送り火 と 心の平和
記 天野泰司
今日、8/16は午後8時から「京都五山の送り火」です。
ここ、蔦町の気功協会事務所からも、大文字がわずかに見えます。
心静かに精霊を送り、平和や幸せを祈る大切な日です。
今もこの地球上で戦争という愚かな争いがあったり、
元首相の銃撃といった身近な大事件、
人を騙し盲信させて、財産を巻き上げたり、
自分の都合のよいように洗脳して手先のように働かせたりと、
本当に心が辛くなるようなことがたくさん、たくさん
目の前に現れてくるようになりました。
ただ、それはもちろん今に始まったことではなく、
水面下でずっと続いていたことが、
ちょうど今、表面化しているようにも思えます。
大切なことは、
誰か悪い人がいて、その人をやっつければいいというような
短絡的な考え方をまず変えていくことだと思います。
もちろん悪は悪として、
法的に裁くことは必要な面がありますが、
それ以前に、
どうして、争いがおこるのか、
どうすれば、争いがなくなっていくのか。
どうして、人と人とがお互いを責めたり騙したりするのか、
どうすれば、人と人とが仲良く平和に暮らしていくことができるのか。
そうした根本的な問いを
重ねていく必要があるのではないかと思います。
その鍵は、まず自分という
一人の心の中にあるのではないでしょうか。
私の完全な心の平和が実現した時、
その平和は、二人の平和になり、三人になり、
全体が平和になる方向へ、着実に増えていくことが可能です。
3.11の震災をきっかけに
「心がおちつく やさしい気功」を作り、無料でYouTubeに公開して、
これまでほんとうにたくさんの方々に実践していただきました。
15分ほどの映像ですが、再生回数は13万回を超えました。
また、私が担当している
京都芸術大学の通信の授業「身体」でも
この映像に沿って、実習してもらっています。
最低14日、という実習期間を経て、
10代から80代まで、年齢も職業も様々な方々から、
次々とレポートが届きます。
その中には、
などの、具体的な身体面の変化もあれば、
といった、精神面の変化も見られます。
初日から大きな変化を感じる方もありますが、
一週間ほど続けたあたりで、
動作にもなじみ、リラックスが深まって、
心身両面の変化を感じ始める方が多いようです。
心がざわざわとする、こんな時代だからこそ、
1日の中のわずか15分を、私のため、そして
心の平和のための時間にしてはいかがでしょうか。
この記事をご覧になった今日から、約2週間続けてみて、
感想を気功協会へいただけると嬉しいです。
まず私から
心の平和を育てていきましょう。
健康で幸せな人が一人またひとりと増えていくように、 NPO法人 気功協会へのサポートをよろしくお願いいたします。 あなたの暖かいお気持ちが、私たちの非営利社会貢献活動を支えます。