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硬式と比べるなんてナンセンス。軟式だってめちゃくちゃ熱いんだよ!

息切れ気味のタイトルですが(笑)
社会人軟式野球を熱心に見始めて丸5年になりました。

今回はちょうと大会が佳境を迎えているということもあって、千葉県の社会人軟式野球・Bクラスに所属するチームにスポットを当て、楽しさをみなさんと共有できたらうれしいです。

先にお伝えしておくと、5000字の超大作です。覚悟を決めて(?)ご覧ください(笑)写真もたくさん載せています。写真だけでも見ていただけたら!!選手たちのひたむきな姿、熱い気持ちが伝わりますように。

それでは行きましょう~

社会人軟式野球はA・B・C・壮年とクラスが分かれています。
実力順にA、B、Cクラスと振り分けられ、昇級もできます(全国大会決勝進出など、条件あり)。
壮年はおじさまたちの野球です。AでバリバリやってたOBなんかもたくさんいます。あなどれないです。

現在、Bクラスで最も権威のある高松宮賜杯(1部)千葉県大会が行われています。優勝チームは全国大会に進みます。

これまで住んでいる千葉のみならず、他県、全国と足を延ばしてはたくさん軟式の試合を撮影してきました。

しかしほとんどがAクラスの試合です。

一番強いチームが集まるクラスです。レベルも高く、チームも完成されているので見ていて楽しい。甲子園出場者、大学・社会人・NPB・独立など、実力者はゴロゴロいます。

ところが、3年前、SNSを通じてBクラスの企業チームから撮影のご依頼をいただいたのをきっかけに、社会人軟式野球を追いかけるライフワークはさらに深みへとはまっていくのです。

千葉日野自動車軟式野球部は想像以上だった

2018年秋、撮影をご依頼くださったのは、監督(当時)さんでした。

初めてBクラスのチーム、試合を拝見したのですが、千葉日野自動車は全然Aクラスのチームとそん色ないわけです。普通にうまいし、チームとしてのレベル(ふるまいなど)も高い。

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3月下旬・東日本軟式野球(1部)千葉県大会より

主将・藤崎選手を中心に、声掛けの質なども素晴らしい。相手のことあれこれ言わない。きちんと自分たちのすべきことに集中している点では、千葉では絶対王者の京葉銀行にも引けを取らないと感じています。

こんなに素晴らしいチームがいるのならBも見てみようか、くらいの気持ちで県内の大会や関東大会など、少しずつ広げていきました。

そこでまた素敵なチームとご縁ができます。

GUREA.BC(グレアベースボールクラブ)との出会い

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昨年9月に行われた関東選抜軟式野球(1部)千葉県大会。

最終日、撮影におじゃましました。
勝ち上がりを見てみると、大学時代を知る選手が在籍するプレイボーイズが残っています。さらにGUREA.BCは私の地元・佐倉のチーム。はじめましてなのでとても楽しみでした。

軟式野球では最終日に準決勝・決勝のダブルヘッダーは通常運転。

準決勝、第一試合でプレイボーイズは負けてしまったのですが、まあひどい雨で中断がありました。中断中、整備中など、待つところも限られますから、必然的に次の試合の選手たちは近くにいるわけです。

その時たまたま話したのが、GUREA.BCの選手たちでした。私の持っているカメラにも興味津々のご様子でした。観客はほぼいないような大会ですし、不思議に思ったことでしょう。

「私も佐倉に住んでるので、応援してます~」と伝えた気がします。

準決勝に勝利し、決勝へ。
惜しくも優勝はなりませんでしたが、2試合楽しませていただきました。

GUREA.BCは二遊間がすごいです。二塁手の主将・渡辺選手遊撃手の石川選手。ふたりともフットワークが素晴らしい。石川選手はずいぶんお若く、プレーを見て間違いなく高校は強豪だったろうなと思ったら、習志野でした。納得。

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習志野高校出身、石川選手(右)

みなさん明るくて、見ていて気持ちの良いチームです。

試合後、監督さんから写真を提供してほしいというご相談をいただき、快くお受けいたしました。ホームページで使用していただいてます!

https://basefun.net/team/gurea/album/254

何気ない雑談から、地元というつながりでできたご縁。

私は人生行き当たりばったりで、失敗も多いですが、ありがたいことに対人運だけは異常によいのです。今回もまた素敵な方たちに出会えました。

先週開幕した高松宮賜杯も観戦しました。残念ながら初戦で負けてしまいましたが、ご挨拶をしたらみなさん覚えていてくださって、感謝です。また楽しみにしています~と笑顔でお別れしました。

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主将・渡辺選手(中央)のキャプテンシーにはぜひご注目を!

