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仕事を切り捨て19時にPCを切る宣言

帰宅時間は21:00。
なぜこんなに働くのだろう。
今年度の残業時間の合計は360時間に差し掛かってきている。

社会人7年目、全く畑の違う部署にきて10ヶ月。
正直わからないことが多く壁にぶち当たってばかりだ。その上、大量なタスクが降り注がれ、溺れそうになりながらゼェハァ、と息を切らしながら仕事をしている。
そしてそれは比喩だけではなく、年末に過呼吸と胸の神経痛という形で現れた。


うちの部署は、ザ・安定の日本企業を絵に描いたようなところだ。
潰れる心配もないし、仕事は分業制、一人当たりの大きな責任もない。
その分、自分の人生をかけて働きたい仕事ができるわけでもないので、ちゃんとワークライフバランスもとりたいと思っている。
身を削って働きたい仕事じゃないのに、結果的に身を削っていることがもどかしい。
「人生は短いんだ、テンションの上がらねえことにパワー使ってる場合じゃねえ……!」(「宇宙兄弟」より)のだ。


残業時間を減らし身を削らないようにするには、時間内でできる範囲の仕事をし、上回る分は切り落とすしかない。
でも同時に、切り落とせない自分もいる。
+αの価値を創造することがいい仕事であると思ってるからだ。
付加価値をつけながら仕事をすることを当たり前だと思う人も多いだろうし、最低限のことしかしない人のことを、「仕事をしない人」と見る人もいるだろう。

社会人として仕事がほとんどを占める生活をする中で、どうせならいい仕事をしたい。
もう7年目なのだから、いい仕事ができる人になりたい。
そんな中、仕事を切り落とそうとする自分を許せない。


それでも、残業時間が年間360時間を超過したら、プライベートを確保した生活はできないし、本格的に体調も崩してしまう。
そうならないようにするには、仕事を減らさないといけない。
自分の許し方がわからなかった。


そんな中、ちょうど読んだ本で、首尾一貫感覚という考えを知った。

自分の人生を辻褄の合ったものにできる、つまりいいことや悪いこと、さまざまな出来事があったとしても、全体として腑に落ちると思える人生にすることのできる感覚
「なんとかなると思えるレッスン」 著者:舟木彩乃

まさに私に足りない感覚だ。
いち早くスキルを身につけ、社会人として活躍している同期たちみたいに輝きたい。
そんな思いが押し寄せ切羽詰まっていた。
今はまだ異動してきたばかりなのだから、最低限をこなせれば十分、と思っていいのだ。
これからできるようになるさ。


+αの部分を切り落とすのは、正直とても心苦しい。でも、今までやってきた仕事から全く異なる新しいことをやる部署なのだから、粛々と進められればいいのだ。
そうやって、自分を、ゆるそう。


「今は最低限のことしかできないけれど、これからなんとかなる」を心に留め、
持続可能な生活のために、
勇気を出してしばらくは+αの付加価値をつけることを切り落とそうと思う。

19:00には、PCを閉じること!

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