見出し画像

アウシュヴィッツ博物館3日間オンラインスタディ

ポーランドの国立アウシュヴィッツ博物館は、ホロコーストの虐殺の現場であり、追悼と教育の場として毎年世界各地から見学者を迎えています。この場所に立つと、憎しみや偏見、暴力を生み出したものは何だったのか、なぜ今も終わることがないのか、多くの問いが与えられます。

この夏、同博物館より日本のための特別オンラインプログラムを提供していただけることになりました。

アウシュヴィッツでの虐殺の実態だけでなく、虐殺に至ったプロセスや第二次世界大戦の悲劇がヨーロッパや世界、そして今日の私たちにどのような影響を及ぼしてきたかを学び考えます。さらに、教育の場でこの歴史を取り上げる意義や課題についても考えます。

アウシュヴィッツを訪ねたことがある方も、これから訪ねてみる方も、ポーランドで研究と教育の最前線で活躍する専門家たちより学んでみませんか。

皆様からのお申込みを心よりお待ちしています。


【日時】
2022年8/8(月)、9日(火)、10日(水)

【会場】
オンライン(zoom)
    
【プログラム】

1日目│8/8(月)

15:00-15:10 開会挨拶
15:10-15:30 アウシュヴィッツ・ホロコースト国際教育センターの設立経緯と事業について
15:30-17:00 ①[講義&質疑応答]ナチ強制収容所システムの中のアウシュヴィッツ
17:00-17:15 休憩
17:15-18:45 ②[オンラインツアー]アウシュヴィッツ第一収容所


2日目│8/9(火)

15:00-16:30 ③[オンラインツアー]アウシュヴィッツ第二収容所(ビルケナウ)
16:30-16:45 休憩
16:45-18:15 ④[講義&質疑応答]ポーランドにおけるホロコースト教育 その可能性と障害


3日目│8/10(水)

15:00-16:30 ➄[ワークショップ]ホロコースト教育におけるアーカイブ資料と証言の活用
16:30-16:45 休憩
16:45-18:15 ⑥[ワークショップ]反差別と人権教育におけるアウシュヴィッツの意義
18:15-18:30 閉会挨拶


※お申込みいただいた方には④以外のアーカイブ映像をお送りします。オンライン障害などで画像が途切れたり、乱れたりすることがあるかもしれませんが、ご了承ください
※タイムスケジュールは少し前後する可能性があります

【ゲスト講師】


Dr.Piotr Setkiewicz ピョトル・セトキエヴィチュ博士

アウシュヴィッツ博物館研究センター所属の歴史家。
1963年生まれ。ヤゲウォ大学で歴史学専攻、シレジア大学(カトヴィツェ)にて博士号取得。1988年より同博物館の研究センター所属。2001~2007年までアーカイブ所長、2008年は科学部所長。

Nataliia Tkachenko ナタリア・トカチェンコ
アウシュヴィッツ博物館教育部門所属。ウクライナの国立クロピウヌィーツィクィイ教育大学卒業。2014年より記憶の現場における教授法、公民教育、国際教育事業に携わる。2019年よりアウシュヴィッツ・ホロコースト国際教育センター勤務。

Katarzyna Kotula-Domagala カタジナ・コツラードマガワ
アウシュヴィッツ・ホロコースト国際教育センター勤務

Anna Stańczyk アンナ・スタンチク
アウシュヴィッツ博物館教育部門所属。2011年よりガイドとして勤務をスタートし、2016年より教育事業に携わる。教員や若者を対象にしたロシア語、ドイツ語、英語のセミナーを企画。ヤゲウォ大学でロシア歴史言語学、ホロコーストおよび全体主義を学ぶ。

Dr. Marek Kucia マレク・クチア博士
ヤゲウォ大学教授。社会学研究所所長。

【通訳】※ポーランド語から日本語への逐次通訳
中谷剛 Nakatani Takeshi
アウシュヴィッツ博物館ガイド
1966年兵庫県神戸市生まれ。オシフィエンチム在住。1991年よりポーランドに居住し、1997年にポーランド国立アウシュヴィッツ博物館の公式通訳の資格を取得。同ミュージアムの日本語公式ガイドとしてこれまで20年以上に渡り来場者を案内する。通訳、翻訳家。著書に『ホロコーストを次世代に伝える アウシュヴィッツ・ミュージアムのガイドとして 』(岩波ブックレット)、『アウシュヴィッツ博物館案内 新訂増補版』(凱風社刊)。


【参加費】
3日間 計6講座 6,500円

【定員】
30名程度

【対象】
教育関係者または興味のある方はどなたでもご参加いただけます
※3日間のプログラムにご参加いただける方

【申込】下記のホームページで受け付けています
https://kokoro20220808.peatix.com/