Bクラスはユニフォームが個性的!

クラブチームが多いからでしょうか、ユニフォームに個性のあるチームが多く、こだわりを感じます。

BigFaceの迷彩ユニ、個人的にすごく好きです。かわいい。初めて試合を見ましたが、攻撃中、ベンチの選手たちも前のめり。一体となって戦う姿は高校野球を見ているようでした。

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強豪だよ!と協会の方が教えてくださった、戸張Beaversはボーダー!!
なかなか人を選びそうなデザインですが、違和感なし。どんなこだわりがあるのか、お話し聞いてみたいなあ。

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また、今大会には出場していませんが、3月下旬の東日本軟式野球(1部)千葉県大会ではじめましてだったRossowave(ロッソウェーブ)の全身ネイビー&ストライプのユニフォームもかっこよかった!

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阪神タイガースがこんな感じのを限定で着てましたっけ?夏暑そうですが。アンダーソックスもいいですね。

余談ですが、私も高校時代(ソフトボール部)のユニフォームが上下紺でした(長パン・アンダーシャツは白)ので、親近感あります。

全体的にカラフルだったり、柄だったり、個性的でグラウンドに映える!こういう見方、楽しみもあってよいのではないでしょうか。

今週末、初めて見るチームもあるのでユニフォームにも注目しようと思います。

気になるチームと選手のお話

前に書いた記事で少し、いま撮影中の高松宮賜杯の話を少ししました(記事内、目次から飛べます)。

明日15(土)が千葉県大会の準々決勝、明後日16(日)が準決勝・決勝です。

▼準々決勝
@松山下公園野球場
D'LLERS(ダラーズ) vs 千葉日野自動車
浅井病院 vs プレイボーイズ
@富里中央公園野球場
戸張Beavers vs 袖ヶ浦市役所
ワンダーウルフ vs 笹川ホークス

松山下公園野球場へ撮影に行きます!

千葉日野自動車はおととしの優勝チーム(昨年はコロナで大会中止)。
優勝すればAクラス昇格に大きく近づきます。プレッシャーをはねのけ、ぜひつかみ取ってほしいです!

昨季から指揮を執る大木監督(国際武道大出身)はまだまだ現役バリバリできる年齢ながら、チームのことを考え監督に専念することを決めたそう。

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コロナで大会中止が相次いだので、まだ試合をあまり見れていないのですが、どんなチームを作っていくのか非常に楽しみです!

プレイボーイズ・村山千明選手は、大学(千葉経済大)時代によく見ていた選手です。習志野高校では甲子園出場。
おととし、Bクラスの試合を撮影していたときに「え、経済の村山くんだよね?!」となって、まだ現役をされていたことに驚きました(確か私の3つ下なので、今年38歳)。

声をかけてみたら、大学時代にカメラ持ってうろうろしていた私のことを覚えていてくれ、さらに驚きました。ありがとう!
当時は話したことなかったけれど、こういうご縁は本当にうれしいです。

高松宮賜杯、初戦ではレフトに完ぺきなホームラン!

