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マガジン

  • 或る阿呆の一生 芥川竜之介

    昭和2年 青空文庫

  • ▽月刊NAUSICA▽6月号▽ ぼくらの文芸マガジン

    内容: 6月特集...村上春樹の何が人を惹きつけるのか。 定期...文芸の投稿作品、読者のQ&A, 文芸士育成計画。

  • コンテンポラリと真夏のダンス

    真夏の生き物は、川底でプクプクと息をした

  • 🐈短編🐈

    短めのものだよ、短足だね

  • 🐾足跡帳🐾

    コメント残してもいいよ、残さないこともあるね

最近の記事

或る阿呆の一生 0-1 芥川竜之介

或る阿呆の一生 0-1 芥川竜之介

マガジン

  • 或る阿呆の一生 芥川竜之介
    2本
  • ▽月刊NAUSICA▽6月号▽ ぼくらの文芸マガジン
    2本
  • 🐈短編🐈
    2本
  • コンテンポラリと真夏のダンス
    2本
  • 🐾足跡帳🐾
    1本

記事

    天道蟲

    朝起きたら身体中に天道虫が這っていて、ぼくはそれを一匹ずつ手に取り床に放り投げる。床には放り投げられた虫がうじゃうじゃと、それこそ絨毯にまかれたスパンコールみたいに煌めいているので、ぼくは吐き気を通し越して無心になる。震えがする。いや、死んでるかも。 虫の身体は暗いところで光るような発光体で、明かりのついた部屋でも薄黄みどりの発光色、薄い水色を混ぜたような蛍光ペンみたいに、きらきらと輝くので、気持ち悪いのに美しい。 自分の顔を毎朝鏡で見て、醜いなと嘲り笑って悲しくなる。元

    20170616 無題

    なにも書きませんでした。残念。

    20170615 続くこと、送る相手、

    どうでもいい日記について、結局どうでもいいとはなんなのか、さっぱり何もわからなかったどうでもいい日記は、どうでもいい日記って結局なんなんだよとつづきを書いて、川沿いで煙草吸いながらつづきを半分ほど書いて、こんだけ書けばあとは家でつづきを書こうと家に帰り、家に帰っても書かないという「半分手がけたが最後までやらない」というよくあるパターンだった。ひとまずその日記は一時置いておく。 なぜ昨日手が止まったかというと、一回目の日記はだ・である調で書いたのに、二回目 気が向いたらつづき

    20170615 続くこと、送る相手、

    20170614 どうでもいい日記の続け方、それは影、だからドーナツ。: Q=

    どうでもいい日記を書くために、前回はテーマ選びの話をしました。自分がやる気を持って書くものが決まりました。 「決まっていません」 決めたとしてください。「決まっていません」 だから決めたと「決まっていません」 テーマや目標を決めてという時、多くの書き手は簡単に「さて目標が決まりましたね、では計画を立てましょう」と話を進めてしまうけれど、そもそもそのテーマや目標が決まっていなければ、話はそれ以上進まない。 だからぼくらの書くどうでもいい日記は、これ以上書けない。なぜならまだ

    20170614 どうでもいい日記の続け方、それは影、だからドーナツ。: Q=

    20170613 どうでもいい日記を書くためにぼくらが必要なこと、または雨、もしくは鎖。: Q=X

    どうでもいいことを書くにしたって、 ①適度な睡眠 と ②それなりの体調 が必要で。 ①適度な睡眠を保つためにはそれなりに a. ゆとりのある仕事のスケジュール と b. 趣味をほどほどでやめる加減 が必要で、 ②それなりの体調を保つためには c. ゆるやかな運動と d. ほどほどに栄養のある食事 が必要だ。 つまり我々がどうでもいい日記を書くに当たっては、「どうでもいいことをするための睡眠と体調」を整える必要がある。 だからいまぼくがこうして日記を書けるのは、いまぼくが

