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卒業生必見!学校のアカウントで卒業までにしておくべきこと&卒業後はどうなるの?

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N/S高新聞 (https://nshigh-news.jp/)

取材・文=りんと(N高6期・ネットコース)

横内勇気さん
N高等学校を2022年3月に卒業
現在、経験学習部、ナレッジベース運営チーム、N/S高新聞システムチームに所属


突然ですが、N/S高生であれば当たり前のように使っている学校アカウントがありますね。
例えばSlackや学園Googleアカウント、N予備校などです。
入学当初、登録や初期設定については方法や注意点などを学んだ記憶があるかと思います。しかし、卒業する時、つまりログインできなくなる時とその後については気にかけたことがない方が多いのではないでしょうか?
ということでこの記事では、学園や公式から出ている情報と卒業生の方のお話を元に、各種学園アカウントのその後について紹介しようと思います。
(記事の最後に学内ヘルプセンターの全てのリンクをまとめて掲載します)


Slack

まず、N/S高のワークスペースでは、個人で手続きしていなくても有料プランに入っているため、投稿から90日以上が過ぎたコメントや画像もそのまま残されます。
加えて、もともとのN/S高のワークスペースの権限により、アップロード後のファイルや画像のタイトル編集・削除は可能ですが、一度投稿したコメントは二度と編集・削除することができません。※1
N/S学内ヘルプセンターによると、Slackを使える期間については「在学期間中です。退学/卒業時はアカウントが解除され、ログインできなくなります」と書かれています。※2

一度投稿したコメントは削除することはできませんが、過去に投稿した画像やファイルの中で残しておきたくないというものは、早めに削除しておくことをおすすめします。


卒業生の横内さんのお話によると、
Slackにログインできなくなる時期は、事前にメールで案内されたそうです。2022年3月に卒業する生徒に対しては2022年4月1日対応が予定されていたようです。

ログインできなくなる前にしておいたことは、「お気に入りの投稿のスクリーンショットを撮ること」だそうです。見られなくなってしまう前にいいなと思ったやりとりや画像を撮っておくと、卒業してからも卒業アルバムの一部のような感覚で思い出として振り返ることができそうですね!

ログインできなくなってしまってからしておけばよかったと思ったことは、ギリギリまで多くの人とDMで連絡を取ったりtimesで交流することだそうです。N/S高生はインスタグラムやTwitterなどのSlack以外の連絡ツールを持っていない限り、どんなに親しくしていても卒業してしまうと連絡を取ることが難しくなります。ネットコースの生徒は、スクーリングや単位認定試験を過ぎてしまうとSNSを交換する機会もほとんどなくなってしまうため、卒業までSlackで交流しながら連絡を取り合う手段を交換しておくことが重要になりそうですね。

※1…学内ヘルプセンターより  Slackでの編集と削除について

※2…学内ヘルプセンターより  Slackを使える期間はいつですか?

N予備校


N予備校とは、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する、ドワンゴ学園に在籍する生徒に向けて提供されているeラーニングサービスです。N/S高校の生徒向けではありますが、主要なコースは一般の方でも受講することができます。
私たちN/S高生は自動的に有料プランに加入されますが、卒業すると有料プランを解約した場合と同じ扱いになります。そのため、アプリ自体は続けて利用することができますが、視聴できる講座と利用できるコンテンツが限られてきます
N予備校のホームページによると、体験受講生(無料)とN予備校生(有料)では、利用できるサービスにこのような違いがあるようです。

N予備校のホームページより)

気になる講座・コンテンツがあり、まだ視聴・利用できていないという方は早めに視聴・利用しておくことをおすすめします。(忘れたくない内容がある場合はノートにメモを取っておくといいかもしれませんね。)

卒業生の横内さんのお話によると、
ログインできなくなる時期はSlackと同様に事前にメールで案内されるようです。

ログインできなくなる前にしておいたことは、見ておいた方がいいと思う授業をできるだけ多く見たことだそうです。特に、N高ロゴがついているN/S高生限定授業は、卒業後見られなくなってしまうため見ておいたそうです。

ログインできなくなってしまってからしておけばよかったと思ったことは、苦手な科目の必修授業をもう一度見ておくことだそうです。教科書だけでは理解しにくい、復習しにくい場合があるので、解説付きの必修授業は再度試聴するといいかもしれませんね。


