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能登半島復興を支援するD2C Xのアップサイクル包丁プロジェクト:新たな価値創造への挑戦

弊社グループの一員で、訪日外国人向けマーケティング事業を展開するD2C X(クロス)は、震災復興に繋がる新しい切り口で素敵なプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、能登半島の震災被害からの復興を支援するために、彼らの越境EC事業を通じて実施されました。

プロジェクトのコンセプトが本当に素敵で、彼らのビジョンを体現するようなものとなっています。簡単にはなりますが、紹介させてください。




1. プロジェクトの概要

D2C Xは、株式会社KAZAANAが運営する日本の伝統工芸品や製品を取り扱うECサイト「BECOS」と協力し、震災に見舞われた能登半島の鍛冶屋「ふくべ鍛冶」と共に、アップサイクル包丁「tsunagu knives」のクラウドファンディングプロジェクトを4月に立ち上げました。

このプロジェクトは、日本の誇れる製品を世界に発信し、日本と世界をつなぐというD2C Xのビジョンを体現するものです。


2. クラウドファンディングの成功

2024年4月、世界最大級のクラウドファンディングサービス「KICKSTARTER」にて「tsunagu knives」プロジェクトがリリースされました。

KICKSTARTERプロジェクトページ

期間:2024年4月9日~2024年5月9日
対象国:米国、英国、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランドなど



プロジェクト開始からわずか1か月で、目標金額の7,857%にあたる1,571万円の支援を集めることに成功しました。

支援者の90%が欧米からの反応で、平均支援単価は3万円を超え、非常に高い関心を集めました。(国内平均単価は1万円程度だそうです。)


3. アップサイクルとは

アップサイクルとは、本来捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生することで、「創造的再利用」とも呼ばれています。

今回のプロジェクトでは、「BECOS」を運営する株式会社KAZAANAと、能登半島の鍛冶屋「ふくべ鍛冶」が協力し、「tsunagu knives」を製作しました。


ふくべ鍛冶は、能登半島地震による被災地域で鍛冶屋を営んでおり、現在も生活に影響を及ぼす状況下で会社を運営されています。



4. 自分たちにできる支援の形

D2C Xは、寄付ではなく「仕事」という手段を通じて能登半島に希望を取り戻す支援を行っています。

D2C Xがインバウンド事業で培った海外への情報発信や日本製品の海外販売のノウハウを活かし、このプロジェクトを成功させることで、能登半島への支援に寄与しました。

個人的にもこの支援の形と在り方に強く共感しています。


もちろん私だけではなく海外の多くの人々が感銘を受けています。


5. ビジョンの体現

日本の誇れるモノを世界に発信し、日本と世界をつなぐ」というD2C Xのビジョンは、このプロジェクトで見事に体現されています。

アップサイクルの取り組みを通じて、日本の伝統工芸と現代のニーズを結びつけ、国際的な支援を得ることができました。

D2C Xの迅速で効果的なアクションやパートナー選定、アライアンス力の高さで実現できることの幅が広がり、今後も注目されるべき取り組みとして評価されるでしょう。


6. まとめ

D2C Xの「tsunagu knives」プロジェクトは、震災復興と伝統工芸の融合、さらにアップサイクルという新たな価値の創造を実現しました。

この取り組みは、自社が培ってきた海外マーケティング力、株式会社KAZAANAの運営力、能登半島の鍛冶屋「ふくべ鍛冶」の技術力と共に、海外の支援者の力を借りて成功に繋げられました。

今後もD2C Xの活動に注目し、素晴らしい取り組みを応援して頂けたらと思います。

D2C Xの中西さんと本件を担当された皆様、お疲れ様でした。

関連リンク

D2C X: https://www.d2cx.co.jp/
KAZAANA: https://kazaana.co.jp/
ふくべ鍛冶: https://fukubekaji.jp/company/
ニュースリリース: https://www.d2c.co.jp/news/2024/05/17/6968/
KICKSTARTERプロジェクトページ: https://www.kickstarter.com/projects/tsunagujapan/tsunagu-knives



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