【N/S高生の今】現役N高生にN高の魅力とマイプロ参加後の変化をとことん聞いてみた
取材・文=りん(N高5期・ネットコース)
N/S高新聞実行委員3期生の初期研修で「N/S高生の今」を届けるべく、
N高2年生の石田さんにインタビューをした。
N高で活動していることやN高に入って変化したことなど、N高生のリアルな話を伺っていく。
石田さん
N高6期(高校2年生)・ネットコース
好きなもの:すみっこぐらし
去年の秋からN高の課外授業マイプロジェクト(※1)に参加
課外授業マイプロジェクトについて
ーーマイプロジェクトに参加してると伺ったのですが、いつ頃から活動されてますか?
2022年の9月から始めました。最初の3ヶ月は、一番下のコースに所属しました。何もない状態から「こういう活動をしていきたい」って思える土台を作る期間です。今はその1つ上のコースに1月から編入してます。
ーーおおすごいですね。では、今後やりたいことが見つかったということですか?
はい。一応やりたいなって思うことが見つかりました。それは、睡眠時間が長い人の活動を伸ばすというプロジェクトです。睡眠時間が長いとどうしても活動時間が削られているように感じてしまうと思います。その「時間が足りない」っていう感覚にならないようにしたいという思いで立ち上げました。
ーーそのプロジェクトをたちあげようと思ったきっかけは何ですか?
私の身内が当事者で、睡眠時間が長いために忙しそうにしているところを見ていたので、何か時間をうまく使えるようになればいいなと思いました。マイプロジェクトの中でやりたいことが見つからない時、身近な問題を挙げて、それを解決するために活動していこうというのがあって、それに沿って考えた結果、こういう形になったって感じです。
マイプロジェクトに応募したきっかけと起こった変化
ーーマイプロジェクトに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
実は、ズームで顔とか声を出して話すっていうのが結構ハードルが高くて、そういう活動はあまりしたくないなって思っていたんです。だから、1年生から2年生の夏頃は本当に何もしないでダラダラしてたんですよ。
気軽にズームなどで話すことに苦手意識があって、メンター(※2)さんとの面談も、毎回ワイシャツ着て「ピシっとして話すぞ!」って感じでやってて(笑)。
結構自分で気を張っちゃってたなって思うところがあったので、やらなきゃ何も始まんないなと、とりあえず参加したという感じです。そうしたらだんだんハードルが下がっていって。今はパーカーとかで楽にお話出来ます(笑)。
ーーマイプロジェクトのベーシッククラスを終え、次のクラスで活動してるということですが、それを経て、石田さんの中で変化したことってありますか?
マイプロジェクトや新聞実行委員に参加したり、何でもやりたいって思えるようになっていったのは、マイプロジェクトに参加したおかげです。昔は、やりたいけど定期的に集まるのとか面倒くさいなっていう感じだったんですけど、意外とやればできるもんだなって。
あと、マイプロジェクトの自分の活動の土台を作る授業で、身近な問題を挙げて、その解決法を探るという風に進んでいく授業があるんです。
そこで例えば、これはこうなんじゃないか、そのためにこうしたらいいんじゃないかっていう問題発見能力が、身近なものでも社会的なものでも結構身に付いたなって思っています。
石田さんの理想像
ーー石田さんは今後どういう人になりたいですか?
えっと......頭のいい人になりたいです。自分にとって頭のいい人というのがどういうイメージかというと、自分で知識をたくさん得ていて、話の引き出しをたくさん持っている人。そういう人は格好いいな、と思っていて......。
こんな風に話をするときにも、知識を引き出せるような人になりたいです。
ーー分かります。そういう人、格好いいですよね。そんな人になるために何かやっている事はありますか?
ただ漠然となりたいなーって思っているんですけど、それこそ課外学習とかで自分の興味あることを全部ひととおり勉強してみたり、マイプロジェクトや新聞委員にも挑戦してみたり。今から1年間N高にいる時間があるので、その間にも、もっと沢山いろんなことをしていきたいですね。
N高を選んだ理由
ーーN高を選んだ理由を伺ってもいいですか?
普通の高校ではできない、いろんな課外活動とか、私はまだ行けてないんですけど職業体験とか、勉強以外に魅力的なものがN高には沢山あります。まだ中学生だった当時、幅広いことを学ぶ上で自分なりの将来を見つけたくてN高にしました。
ーーそうなんですね。実際にN高に2年在学して、入学時に期待していたことへの満足度はどのくらいですか?
結構満足しています。自分の興味のあることができたり、まだまだやりたいことがたくさんある中で、今やっていることは、多分他の高校に行ったら授業の一環でほんの入り口の部分しか触れられないと思うので、こういう活動ができること自体、貴重な体験だなって思っています。
そういう面では現時点で満足しているんですけど、これからもっといろんなことを
やっていきたいっていう気持ちでいます。
ーーガッツがあっていいですね。以前はあまり活動していなかったと言っていましたが、お話を聞いていると今はフットワークが軽いように感じます。
そうですね。1年の頃は腰が重かったんですけど、2年になってからは本当にフットワークが軽くなって、それ以来、色々な所に行ったり様々なことをやったりしてます。
フットワークが軽い所は自分の長所だと思うんですけど、それができるようになったのは2年になってマイプロジェクトに参加してからできるようになりましたね。
N高に入って良かったこと
ーーN高に入って良かったことや、活動していて印象に残ってるものがあったらお聞きしたいです。
N高はすごく自分に合う学校だなって思います。私は元々中学の時は学校に行く日と行かない日の差が結構激しい方だったんですけど、今はそういう時の精神的負担が本当になくなって。自分で単位取得のための勉強をしたり、課外授業で知りたいことを個人的に勉強できたり、幅広く色々なことを自分のタイミングでできるというのが自分に合った学校だなと。
2年目ももう終わりそうなんですけど、N高に入って良かったなって思っています。
最後に一言
ーー最後に一言お願いします。
N高って合う人には合う学校だと思っていて、私は自分がN高にすごく合っているなと感じているし、N高に入って良かったと思っています。自分が思っていたよりずっと、未来に対してのモチベーションが上がっていて色々な事をやりたいって思えて。マイプロジェクトに挑戦をしたことで、色々なことをやりたいと思えるようになったので、私と同じように思える人が増えたら良いなって思っています。
*
今回のインタビューで、マイプロジェクトの参加をきっかけに色々なことに挑戦するようになり、未来に対してモチベーションが上がっていると石田さんは語ってくれた。
最初の一歩を踏み出す勇気とやってみることの大切さを伝えてくれたように思う。
この記事が、読んだ方の最初の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?