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学校は行かなくてもいいから外には出ろ

夏休み明け、学校行きたくないよね。わかるわかる。

だって、大人でも仕事に行きたくないからね。

そのへんは大人になっても一緒だよ。

勉強が嫌い?学校に嫌いなやつがいる?先生が嫌い?なんとなく?

理由はどれでもいい。

解決する問題も、しない問題もある。これはまず覚えておいてほしい。

大人になってからもたくさんある。

とりあえず、「学校、行きたくないなー」って思ったらその日は学校に行かなくてもいい。

これは本当だよ。

1日位休んだって誰にも迷惑はかからないし、誰も怒らない。

きみのお父さん、お母さんは怒る。もしくは心配するだろう。

それは「行きたくない」って伝えるからだ。だっていきなりそんな事言われても理由を聞きたくなるじゃん。

なので、まずは「今日休むわ!」ってめっちゃ笑顔で言ってみよう。

そしたら「お、おう」って感じになると思うよ。元気そうだし、まあそういう気分なんだろうって特に何も突っ込まれないはず。子供が元気そうなら、親も安心する。

せっかく学校をサボった事だし、家にいたんじゃいつもと一緒だ。

まずは、外に出よう。

きみが学校にいる時間にも、外では色んな事が起きている。

普段見れない時間の光景を色々歩きながらでも見てみたらいい。

何ならお父さんかお母さんの出勤について行ってみてもいい。

会社には入らなくても、一緒に会社の近くまで出勤の体験をしてみたらどうだろう。

めっちゃ満員電車乗ってるじゃん、大変じゃんとか、色々思う所があるかもしれない。

そしたら、ランチをどこで食べているか聞いて、お小遣いを少しもらってお気に入りのメニューを食べてみたらいい。少し背伸びしてコーヒーもつけてみなよ。

公園に行ってもみるのもいい。

赤ちゃんを連れたママさんや、ジョギングしているお爺さん、犬の散歩をしているマダム、平日休みの人が釣り堀とかにいる。猫も昼寝してるはずだ。

別に何もしなくていい。

ベンチに座ってぼーっとしたらいい。池でも眺めたらいい。

そのあとは、映画館にでも行ってみたらいい。

昼間はかなり空いてるはずだし、わざわざ調べて観る映画を決めるんじゃなくてその場で決めて観ればいい。(少しお小遣いを多めにもらっておこう)

別に窓口のチケットを売ってるお姉さんも「この映画をチョイスするなんて、なかなかやるわね」くらいにしか思わないから大丈夫。

ポップコーンとコーラでも買いなよ。チュロスでもいい。音を立てないように食べよう。貸切なら別に大丈夫だよ。

面白かったなら、それはきっと最高の巡り合わせだ。素直にラッキーを喜ぼう。

次は本屋か、図書館にでも行ってみようか。

さっき観た映画の感想が載ってる雑誌でもいいし、気になるあの子が読んでた小説でもいい。とにかく手にとって表も裏も見てみたらいい。気になる本があれば、メモっておくのもいいと思うよ。

お金が余ってるなら買えばいいし、無かったら図書館に行けばいい。

何か1冊でも気に入る本が手に入ったら、帰ってから読んでもいいし、また公園に行って読むのもいいんじゃないかな。

どこか心に残る言葉があれば、それはとても素敵な事だよ。

次はCD屋かレコード屋なんかどう?

お金が無くても視聴はしまくれる。店員さんが選びに選んだオススメの世界中ありとあらゆる音楽が揃ってる。きみがyoutubeでスキップしたあの曲もここで聴けばまた違って聴こえるはずだ。

そろそろ、夕方だしお腹も減ったんじゃない?

たくさん歩いたしね。

あと、色んなものを見たからだよ。

それは、部屋にいたら知れなかった事だよ。

少しは何だかすっきりしたんじゃないかな?

そしたら何か簡単な料理でも、作ってみたらどうだろう?

卵焼きでもいいし、カレーでもいいし、焼きそばでもいい。

不味くても大丈夫。みんなで食べよう。

もし明日も「行きたくねーなー」って思ったら、今日とは別の所に行ってみたらいいよ。

もちろん同じコースでもいいと思う。

無理に行かなくてもいいよ。

考える事が大事だと思う。

答えは明日出るかもしれないし、明後日かも知れないし、来週、来年、もっと先かも知れない。

答えが出ないまま大人になる事もある。

ただ、ずっと部屋にいたら答えは出ない。これは絶対間違いない。

色んなものを、スマホやPCじゃなく、自分の目で見よう。

少し答えが出てきたら、親でもいい、友達でもいい、先生でもいい。相談ダイヤルとかの見知らぬ人に相談してもいい。

別に恥ずかしい事じゃない。

誰かに話してみよう。

会話で答えが見えてくる事もある。

全員の返答を全部鵜呑みにしなくていい。

あくまで話す事が大事だ。

誰かが絶対的に正しいわけじゃない。

きみが「正しいと思う」答えを探すんだ。

きみの部屋に答えは落ちてない。

答えを探すために外に出よう。



お読み頂きありがとうございます。コーヒー代と本代に使います。