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「(ホームランを打つ)キャラじゃないから!」と試合後に話してくれましたが、大学時代から私の印象は「すごい打つから嫌」でした。ほかの大学を応援してたのでね、憎かったです(笑)

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ダイヤモンドを回っているとき、チームメイトから「足痛いんだからゆっくり走っていいぞ~」と言われてました。足痛いのに試合出てホームラン打ってしまうのですから、さすがです。

同じくプレイボーイズで4番を打つ、宍倉健太選手。小柄ですが、パワフルなスイングが気持ちよいです◎

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宍倉選手。強打者感があふれまくってます

弟・貫太選手がAクラスの強豪・習志野市役所にいます。打席での構えと笑顔がそっくり。クラスが違うので対決はなかなかないですが、いつか見たいですね。

今大会、初戦で敗れてしまったのですが、Bクラスに昇格したばかりのトラバース
プロ野球、ロッテファンのみなさまにはおなじみの会社ですね。GG佐藤さんが副社長をされています(お父様が社長)。

元西武・梅田選手など、NPB経験者も在籍。大会を運営する千葉県野球協会の方は「マナーもよくてとてもよいチーム」とおっしゃっていました!

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トラバース・梅田選手。投手もこなします!
2019年11月、千葉県選手権より

おととしの千葉県選手権で拝見しましたが、みなさん体が大きくて、当時Cクラスでしたが別格でした。またまた楽しみなチームがBに来ましたね~

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2019年11月、千葉県選手権より

同じく昇格したRossowave(ロッソウェーブ)。高松宮賜杯には出場しておりませんが、3月下旬に開催された東日本軟式野球の県大会で初めて拝見しました。

以前、私がTwitterで熱心に発信していたころ、選手も兼任されている土井監督がよく見てくださっていて、試合を見るのを楽しみにしていたチームです。
柏支部所属なのですが、柏市野球連盟の方とお話しする機会があったときに「土井くんは本当に熱心で、よく頑張ってる」とお褒めの言葉が!

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選手も兼任する土井監督

今回、この記事を書くために、あらためていただいたパンフレットを見ていたら、市原支部のJokerというチームに三國和磨選手のお名前を見つけました。

ご存じの方も多いと思います。独立リーグの徳島、滋賀で活躍されました。木更津総合高校出身です。おそらく、書かれている年齢を見ても、ご本人で間違いないと思います。

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徳島時代の三國選手。2017年撮影。

でも、初戦で負けてしまってる……残念。いつか、お見掛けできるかな。野球してくれていてうれしいです。

大会初日、富里中央公園から成田大谷津球場をはしごしたのですが、到着したときにはJokerの試合終わっていたんですよね。選手たちが引き上げるところでした。その中にいらっしゃったのかも……。

私は生まれも育ちも千葉で、高校野球は25年くらい見ています。
プロ野球でも千葉県出身選手の活躍は気になります。
独立リーグも縁あってみるようになり、遠い四国で活躍する千葉県球児はつねに注目しています(なかなかいまは四国に行けないし、情報も追いきれないけれど)。

パンフレットを見ているとこうして知っているお名前に出会うことがよくあります。

戸張Beavers・牛玖選手もそのひとり。成田高校ですよね。まだこうして一線で野球されていることがうれしい。成田OBは軟式でたくさん活躍していて、野球が好きすぎる選手が多い印象です!

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戸張Beavers・牛玖選手

おわりに 硬式と軟式は比べるものじゃない

思いのたけを書いていたら、超大作になってしまいました(笑)ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございます。

「本気の軟式野球」ってなかなか信じてもらえないのだけど、あれこれ言うのは実際に試合を見てからにしていほしい、といつも思っています。

確かに、
カキーンという打球音はない
ホームランも少ない
150kmの剛速球とかもなかなか見ない

ボールが変わってだいぶホームランや剛速球も見られるようにはなったけれど、硬式と比べるから、魅力に気づけないのだと思います。

そもそも違う競技。比べることがおかしい。野球とソフトボールくらい、違うんです。

おわりに、で語ったらまた長くなるから別の機会にしますが、軟式野球でしか見られない世界をぜひ、球場で体感していただきたい。選手たちは、みんなひたむきに頑張っています。

人並みに、それ以上に仕事もしながら、これだけ自分の時間を割いて野球を頑張れるって素晴らしい特技だし、誇れることです。

私は撮ること、発信することでみなさんを応援していきたいと思います!!

高松宮賜杯も大詰めです!
明日からの2日間、健闘をお祈りしております🌈

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