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【アナログ広告の代表格?】デジタル化に苦戦する交通広告の現在地

こんにちわ。N介です。

今日は、駅や電車の「交通広告」が、デジタルの波にどう対応しているかを書いていきたいと思います。

一見、駅や電車の広告というと、「駅の壁に貼ってあるポスター広告」や「電車の中にある中づり広告」を思い浮かべがちですが、昨今はデジタルサイネージが普及し、あちらこちらで目にするようになりました。

(最近は増えすぎて珍しさも減ってしまいましたが)

元々、交通広告は「駅ばりポスター」や「中づり広告」が主役でしたが、これらは全て「紙」の広告になるので、デジタルの世界とはちょっと遠い存在でした。しかし、デジタル広告の普及に伴って「紙の広告一本で商売!」というのは難しくなって、変化が迫られてきたという背景があります。

今日は、こういった交通広告が今に至る歴史なども踏まえつつ、お伝えできればと思います。


1.デジタルサイネージはネットに繋がってない!?

実は、ほとんどのデジタルサイネージはインターネットに接続されておらず、インタラクティブな(双方向な)広告展開はできません。

つまり、事前にシステムに登録された広告データを放映するのみです笑。

正確には、デジタルサイネージで放映する「映像」を配信するための専用回線はありますが、それは放映管理システムに繋がっていて、PCとプロジェクターを繋ぐためのHDMIケーブルみたいなものです。

正直、これを知った時はビックリしました。デジタルサイネージの機能が、ただポスターを液晶画面に替えて広告を見せるだけならば「うーん、それいるかね」と思ってしまったわけです。

(まぁデジタルの方が発色良く見えるので、綺麗っちゃ綺麗なんですがねぇ)

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