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女同士の人間関係は、どうして難しいのか?うまくいかない理由とは

看護学校時代から……仕事でも、女ばかりの世界で生きてきました。ねちねちしてるとか、悪口を言うとか……女同士は難しいといわれますよね。そこで、女が大勢集まると、どうして人間関係難しいのかを看護師歴20年選手の私が考察しました。

いま女の園にいる人、女性が多い職場を仕切る男性上司の方、ママ友関係に悩んでる方。難しいといわれる理由を知り、女の園を少しでもうまく渡れるような対策を考えてみましょう。


女同士が難しい理由とは

妬みがあるからです。その妬みのポイントも、ねたまれる側からしたら、

え?そこ?と思うようなところであったりします。

例を挙げると、私が新卒で配属になったのは大学病院の本院。付属の看護学校出身者もいますが、1学年80人ばかりの卒業生では、何千床の病棟の看護何て手が回らない。当然、外部からも就職希望者を集めます。

同期は付属の学校2人、外部から3人の計5人。看護学校の教育なんてどこで受けても全国一律。どこの学校出身かなんて、私は気にしたことはなかったのですが。

一人の同期が、「どうせ私は付属出身じゃないから…。」と言い出しまして。新しい技術を教わるにも、「ほかの同期には負けたくない…」と。休憩の時や反省会の時にそんな言葉を口にしていました。先輩の前でも。

付属とか、そうじゃないとか。そんなの気にしてないし、知らないよ。

という言葉を私は飲みこみ、「みんなで同じように成長しておこうよ」といったのです。が、彼女は付属出身者に敵意むき出しで。その子とは、結局辞めるまで仲良くなれませんでした。


そのあと転職した別の病院でもこんな例が。

■美人で若い新人を先輩が理由をつけていじめる

■「私は准看護師だから」といじけて、正看に敵意むき出しにする

■あるパートさんの夫が、有名企業に勤めているからと、「夫が給料いいのにパートなんかする必要あるのか」などと悪口を言う

もう本当に、「妬みのポイントがわからないよ」っていうくらい、細かい理由でねたむのですよ。美人看護師には医師がデレデレするので、それを先輩が怒ってましたが、まあ、しょうがないよね。そういうもんだもの。


妬みから感情が外に流れ出る原因

妬むのは、低い自尊感情が原因だと思うのです。

自分の顔が好きだったら、美人にねたむ必要ないし、今の生活が幸せだったら、他人の旦那の給料をうらやむ必要はない。よそはよそ、うちはうちと思えるはず。

低い自尊感情が原因で、人を羨ましく思いすぎるのですよね。でもそうした気持ちを持つことは、本人の心の中の問題であって、他人をねたんだところで幸せになれない。美人を妬んだら、自分が美人になる?そんなことはないでしょ。

ねたむなんて、無駄な感情エネルギーなのに、そこには情熱を注ぐ。

そんな事せずに、ニコニコしたり、「手が空いたけど、私にできることない?」って言ったりして、一緒に働いてる人を助けたる方が、自分も気持ちがいいし、人にも喜んでもらえるのに。

なぜ、そうなるのか

人をねたむのは低い自尊感情が原因ですが、そうなるのは、「人から愛されたい・認められたい」という気持ちが強くあるからだと思うのです。自分に注目してほしいし、ほかの人間に大切だと思ってほしい。愛がほしいよと飢えている。

だったら親切にした方が愛されるのに。どうしてねたむ人って反対の結果を生むような行動をするんだろうなあ。

と、考えたところで他人は変わらない。だって、きっと、子供のころに愛された記憶が薄いからじゃないかな。人間、優しくされた記憶がないと、人には優しくできないし、自分を大切だと思えない。愛情って貯金のようなものなんじゃないのかな。


難しい人との付き合い方

妬みの感情を持つ人の、そんな奥深いところまで、フォローしきれない。なので、私は妬む人とは一定の距離をとります。

後は、自慢のつもりじゃないのに、自分が自慢話をしていないか、人を傷つけていないか気を付けます。他人は変えられないから、自分の気持ちを保つ。難しい人とは、心のソーシャルディスタンスを保っていこうと思います。

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