パニック症で会社辞めたけど、あれはADHDだったのかもしれない①
最近、ひょんなことから発達障害について調べていました。
「調べていました」というか、もともと多少の知見はあるつもりで、むしろ以前一度ADHDと診断されたことがあるのですが、検査があまりにも適当だったので、その診断自体は信じていません。
ただ、ここ数日で発達障害にまつわる本を何冊か読み込むうちに「あぁ、あれはADHDの二次障害としてのパニック症だったのかもな」と思い始めたので、その想いなど記しておくことにします。
会社を辞めて、もうすぐ2年経ちます。
当時働いていたのはベンチャー企業。教育系の企業でした。
わたしは子ども向けプログラムの企画運営をしていたのですが、ひとり部署だったため、参加者募集も外部への営業も当日の運営もwebサイトの改修・更新も何もかもひとりで行っていました。
その仕事自体は好きでした。
社会的意義も使命感もあったし、子どもも好きです。ただ、やることが多すぎて、しかも幅が広くて、どれからやったらいいかわからない状態。それでも、事業への強い想いと「なんやかんやでいい感じにまとめる」能力はそれなりにあったので、上司からもなんとか多めに見てもらっていました。
が、環境が変わったのは、それまでの上司が退職し、新上司に変わったタイミング。
新上司は、週次のミーティングできっちり進捗を確認してくれます。
でも、わたしの作業はあまり進んでいないんです。
というか進む時と進まない時のムラがありすぎて、細かに定点観測される週次の進捗確認が辛いのです。
ベンチャーだしね、スピード感が大事なのはわかるんですが、やること多すぎて優先順位を見失う。。のに、新しいことを思いついて、着手して、むしろ自分でタスクを増やす・・・
一度、上司に相談したんです。
「もうしんどいです」と。
すると、その上司は一緒に考えてくれました。
上司「どうしたらいい?」
どうしたら・・・?
人が増えればいいんだろうか?でも、わたしのこのとっちらかった頭の中を別の誰かにシェアすることがもう辛そう。
仕事が減ればいい?いや、でもいま手がけているコンテンツは今が勝負だから、減速してはいけない。(いや、もうしてるんだけどね…)
どうしたら・・・?
結局わたしにはわからなくて、
「このままがんばります」
と答えて終わりました。
それが退職する半年前の夏。
ちょうどその頃、心臓がとてつもなく苦しくなるという事件が起きました。
心臓はどくどくと波打つし、呼吸はしづらいし、横になる以外どうしようもない。「心臓の病だ、死ぬかもしれない」と思う一方、お風呂あがりだったので「のぼせたのかな」と信じたいわたし。
次第に苦しさはなくなったので、ちょっと不安を抱えつつもその場はそれでおしまい。
いま考えると、完全にパニックの発作です。
でも、当時はパニック症なんて思いもしないどころか、症状も知りませんでした。
その後も仕事はハードになり、さらに他部署と二足のわらじを履くことになり、もう自分が何をしたいのかわからない状態。その年の秋は精神的に限界でした。
そして、年明け。事態は急変します。
会社にいかなければならないのに、体が震えて言うことをきかない。大声を出して暴れてしまいたい。
どうしよう、わたし、普通じゃない。。。
どうしたらよいか、わからなくなりました。
長くなりそうなので明日に続きます。
書籍購入ほか活動費にあてさせていただきます。