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カンボジアのススメ

こんばんわ、NPO法人HEROのツカジです。

今回は、私がなぜカンボジアが好きなまま、6年間カンボジアで生活できているのかについて少しお話したいと思います。


私はカンボジアに来る前までは、日本の総合病院で看護師として働いていました。
学生指導や新人教育にも携わる中で、職業柄もありますが、いつも「コミュニケーション力」について一緒に考えたり、一緒に悩んで答えを出したりして過ごしていました。

コミュニケーション力はどこかテクニックやタイミングが必要で、それを考えることが私の中ではごくごく普通のことで、特に日本で違和感は感じずに生活をしていました。


そんな私がカンボジアに来て、初めて驚いたのが、カンボジアの方のコミュニケーション力の高さでした。テクニック云々とは違って、とにかく笑顔で、いつの間にか相手の懐にするりと入ってしまうという。。。

町や村を歩けば、目があったりすると大人でも子どもでも、微笑みかけてくれたり、手を振ってくれたりもします。
話をすると前から知ってたっけ?っていう位、こちらまで笑顔になって気が付いたら心許してしまっていたり、とにかく心の距離感がものすごく近いんです、カンボジア。
かといって、それが全く不快でないという。。。


今まで一生懸命身に着けてきた「コミュニケーション力」ですが、無意味ではないと思っていますが、そんなにテクニック云々を駆使したり、頭で考え過ぎずにシンプルに相手に話してみたりしてもいいのかなと、私はカンボジアの人と日々接するようになって思うようになっていきました。


そんな生活を続ける中、日本へ2週間程一時帰国したのですが、電車に乗っていて、向かいの席の子どもと目が合った時がありました。
ついカンボジアでするように微笑んでいた私がいたのですが、目を逸らされ完全に怪しい人扱いを受けた時に、ヤバイ!!ここはカンボジアではなかった。。。とハッとさせられたりしました。
決して、その子が悪いとかではなく、日本ではコミュニケーションにはタイミングが大切なのだと感じた一コマです。


もし、今のタイミングで学生指導や新人教育にも携わることが出来れば、私はもっと「コミュニケーション力」について違う方向から答えを見つけられると思っています。


相手のことを知りたい気持ちが湧いて、自然に笑顔が溢れて、会話が続いていって、コミュニケーション力とは人間が持ち得る能力でもっとも自然で、シンプルなものだと感じるようになり、そんな時間が心地よく好きなので、私はカンボジアでの生活に居心地の良さを感じているんだと思います。


もし日本にいて、コミュニケーション力が。。。という悩みなどあれば、是非カンボジアで過ごしてみられることを、私はお勧めします。
きっとその世界観を変えられると思います。


NPO法人HERO
ツカジ


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