見出し画像

7.アプリで身バレしたくない。顔出しせずに成り立った私の婚活

前回ちらっと書いたが、わたしはマッチングアプリのプロフィールで顔を出さずに婚活して、結婚にいたった。

理由は当時社内外多くの関係者と関わる管理職であったことと、対外的な取材や講演などもあったため、どうしても不特定多数への身バレを防ぎたいという浅はかな思惑があったのだ。

世の中にはプロフィールの顔出しがないことを不誠実だと受け取る方も一定数いるようで、顔が見えないことによって逃すチャンスもあることは事実。

なので決してこの方法を推奨するということではないが、部下を持つ管理職の方など、もしも身バレで二の足を踏んでいる方がいらっしゃればこんなケースもあるんだ、と気軽に構えてもらえればと思う。


巷ではアプリで、よりたくさんの「いいね」を集めるような'盛れる'プロフィール写真の撮影サービスや、スタジオで撮影するようなオフィシャル写真が必要になる結婚相談所もあると聞く。

一方のわたしは、そんなファンシーな撮影どころか、苦肉の策である「顔の上にスタンプ」で一連のアプリ婚活を貫き通してしまった。

プロフィール写真は数枚アップできる仕様になっていることが多いが、なんとなくのスタイルや雰囲気がわかる写真を複数枚掲載していたことは相手にとって多少の安心材料にはなっていたかもしれない。

また、大学名や勤務先の業界、住んでいる地域など、人となりがわかりそうな情報も一通りは記載していた。

ただ、すべての写真の顔の上にはLINEのキャラクタースタンプ。いまとなっては、よくマッチングしたなと驚嘆を禁じ得ない強攻策である。

マッチした後、メッセージ上で顔写真の提示を求めてくる方もいた。その場合抵抗はあったものの、それでも会ってみたいと思う場合にはデータを送った。

ただ夫も含めてアプリ内で出会い、良いなと思った数人は不思議と事前の写真提示を求めてくることが少なかったように思う。

とりあえずさくっとお茶でもしましょう、という流れが通例だったのは、当時住んでいた場所が利便性の良いエリアで、独身男性のご近所さんが多かったことも奏功していたかもしれない。

事前の写真提示を求めない人たちは、あまり見た目に重きを置かないのだろうか、とも考えたがそうでもなさそうで、旦那に聞いたわたしの第一印象は「タイプの顔とスタイル」だったそうだ。

絶世の美男美女である必要はないが、その人にとっての外見や雰囲気の好みであることは、やはり婚活を前に進める大きなファクターであることは古今東西変わらず、それは第一印象はもちろん、その後結婚生活を営む上でも、好きな見た目と佇まいであるというのは結局多くを解決すると思う今日この頃である。

メッセージを重ねたり、リモートで会話を続けることよりも、数分でもいいから一度会うことの方がはるかに多くの判断材料を手にいれることができる。わたし自身も気になる人とはまず会うことを優先していた。

もしも身バレを恐れて二の足を踏んでいる方がいらっしゃったら、こんな珍事例もあるんだと思ってもらえたら嬉しい限り。(繰り返しになりますが顔を隠すことを推奨するものではありません)


この記事が参加している募集

#この経験に学べ

54,341件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?