てきとーに褒めてんじゃねえよ、こちとらこじらせアラサーやぞ

先日1年ぶりn回目の婚活をした。占い師に「このままだと40まで結婚はないよ。今年恋愛運爆上げだから今だよ」と言われたからだ。割と本気でその言葉を飲み込んだ私は、速攻婚活パーティーに申し込んでいた。本当は、今のままでもいいはずなのに。

さてはて、1回目のパーティーでマッチングした私、早速デートに。結果から言うとその人とは進展なく終わった。終わらせた。いわゆる価値観の相違だ。私が耐えられなかった。

おい、その褒め言葉本気か?

昼からのデートを過ごし、日が傾きかけたころ。お腹もすいてきたので夜ご飯の店を探そうとなった時だった。彼はこう言う。「上品なあなたに合う店を探しましょうか」
言われた瞬間、ゾワッと鳥肌がたった。上品?私が?どこが?

足で扉を閉めるし、股開いて座るし、あぐらかくし、私は自分のことを上品だと思ったことがない。彼の前だって、特段静々と過ごしていたわけではない。でかい口を開けて、手を大袈裟に叩いて、ギャハギャハ笑っていたと思う。私の知ってる上品とは程遠いのだが?(ちなみにこの話を友人にしたら、お腹抱えて転げ回って笑ってた。なんであんたが上品なのって)

あなたの目は節穴か?それとも、私の思う上品と、あなたの思う上品は別物か?別物なんだろうなあ。だったらあなたと私は合わないだろうなあと思った。価値観の相違。

そして帰り際。
「かわいいあなたとデートだなんて嬉しかったです」

そう言われた瞬間、「は?」と口から出そうになった。かわいい?私が?どこが?

申し訳ないのだけど、私は自分の顔が嫌い。褒めに値する顔だと思わない。なにより、ほぼマスクで過ごしている私たちなのに、どこ見てんの?目だけ?

「私は自分の顔が嫌いなので、褒められてもそう思いません」と宣言したけど、それでもずっと褒めてくる。なんでこの人は私の居心地の悪いところばかり触れてくるんだろう。なんでやねん。嫌いなんだって、顔。

信頼できる人じゃないんだよね、まだ

後々周りの友人たちに聞いたところ、どうやら普通にみんな褒められると嬉しいらしい。素直に受け取れないのは、私ぐらいと見た。愛され慣れていないというか。

ただ、よくよく考えたら、仲良い友だちに褒められるのは悪くない気持ちになる。むしろ嬉しくなる。だからそうか、私はその彼のこと全く信頼していないから、褒め言葉が響かなかったのか。むしろ、仲良くないうちに違和感のある褒めしかされなかったが故に、ますます信頼できなくなってしまったのか。

いやあ、はっきり「褒められたくないです」って言えばよかった。
出会ってすぐのタイミングで、容姿を褒められたくなかった。容姿に触れられたくなかった。なんか、アイコンとして横に置いておきたいのか?という気持ちにもなってしまった。

コンプレックスを褒めないで

この話を友人としていたら、「コンプレックスに思うところを褒められても嬉しくない」という話になった。

確かに私は顔が嫌いで、この顔じゃなければって思うことは多々あった。もっと可愛ければ、恋愛もっと上手く行ったのかなとか、自信持てたのかなとか。

まあこれはある意味地雷である。その地雷を踏むか踏まないかは運次第なので、まあ頑張ろうやって感じ。

おわり。

多分こんなぽんぽん褒め言葉が出るなら、それを喜ぶ女性もいるでしょう。だからきっと、次出会う方はうまくいくことでしょう。彼が悪かったわけではないし、そして多分、私が悪い。

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