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あるべきから離れてみる。


「どんな生き方をしたいのか?」


サニー・ハンセン博士のキャリアの捉え方を知るまで私の中のキャリアとは「仕事」のことのみ、せいぜいそれにプラスして「家庭」がちらっと入っている程度でした。

でももっと大きく人生、ひろーく世界という視点で含めた上でキャリアが選択できる、というのは目から鱗!状態になったことを覚えています。

・キャリアを「仕事」だけではなく、その人の人生における色んな役割全体から考える。

・キャリアを一個人の問題としてだけではなく、社会全体の中で考える

個人の中のキャリアについては、お仕事という枠に関することだけではなく、その人が人生を通して行う役割を全部あわせてキャリアだと考える。

社会の問題としてとらえると、その人が所属する集まりなど、個人をこえて広がっているものも要素に含まれます。

キャリアを選ぶときに、こういう俯瞰した視点が必要だよね、ということです。

ドナルドスーパーさんのライフキャリアレインボーの考えに影響を受けて考えられていると思います🌈
↑この考え方本当好き。

人生における役割


以下の通り4つあるよ、とされています。
労働(Labor)
学習(Learning)
余暇(Leisure)
愛(Love)


ハンセンさんは、この役割の組み合わせをキルトに例えています🪡

一人一人が自分の人生のキルトのパターンを持っているとしたんですね。キルトの組み合わせは、その人自身にとって意味があるものとも。

キャリアを長期的、広い視点で、見ていくということは、今の一点だけを見て、何かを置いて行ったり捨てたりすることではない、ということです。

6つの重要課題

ハンセンさんは、ライフプランニングにおいて以下が大切だと言っています。

1.グローバルな状況を変化させるために為すべき仕事(環境、職場、ジェンダー、多様性への理解、暴力、貧困・飢餓を減らすことetc)

2.人生を意味のある全体像の中に入れる
(性別関わらず自分の人生に満ち足りた気持ちや結びつきを感じられるようにすること)

3.家庭と仕事を分断しないで繋ぐ
(パートナーと協力しあうetc)

4.多元性と包括性を大事にする
(人種や性別、年齢、障害、言語、宗教などについて色んな視点から考えられるようになること)

5.個人の転機と組織の改革に対処していく
(キャリア選択をその人自身が決断して、組織や集まりの中で変化の担い手になること)

6.精神性、人生の目的、意味を探求
(自分を理解すること、精神性が大切とされている)


あれ?何のために働いているのかなー…とか生きがいって?となる時にぜひ見つめなおしてほしい。

BORN FREE


ハンセンさんが指揮してきた「BORN FREEプログラム」というものがあります。
(to Build Options, Reassess Norms, and Free Roles through Educational Equity)

これは女性だから、男性だからこういう風にしないといけない、またはこうしてはいけないといったようなジェンダーによる役割の思い込みや固定観念を取り除き、その人の可能性や人生の選択肢を広げることを目的としたプログラム。

私たちの周りには、たくさん、〜べき、が溢れていると思います。
少し離れてみるその時間を持つことで、自分の人生が、働くことが、そして生きることがもっと満ちるものになると良いですね。


ここまでお読みいただきありがとうございました(*´꒳`*)

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