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変化に対応できるか

「教育の過程」

土曜授業の扱いに窮している小中学校だが、それは当選だろう。文科省の教育改革が教育現場と足並みが揃わず、指導要領を作成する側とそれを具現化するのに苦労するこの関係は昔から変わらない。世の中は完全週休二日制が定着している。それは、生徒も教師も同じだ。共に、この土曜授業解禁にどう対応して良いのか苦慮している。土曜授業解禁の背景には子ども達の学力低下がある。では、その原因は何か、その一つは文科省の提案し実行した「ゆとり教育」にあるのだが、しかし民意も同じであった事は見逃せない。どうも、このくにはことばや物事を自分勝手に「解釈」するようだ。勝手な大人の旗振りに戸惑うのは子どもだけでもなさそうだ。

幼児教育といえど、今までのように「その内解ってきます」という曖昧な指導では保護者から見切られてしまう。ここに来て保護者の要望がより具体性を帯びてきた。こうした保護者の声が次第に高くなる前に、私たちは先を見た幼児の学習指導を追求していかなければならない。石川メソッドの幼児教育は、子どもの成長と発達を柱とした基礎教育であり、社会の変化、また、生活様式の変化、食生活の変化、そして最も大切な遊びの変化にも対応すべきと考えている。その為、胎教も含め、幼児から始まる教育の過程を重要視した。さらに大切な事は、教育に自身の哲学を持つと言うことだ。別の言い方をすると教育のビジョンとなる。そして、次に結果が重要視さてくる。

そこで、過去の子ども達の調査をしてみた。幼児、もしくは低学年の1年生から2年生に入室してきた子ども達を調べると、何と全員が学年の上位という成績を示していた。大学進学も国立大学であった。「全員」という事に改めて幼児低学年指導の重要性を思い知らされた。基礎教育の徹底こそ変化に対応できる最大の力であることがわかる。ここで開発されてきた教材(基礎学習)を途中入学の中学生に行う、すると、その生徒の弱点がわかる。それだけではない。いつ頃から学力不振に至ったのかまでも解る。小学生の算数教材で使われているタイル指導、その論理的背景が「分析総合法」なのだが、基礎教育の充実で、高学年だけでなく中学生指導にもこの分析総合法が大きな役割を演じている。

次の教科書改訂では、今まで以上にページ数が増える。こうした変化に中学校受験へのチャレンジ組も増加している。それも、単純に一流狙いではない。

保護者の意識変化は目まぐるしい。その意識変化は幼児教育の保護者から始まる。何故なら、幼くして我が子を幼児教室に入れるほどだ、徒然我が子の教育に対して、また将来に対して思い入れが違う。私の教室も新たな考え方で臨むことになった。いずれご報告したい。

来月、新潟長岡の保育園に行く。園長が将来の園の教育に危機感を感じているからだ。今回は二泊三日でじっくりと授業を見させて頂き、2日間の研修を行うことになった。この園の対応は常に先を行っている。周囲にある幼児教室は当然この園の指導に遠く及ばない。この園を超えなければ幼児教室として恥ずかしいと想わなければならない。

他の私立幼稚園や受験に絡み、新たなフラッシュカードと教材制作の要請が来た。この間、どうしても母の死についてショックを引きずってきたが、ようやく気持ちが前向きになってきた。周囲の方々に感謝の気持ちでいっぱいだ。

2014/5/31


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

幼児教室・学習塾のキッズスクールアップル富ヶ谷
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