日記(2021/03/22) #まじ日

「舌を抜かれる女たち/メアリー・ビアード」読了。
古代から連綿と続くミソジニーの事例はショッキングではあったが、ふと周りを見渡すと、さもありなんと思った。女の発言が何かと軽視される現象、女は身の回りにおこったこと(ex.女性問題)のみ語ることが許されてきたこと。そもそも政治とは語ることであり、政治家が圧倒的に少ない現在を顧みても、ある程度実感を持って理解できる。語る力=権威をつけるために必要なことが、「男性化」であるというのも、よく言われることだ。第二部以降、女性をパワーから切り離し、権威の再定義が実践される。名もない人々の小さな力を集結することがパワーになるということ、自分から語り、人の語りを聞き、団結して対抗するパワーを生み出すこと。これって「負けへんで」ではないか?!と思った(詳しくはpodcastのover the sunを聞いてください)。
講演を書籍化したらしく、とっつきやすい文面。やや話が飛ぶので何だ?と思ったりもしたが、概ね読みやすかった。悔やむは、明日がこの本の返却期限であるために、とりあえずページを捲るに終始してしまったこと。購入してゆっくり読み直そうかな。


話は変わるのですが、花が咲き誇ってるので見て。春だな。

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