    20170613 どうでもいい日記を書くためにぼくらが必要なこと、または雨、もしくは鎖。: Q=X

    内容: 定期のつづき

    定期 日常Q&A: 読者の質問 ふだんからぼんやり考えているのによく分からないこと、日常であるけどもやもやすること、これはなんか違うなと思うこと、私だけなのかなと思うこと、そんな人が生きる上で出会う様々な出来事を、ask.fmやコメント欄を使って集めていきます。それは質問でもいいし、一歩進んで意見になってもかまいません。ぼくらで日常を考える場所にしていきましょう。 ぼくらの文芸士アカデミア: 文芸士育成計画 この場所を文芸界隈を楽しむ場とするなら、その界隈を担う人材の

    内容: 定期のつづき

    内容: 6月号特集、定期

    6月号特集 村上春樹の何が人を惹きつけるのか 現代、21世紀における文芸界隈の日本人で、世界的に評価され、幅広い読者を獲得している文芸士は、村上春樹を差し置いて他にいません。彼の何が、人々を惹きつけ、魅了し、興奮させているのか、その要因を探る、梅雨の特集です。 定期 文芸の投稿作品 書きたいものと読みたいものが集まれば、そこに文芸の界隈が生まれます。ここにその為の場を作り、文芸を楽しみたい人に向けて、文芸の作品、「文章の芸術の結晶」を集めます。詩や俳句・短歌・都々逸

    内容: 6月号特集、定期

    はじめに:「月刊NAUSICA ぼくらの文芸マガジン」とは

    ぼくらの趣旨 同人文芸雑誌を作り、文芸界隈を楽しみます。 ぼくらの目標 ネットプリントや文学フリマの出展、コラボを通したデザインフェスタ出展を計画します。 ぼくらの計画 note雑誌...基本無料 ネットプリント...印刷費 文学フリマ雑誌...印刷費+α デザインフェスタ雑誌...印刷費+コラボ費+α

    はじめに:「月刊NAUSICA ぼくらの文芸マガジン」とは

    燃えないゴミ

    捨てたのはもういらないからで、 土にも還らない廃棄物みたいに、 用も無いのにいつまでも、 部屋の中に居場所を作っている。 消えてなくなれ。 唱えるだけで無くなればいいのに。 頭の中でくるくる廻る、 妄想みたいな、 どこにも居場所の無い物に、 代わりに行き場を与えてほしい。 唱えるだけで現れたらいいのに。 燃えないゴミ。 燃やせないゴミで、 燃やす気もないゴミ。 虚勢を張った犬みたいな、 君の顔に 落書きをしたい。 どこにでも居場所を作る、 勝手に住み着いてくれたらいい。

    燃えないゴミ

    パリストラ街の地下道

    #断片集  地下とは地面の下のこと。つまり目に見えないように表から隠されたもの。 「声が聞こえるのは、商人?」  硬いゴツゴツとした壁で囲まれている。角灯が照らすのは、黒いローブを着た老人。 「近付いてはいけない、魂を奪われる」

    パリストラ街の地下道

    黒猫がほしかったのは優しさではなく、空腹を満たせるなにかだったのだ

    黒猫がほしかったのは優しさではなく、空腹を満たせるなにかだったのだ

    黒猫と真冬の唄

    寒がりなのはいつものことで、 わたしはいつもより暖かく カフェオレを飲み、 テレビの占いは(いて座は) そこそこ良くて、 ラッキーアイテムの枝豆なんて 持っていないから、 緑色のボタンをかばんに入れた。 あなたがくれたという書き出しを、 わたしは好んで使う。 あなたがくれたとわたしが書いている間に、 わたしの頭の中には 何が浮かんでいるかというと、 かわいい猫でもなければ さみしがり屋のネズミでもなく、 「あなたが噛んだ小指が痛い」 といういつかどこかで聞いたCMの ワンフ

    黒猫と真冬の唄