マガジンのカバー画像

日記

365
運営しているクリエイター

#読書

日記(2021/03/28) #まじ日

「その可能性はすでに考えた / 井上 真偽」読了。ミステリは基本的に先が気になるし、気になったことは解消されるし、起承転結はあるし(各要素の繋がり方や結の好みはあれど)、感情が揺さぶられにくいし、あんまり何も考えずに読むのに適してるなと思う。真面目にトリックを暴こうと思って読んでないからだとも思う。
本著は少し不思議な構成で、ありえない事件が起こるあらゆる状況を否定することで、それが奇跡だと証明す

もっとみる

日記(2021/03/22) #まじ日

「舌を抜かれる女たち/メアリー・ビアード」読了。
古代から連綿と続くミソジニーの事例はショッキングではあったが、ふと周りを見渡すと、さもありなんと思った。女の発言が何かと軽視される現象、女は身の回りにおこったこと(ex.女性問題)のみ語ることが許されてきたこと。そもそも政治とは語ることであり、政治家が圧倒的に少ない現在を顧みても、ある程度実感を持って理解できる。語る力=権威をつけるために必要なこと

もっとみる

日記(2021/03/17) #まじ日

「ロマンティックな狂気は存在するか / 春日 武彦」読了。
精神科による精神病の説明など。ロマンティックな(≒独創的で創造的でアーティスティックな)狂気は存在するか?答えはNoだという。人が狂う姿は類型化されており、ラインは明確でないものの、多数の例を見ていれば像を結ぶものに収束していく、という話だった(と思う)。精神科医という立場だからこそ客観的で、変に夢みがちな姿勢からは距離を置いていたので読

もっとみる

日記(2021/03/01) #まじ日

「測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?/ジュリー・Z・ミラー」読了。
言いたいこと思ったことはいろいろある。概ねわかるわかる〜!って感じだったんだけど、「ではどうすれば…?」はわからなかった。特に測定を報酬に持ち込むと碌なことがないという話。では、年功序列がいいのかというとそうでもないだろうし、評価者の主観もそれはそれで…だし、もはや報酬に興味をなくすしかないのでは?資本主義の限界?こ

もっとみる

日記(2021/02/08) #まじ日

「私の家では何も起こらない/恩田陸」読了。夜中に一人で読む本ではなかった。普通に怖い。最後まで読まないと怖くてトイレに行けないやつだと思ったので一気に読んだ。
お屋敷を軸にした短編オムニバス。おぞましい事件と幽霊がだんだん重なり合ってきて静かな恐怖だった。「俺と彼らと彼女たち」でなんとなく生還。作品解説まで読んで、やっと眠れる気がした。恩田陸いわく、家は全部幽霊屋敷らしい。人は死ぬ、思い出は重なる

もっとみる

日記(2021/01/27) #まじ日

「精神科医、占いにすがる/春日武彦」読了。
内省につぐ内省につぐ内省は圧巻のひとこと。後半の過去の自分の分析、なぜこうなったのか、小学生の頃抱いた感覚、その場面…らへんの話がおもしろくて、占いがどうのこうのはそのエピソードをつなぐ役目は果たしているが、主題ではない、と思った。正直、他人の自分語りなんて、なんの役にも立たないけれど、こういう私的なものにこそ価値があるんでないか?と思う。わたしも自分の

もっとみる

日記(2021/01/19) #まじ日

「EPITAPH東京/恩田陸」読了。
図書館で借りた1冊。たまたま目についたので借りた。
エッセイのようでありフィクションのようであり小説のようであり戯曲もあり、なんだか不思議な話だったが、私は恩田陸のこういう話が嫌いではない。リアルと虚構を混ぜた構成が、とにかく居心地悪く、早く読み切ってしまいたくなる。なんて安定しないんだ。読み終わってすぐに解説ブログを探したが、あまりいいものは見つからなかった

もっとみる