Googleアカウント(Gmail、ドライブなど)


学園用Googleアカウントは、学園からひとりひとりに配布されたその人専用のアカウントです。このGoogleアカウントがあることで、在校生限定の様々なサービスを受けたり、アプリを利用したりすることができます。
学園用Googleアカウントを利用したサービス・アプリは、学内ヘルプセンターによると、アカウントの他にClassloomGmailドライブフォームサイトChromeYouTubeカレンダーがあります。
以上の中によく利用しているツールや保存しておきたいデータに心当たりがある方は、早めにチェックしておきましょう。

学内ヘルプセンターによると、Googleアカウントを使える期間は「在学期間中」と書かれています。※3
卒業・退学などで在学資格を失った場合、学園用Googleアカウントに保存されているデータはすべて削除され、復元することはできません。※3 

在学中に学園用Googleアカウントで作成したデータを卒業後も保持したい場合は、バックアップを取るようにしてください。メールなどの場合は、プライベートで利用しているアドレスへ転送したり、ドライブデータはパソコンなどにダウンロードしてご自身で保管するようにしてください。

卒業生の横内さんのお話によると、
ログインできなくなる時期は、Slackと同様に事前にメールで案内されるようです。

ログインできなくなる前にしておいたことは、Googleドライブの移行だそうです。N/S高で制作したデータで消えてほしくないものがドライブに残っている、という場合は必ず移行をするようにしてください。

ログインできなくなってしまってからしておけばよかったと思ったことは特にないとおっしゃっていました。学内ヘルプを参照してアカウント移行※4 さえしておけば安心できそうですね。

※3…学内ヘルプセンターより Googleワークスペースヘルプ

※4…学内ヘルプセンターより Googleドライブ アカウント移行の手順

その他学園アカウントを使用するツール(Adobeを例とする)

N/S高には、学園アカウントを使用することで利用できるツールが多くあります。例えばAdobeやクリスタなどです。その中で、この記事ではAdobeを例に紹介します。

学内ヘルプセンターによると、Adobeはアカウントの引き継ぎをすることができません。※5
在学中に制作したデータを卒業後も取っておきたい場合は、既存のアセットを一度ダウンロードしてご自身の別のIDでログインしアップロードする必要があります。※6
何もしないままであれば、学園アカウントが使えなくなると同時に全てのデータが失われてしまうため、残したいものがある場合は必ずダウンロードしておくようにしてください。

卒業生の横内さんのお話によると、
ログインできなくなる時期は、Slackと同様に事前にメールで案内されるようです。

ログインできなくなる前にしておいたことは特にないとおっしゃっていました。

ログインできなくなってからしておけばよかったと思ったことは、アセットを残しておくことだそうです。また、課題授業などの教材はライセンスが切れてしまう前に制作しておけばよかったと思ったそうです。
学内ヘルプセンターにも書いてある通り、アセットのダウンロードは可能であればしておいた方がよいと考えられます。

※5…学内ヘルプセンターより Adobeアカウントの引き継ぎはできますか?

※6…学内ヘルプセンターより 卒業に備えて、アセットの引き継ぎは可能ですか?

Discord


部活動や同好会活動、個人のtimesなどの活動のためにDiscordを利用している方は多いのではないでしょうか? おそらく各活動でサーバーが作られていて、入る必要がある人、入りたい人は参加しているという形でしょう。
Discordは、N/S高に関係なく誰でも利用できるアプリです。そのため、参加している各サーバーで「卒業・退学時の退会」が定められていない場合は、在校生でなくなっても利用し続けることができます。

実際に私が参加している同好会でも、卒業生と在校生が交流するための合同定例会というイベントを設置している同好会が多くあります。
設置されていない場合で卒業後も残りたいと思う方は、トラブル防止の観点から会長や運営メンバー、サーバーのオーナーに確認を取ることをおすすめします。

学内ヘルプセンター

終わりに

この記事を執筆していて、私自身にもよくわかっていなかったことがかなりあることを実感しました。どうなるのだろうと気になっていても、調べるきっかけがなくそのままにしている方が多いのではないでしょうか?
この記事をきっかけに、卒業に伴う学園アカウントに対する疑問が少しでも解決したらよいと思います。


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