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【賃貸トラブル】検証①損害額

前回からの続きになりますが、前回まで内容はこちらになりますので、ご一読ください。

では、検証①を始めて行きますが、まず今回、瑕疵物件により、家財のほぼ全てを失った訳ですが、この「ほぼ全て」の量と金額を算出したいと思います。

弁護士の先生からは、「一点一点書き上げてください」と言われましたが、現実不可能でした。ですから今回は、量から金額を算出していきます。

始めに一回目の引っ越し時に、3tトラック🚚を満杯にして、事件のあったマンションに入居しています。そこから事件後、廃棄業者の2tトラック🚚を満杯にして家財を廃棄してます。差し引きして、残1tの家財がまだありますが、そこから、友人のNPO法人の事務所にSOHOデスク🖥️などをお譲り(1/3)し、また自分で現金化できそうな小型家財は、リサイクルショップに持ち込み(1/3)ました。ですから、1tの2/3は自分の手元から更に離れました。この時点で、量的には、約330kg(1/3)の家財が私の手元にまだあります。

そこから趣味の品々ですが、BOOK・OFF📖で書籍、ゴルフパートナー⛳でゴルフ用品などを泣く泣く😢処分しまして330kgの1/2とし、計算上165kg程度、最終的に家財は手元に残ったことになります。実際、運び込んだ感覚として、ほぼ計算と同じように思います。

これを%に換算すると、3tから165kgですから、5%程度しか家財は手元に残らなかった、と言うことになります。
この5%を金額に換算しますが、まず損害額の全体が出てませんので、損害額の全体を概算で出します。

当時掛けていた火災保険で家財価値を判定しますと、家財300万の保険でしたので、そのまま300万とするAコース。

弁護士の先生は、「独身の方の家財相場は、30~40万です」と言われていましたが、私のマンションには元嫁の家財がそのままあったりしまして、物だけは多かったので×2にさして頂きます。ですから、35×2=70万、そこから趣味の物品であるゴルフ用品⛳や書籍、釣り用品、ゲーム機器など30万と見積り、概算100万とします。Aコースの1/3のBコース。

ここから、更に損害額を具体的に詰めて行きます。
300万の5%は、15万ですから、300-15=285で、Aで算定した場合。家財損害額は、285万円となります。
同様の計算で、Bの場合は、95万です。

家財損害額を出すだけで、なかなか大変ですが、ここからは、項目別に概算で出します。
・引っ越し二回(事件前と後)
 合計21万
・入居時の礼金等 15万
・家賃と共益費(空家賃含め)
 25万 
・自己での改修・対策費用
 1万
・緊急避難時のホテル代
 1万
・廃棄業者への支払い
 7万
・弁護士先生への支払い 
 15万
他にも探せば出ますが、とりあえずは、以上を合計しますと…

損害額は、Aは370万円、Bは180万円となります。ただし、弁護士先生が出された損害額概算は、元嫁の分の家財や趣味の品々の加算を省いた額が提示されまして、Bより60万程少ない額でした😢

結果、弁護士先生から「このまま戦っても得れるものは少ないです。」と言われ、「相手が誰であっても、きったんさんが戦うと言われるなら、私もやります。」とも言って頂きましたが、検証(証拠)の為に、引き続き空家賃を払い続ける必要があることや、最終的に費用が勝ち取った内容を上回る可能性が出て来たことなどから、相手方と合意する決断を致しました。

今回の記事から、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、「保険は利かなかったの?」という疑問ですよね?その通りです。この保険についても、以降でナンバーをつけて、「その時、保険会社はどう判断したか?」を書きたいと思います。

今回も長文お付き合い、ありがとうございました。m(_ _)m