1.分配金の二重課税問題
米国でETFを保有している場合、そのETFから分配金が支払われる際に、米国内で課税され、そして日本でも課税されてしまいます。この手続きは特定口座を利用していれば勝手に源泉徴収されるのですが、二重課税の場合は源泉徴収され過ぎるのが問題です。しかも便利な特定口座の割には、多くとられてしまった米国の税金(10%)は、確定申告をしなければ取り戻せないという問題があります。また、確定申告してしまうとサラリーマンの方の場合は特に問題はありませんが、FIREして働いていない方の場合は、所得が増えることによって社会保険など最低で済んでいた保険料が値上がりする場合があり、今後社会人を引退した時のことを考えるとあまり確定申告したくありません。そんな中、多くの人からリクエストが上がっていた有名ETFが東証に上場し始めました。東証に上場した米国ETFは、分配金が毎月の物でなければNISAの成長投資枠でも購入することができますし、なんと米国の税率10%が分配金に適用されませんので確定申告の必要もありません。

2.今後やって来る円高
来年、恐らく米国は政策金利を引き下げるので、それに伴いドル安(円高)が発生します。ここでドル建てでETFを保有していた場合、為替によって資産額が目減りする可能性があります。もちろん、為替ヘッジが行われているETFでなければ円高による株価自体の値下がりが発生するのですが、購入した時の為替と将来的な変動を別途計算する必要が無く、普通の円資産として管理ができます。
【追記】
為替ヘッジのある商品に関しては実は影の手数料が発生しています。
円とドルの場合、双方の国の政策金利の差がそのままその為替ヘッジアリの商品を保有する場合に支払う必要があるコストになります。
最近多く目にする株関連の動画で見なさんが言っているのは、未来の利益は誰も保証できないが、将来発生する手数料は必ずやって来る。だから投資は手数料を低く抑える必要がある。(運用がうまくいかなくても必ず手数料は請求されます)
もちろん、手数料が高くてもそれを上回る運用益を出せばいいという話なのですが、プロのトレーダーであってもなかなか高運用益を継続できません。ましてや我々は素人です。だから長期に渡って多くの手数料を支払う必要のない投資先というのが素人が投資する先なのかもしれません。
為替ヘッジを使いたい場合は、ある限定された期間後に元の為替に戻す場合に効果が出ます。限定された期間は基本的に短期間(1年未満)です。ですので、長期投資を考えている方は為替ヘッジに関しては良く考える必要があります。

ところで、今日SBI証券のポータルをサーフィンしていたらまたしても面白い機能を発見してしまいました。
それは、「ETF・ETN」です。

国内株式>ETF・ETN

にあるのですが、簡単なフィルタが用意されていて自分がSBIで買いたいETFを簡単に見つけ出すことができるスクリーナーです。(ただ、SBI証券の行けてないところは、このページ以外ではETFを選ぶ際に必要な情報を確認できないので非常に使いにくいですね。しかも重要な信託報酬の確認の仕方が非常に煩雑・・・)

先進国のETFだと現在89銘柄を購入することができるようですね。
当然ですが、まだ未発売の2013とか2014は表示されませんが、発売後はここで検索すると出てくるようになると思われます。

ではここでどのように選べばいいのか。
ETFといっても投資信託ですので選び方はいたってシンプルです。
・同じ指数を目標としているETFなら信託報酬が低い方が利益が出る
・分配金利回りもチェック(年に数回もらえるボーナス)
・過去数年の運用実績もチェック

S&P500連動のETFが異なる運用会社から何種類も上場しています。
これどれを選んでも目標とする指数はS&P500になるので、信託報酬が少ないETFを買う方が良いということです。
分配金利回りですが、米国のオリジナルのETFやファンドに比べると差があるため(為替ヘッジや内部的な手数料)必ず確認してから購入しましょう。
為替ヘッジ無しの場合、オリジナルのETFの値動きと東証のETFの値動きが全く異なる場合があります。米国のETFが上がったとしても日本円が円高に振れるとETFの評価額の値上がり分を円高で相殺してしまったり、最近のように激しい為替変動があると値下がりしてしまうこともありますので、そういう物だと割り切る必要があります。

1557と本家のS&P500を比較してみるとなんだか相関性が低く見えてしまいますが、これが為替の影響です。円が安くなった分、S&P500の本来の上昇率を押し上げてそれ以上の値動きになっています。

日本市場に上場していることから、日経平均との相関関係のが近いようにも見えてしまいます。これはちょっと何故だか僕にも分かりません・・・。

皆さんは東証で米国のETFを買うのってどう思いますか?

お時間あればこんなnoteも書いていますので読んでみてください。


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