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時代錯誤の管理職

これまで大企業から中小企業のいろいろな人達と仕事をしてきました。
この経験で得られたことを紹介します。
中小企業では簡単に間接部門の要員を増やすのは難しい面がありますが今回は、ここでの出来事についてです。

これまで事あることに、『各部門の部長は遅くまで残っている部下がいる場合は自分も残っるべき』と主張していた。
理由は、特にはっきりしたものがあるのかないのか不明であるが、何か持論があるようです。

総務経理部
 毎日定時以降遅くまで残って仕事をしている。
部長以下その部下の課長も早く帰りたいがA部長が残っているので帰れないとこぼしている。
会社状況として、生産計画から要員補充しているが、損益分岐点悪化し労務費が増加している。このままでは、赤字になってしまう状況。

総務経理部長、ある会議にて
損益分離が悪化しているので職場は要員不足だが遅くまで残って課員と業務処理をしている。
『これまで長らく要員補充しないでやっているのに、簡単に要員補充しようとして一体製造部は何を考えているんだ!』と、怒っている。
『自分と部下の課長以下3名体制で経理業務を遅くまで残って処理しているんですよ!』
『毎月の決算を日程通りに進めるために、毎月遅くまで残っているんですよ!わかりますか?』
一方的に自分の言いたいことを言っている。
残って頑張っていることをアピールしている。

今は
この部長は、毎月残って業務しているんだから他の部長も同様なことをすべきと、毎月遅くまで残って業務していることに価値基準がある。
価値基準が、残業をすることとなっているのは今時、昭和時代の考え方であると思う。そもそも、部長という立場なら本業は業務改善をするのが仕事であるし、それが出来る立場でもある。
昭和時代は、残業することに価値基準があったが令和の現代は、いかに業務改善するかの価値基準でありそれができないのであれば管理職の価値がない。毎月同じルーティーンなら幾らでも改善の余地がある。

まとめ
昭和時代は、いかに残業しているかに価値観があった。
令和時代は、最低でも業務改善するのが当たり前の時代。
そのためのツールは世の中に山程ある。ただ、知らないだけ。
いまだに、中小企業にはこのような価値観の管理職が蔓延していると思う。
だから生産性が低いと言われ続けることと思いますよね。

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