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8.アプリ婚活の要はメンタルコントロール
つくづく思う、アプリ婚活はプロジェクトで、その要はなんといってもメンタルコントロールだと。
自分の強みや差別化ポイントは?市場のニーズは?競合にはどんな子がいるのか?1回のファーストコンバージョンにはどのくらいのリーチが必要か?そこからの検討期間はどのくらい?
…というのはさておき。
心持ちとしてはプロジェクトのつもりで目的を達成するために、感情を持ち込まずに取り組む。その方が精神衛生上も耐えうる。
現代社会に彗星の如く登場したこのマッチングシステムのプロセスはまさに五十歩百歩。
少々進んだと思って悦に浸っていると、容赦なく引き戻され、ときに耐え難い苦痛を味わうことすらある。
スタートに戻るどころか、自尊心を傷つけられるという意味では、スタートラインよりもはるかに前にコマを戻されるというような始末だ。
会ってみて好印象だったとしても2回目がないことの方が普通。
数回デートを重ねてからクリスマスに誘われて一緒に過ごした男性と翌週に連絡が取れなくなったこともあるし、断っているにも関わらず粘着されたこともある。
打ちのめされるような出来事の連続で、それでもわたしがアプリを続けられたのは、正直なところ心を無にしてプロジェクトとして仕事マインドで挑んでいたことが大きいと思う。
プロフィールを記載して、自分に合いそうなお相手の条件を設定。条件に基づいた検索をしていいねをしてみる。気に入った人に限るというよりも、可能性のありそうな人には広くアプローチしてみて、新着入会のチェックも欠かさない。そして、その中からメッセージが弾みそうな人と短時間でも会うことにこぎつける…
一連のアクションを流れ作業として短期間に高速で繰り返す。
このマッチングアプリというシステムには「感謝と憎悪」という両極端の感情を抱いている。最終的に夫と出会えたという意味では、この時代に存在してくれることには心から感謝しているが、そのプロセスに関しては控えめに言っても苦痛しかなかった。
システム構造上、落ち込んだり、傷つくことは避けられない中で、それをポジティブに捉えろと言われてもなかなか難しいときもある。
そんなときは無理にポジティブになろうとせず、仕事マインドに切り替える。
日々の出来事に傷つき、ネガティブマインドに陥って何も行動できなくなってしまうよりも、冷静な頭を保ちながら状況判断できた方がチャンスは拡がると信じていた。
いくつかのマッチングアプリを始めたものの、うまくいかない状況が続いたとある友人は、Tinderのプレミアムプランでアメリカに場所を指定し、マッチした数人と会うために渡米した。
彼女の冷静な判断力、自分の強みがワークしないであろう市場に対する見切りの早さと華麗なるピボット、そして行動力はまさにあっぱれ。その中のひとりと晴れて結婚し、今では可愛い娘さんにも恵まれている。
辛い時は、思い切って離れてみるのももちろん良い。
自分の心の声を聞きながら、冷静な判断力を持って、やれるところまでやってみよう。
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