見出し画像

ノーコードタスク自動化ツール「Zapier」の使い方

今回の記事では、ノーコードで公私ともに使えるタスク自動化ツール、Zapierを紹介したいと思います。

https://zapier.com/


Zapierのサービス概要・構成

上述の通り、Zapierは単独で何かを作れるというツールではなく、既存のサービスを連携させて特定のアクションがあったときに他のサービスと連動させて別のアクションを行うよう設定できるというツールです。
基本的には一連のアクション内容を「Zap」というパッケージとして定義し、それらを管理するのが主な機能です。

それぞれのZapは下記で構成されます。
トリガー:連携を行う対象のサービス
アクション:連携させるサービスの対象の動作

連携できるツール

記事投稿日(2021/03)現在、公式の記述では3000種類以上のアプリ連携が可能とのことで、英語ではありますがこちらのページから使用できるツールや事例を参照することができます。

一部有料プラン限定のものを除き、無料でほとんどのツールが使えます。
下記はほんの一部ですが、メジャーどころでもかなり多岐にわたっていることがわかるかと思います。

Google系:スプレッドシート、Gmail、カレンダー、Googleフォームなど
SNS:Twitter、Facebookページ、Youtube、GitHubなど
ノーコード:Airtable、Webflowなど
その他:WordPress、Slack、Trello、Stripe、Evernoteなど

使い方の具体例

https://newspicks.com/live-movie/825

たとえばNewspicksさんの記事では、ランディングページ+メルマガの実装ができるツール「mailer lite(メーラーライト)」とチャット形式をベースとしたコミュニケーションツール「Slack」を連携させて、メルマガで通知が来た際にSlackで通知させる事例を紹介されています。

https://www.mailerlite.com/

https://slack.com/intl/ja-jp/


Zapの作成、設定手順

実際に自身でもZoom+Slackで、作成した部屋を自動で通知する機能を作ってみました。
まずアカウントを作成すると下記のようなダッシュボード画面を参照できるようになります。

スクリーンショット 2021-03-06 18.54.36

ダッシュボードかメニュー内「make a zap」でZapを作成できます。
今回はzoomで新しく会議を作った際、Slackで通知を行うというZapを作ってみます。

スクリーンショット 2021-03-06 20.08.21

①トリガーでZoomを選択すると連動したトリガーイベントを選べるようになるので、今回は会議が作成されたタイミング、「New Meeting」を選びます。
サービス間の事前承認が必要な場合があるので、そのときは別途設定してください。


スクリーンショット 2021-03-06 20.14.44

②次にアクションを行う側の設定でSlackを選択します。
チャンネルへの送信やリマインダー追加などが行なえますが、今回は個人DMへの送信を選びます。
こちらも連動サービス認証を別途行います。


スクリーンショット 2021-03-06 20.18.41

③アクションを行う際の送信内容や複数アカウントへの送信の有無、Botとしての送信など各種設定を行います。


スクリーンショット 2021-03-06 20.22.22

④設定内容の最終確認後、テスト方法を選びうまく動いているのを確認して「Turn on Zap」を選択すると、Zapが作られるようになります。


スクリーンショット 2021-03-06 20.33.17

スクリーンショット 2021-03-06 20.36.46

設定した成果を見てみます。
zoom:ブラウザ
Slack:Macのデスクトップアプリ
でのプレビューですが、zoomで新しく会議を作り保存したタイミングでSlack側での通知が確認できるようになりました。


使ってみたまとめ

英語ベースなので最初は読み解くのに苦労するかもしれませんが、各サービスの機能をある程度把握していればUIもわかりやすいですし直感的に操作できるというイメージでした。

・Youtubeの投稿やRSSの情報を各種SNSに自動発信
・Googleスプレッドシートの内容をTrelloに自動アップロード

といったタスクが無料プランでも1000件作れるようなので、公私、個人/・グループ問わずかなりの利用パターンが考えられると思いました。
自動化はタスクの効率化だけでなく人的ミスの削減などリスク回避にも活用できるので、今後も注目していきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?