足からはじまるくつ選び
こんにちは!YourFIT365でございます!
前回は「どんな背景からYourFIT365ができたのか?」というお話でした。
そこからはじまる新しいサービスの要となる“3D計測機”の登場。。
その新しいツールによって変化は起きるのでしょうか?!
『足からはじまるくつ選び』に必要なもの。
靴選びのさまざまな問題点を解消すべく、新しいサービスを模索し「3D計測」にたどり着いたものの…計測機の精度はまだ十分ではなく悩める日々が続いていました。しかし前回のアイウェアラボラトリー社(以下IWL社)との出会いは、のちに“YourFIT365”が大きく発展を遂げる運命的なものになります。IWL社は約30年ほど前からヒトの身体の計測技術を研究し、ソフトウェアの開発を試みていました。また、それらが製品化に結びつくことによって、より精巧なモノづくりにも反映できるのではないかと考えていました。計測の技術からその先へ発展させたいIWL社の想いと三越伊勢丹の婦人靴売場が求めている新しいサービスへの想いが重なることもあり、ついに“YourFIT365”の共同開発が始まるのでした!
強力なパートナー!IWL社のハナシをもう少し。。
創業者の木村さんはもともと建築関係のお仕事で、建物や施設の管理を行っており、それに伴う補修履歴などを記録に残す業務にあたっていたそうです。その際、非常に細かい面積の計算や図面の情報など、当時はPCの環境も整っていない中で改めてソフトウェア開発の重要性に気づいたそうです。そして独立。いろいろなデータを扱っているうちに、ふと自分の手のひらを眺め、「立体的なものはどうやって測るのか?」…と疑問に思ったそうです。現代のようなCAD(コンピューターを使用して設計や製図をするシステム)はまだまだ発展途上といったところ。そういった環境のもと、寸法定義として人類学や解剖学に基づいた研究も進めていったそうです。
IWL社が考える『足の計測』とは?
IWL社では足の計測において“木型”寸法との関連づけによる方法で研究をすすめていました。…ちょっと難しいハナシになるのでざっくりな説明になりますが、要するに足の計測だけではなく、木型(靴の型となるもの)の寸法データを詳細に取り出し、より精度の高いフィッティングに近づける…という技術が開発されていきました。とても精密で技術の要る作業なので、筆者は「難しいし大変だな。。」とすぐに感じてしまったのですが、木村さんは「計測というのはモノとのコミュニケーションと似ていて、木型⇔足をマッチングさせる際の翻訳のようなもの」とおっしゃっていました。そこには言語でいう“訛(なま)り”もあるかもしれません。木型や足に置き換えると“幅広”や“外反母趾”のことだったり。そういう細かなニュアンスの違いなども拾い、違うもの同士を結びつける…みたいな考え方だとお話してくれたことがとても納得できて印象に残っています。
IWL社のホームページより
すごくデジタルだけど、それだけじゃない。
婦人靴売場でのお客さまとスタイリストの「不」をなくすために、いろいろな人がいろいろなことを一生懸命考えて、たくさんの想いから現在の3D計測システムと『YourFIT365』が生まれました。一見とてもデジタルな環境にありますが、そこには百貨店の“おもてなし”も加わります。決して無機質で淡々としたものではありません。
そんな新しいお買い物体験、『足からはじまるくつ選び』はいかがですか?
今まで自分では探せなかった靴と出会えるかもしれませんね!…つづく。
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