■SDGs時代に必要となる3つの学問

こんにちは!
橋本です。

SDGsやサステイナブルという言葉が
CMなどでも流れ、かなり一般的になってきています。

ただ、まだSDGsを標榜している多くの企業が
イメージアップを目的としているように感じます。

SDGsは2030年までに理想の社会にするために、
一人一人がどう変わるかを問われています。

行動を変えずに、結果を変えようとするのはナンセンスです。

このSDGsの流れは加速していて、
乗り遅れると世界から置いていかれることになります。

そこで、「SDGs時代に必要となる3つの学問」を提示します。

1つ目は「哲学」
おいおい、SDGsとは全く関係ないじゃないか
なんて思われそうですが、、私は一番重要だと考えています。

先ほど記載した通り、SDGsは各個人や企業がどう変われるかを問われています。
突き詰めると、存在意義自体を問われていることになります。

小手先のイメージアップではなく、
人生観、経営理念自体を変える必要に迫られている。

「どう生きるのか」
「何のためにこの会社は存在しているのか」

これを考えるために哲学を学ぶ必要があります。


2つ目は「歴史」
SDGsは網羅的に世界の問題を取り上げています。
そして、それぞれの問題が独立しているのではなく、
根っこで結びついていたりもします。

これを把握するためには、視野を広げる必要があります。
世界の状況や最新の取り組みなど、水平的に視野を広げることも大事ですが、
同時に歴史を学ぶことで垂直的に視野を広げることができます。

「歴史的にどういう背景があったのか」
これを知ることで、その問題の捉え方が変わってきます。


最後は「統計学」
哲学や歴史などリベラルアーツと違い、
具体的な学問として統計学が重要になってきます。

特に企業にとって統計学が必要になります。

今までのマーケティングや会計、決算の数字はある意味で簡単でした。
事業活動の結果、客数・客単価、売上や利益、コストは簡単に出せます。

ただ、今後SDGsを考慮すると、数値化が困難な事柄を数値化する必要に迫らてきます。
例えば、お客さんにその後どんなインパクトがあったのか、
商品及びサービスを得た結果、どんな幸せな状態になったのか。

”事業を通じて社会はどう良くなったのか”
を数値化する必要が出てきます。

そのためには統計学の手法を使用し、
科学的に分析した結果をエビデンスとして提示する。

教育の現場での生徒への教育効果や
企業での従業員満足度などにも適用できそうです。


SDGsは単なる流行ではなく、不可逆的な流れなので、
一人一人が本気で取り組んでいきましょう!

NPO法人HERO
橋本

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