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幼児の算数、幼児の国語

「年長児の義務教育化で何が変わる」

「幼保の年長児に、小学1年生の国語と算数指導を」というニュースに、様々な方から御質問やご相談を受けました。また、コメントも寄せられました。これからの審議によるかと思いますが、導入が決定されると、教育界の底辺からの改定ですから大きな影響が出てくるのは必至です。幼保の年長に対し、公的に行われる小学校の教科対象となる国語、算数の指導ですから、小学校受験も大きく影響を及ぼすことは避けられません。ただ、現在、対象児童の全員が幼保に通っているわけではないので、その対応はかなり難しいでしょう。

現行の教育制度では、幼保で指導される「もじ指導」「かず指導」と小学校で行われている国語、算数指導との質的、内容的隔たりが大きく、学力における二極化の、一つの原因として考えられています。教科書の内容から、入学までに平仮名表記の読み書きができなければ、授業について行けないという状態を作り上げています。ですから、今回の教育改革はある意味当然の選択ではありますが、問題も沢山抱えています。一つは管轄の違いです。厚生労働省の管轄である保育園、文部科学省の管轄である幼稚園では運営の違いがあり、学習指導の導入もおいそれとできません。免許の違いもあります。ただ、学習指導となると、幼保どちらも一般的には初めての事になるので研修が必要となります。保育と教科指導、この違いは大きく、先生方の負担が増えるでしょう。

大きな曲がり角を迎えている我が国の義務教育体制は、一歩幼児教育に踏み込んできたことで大きく変わろうとしています。そこで、注目を集めるのが幼児の国語であり、幼児の算数です。指導内容の精査、指導理論や方法の精査、指導の系統性、カリキュラム教材製作と具体的に煮詰めていいかなければならない事は沢山あります。ただ、こうした幼小の一貫教育を提言して行ってきたのが、幼児教育に携わる方々です。

例えば、当研究所の制作した幼児教材は、同じく制作された小学生教材と内容の重なる部分があります。つまり、初めて学習するする子どもであれば、そのままそのままの使用で行えます。幼児教室から上がってきた子には、数ヶ月分を飛ばした所から指導が行えます。継続生用に組み替えることが可能なのです。これは、指導の一貫性、系統性があって初めてできることです。

幼児から学ぶ幼児の国語だからできる言語の系統的指導、及び、算数の系統的指導は、幼小一貫教育だからできることです。

年長から始まる新たな形の義務教育ですが、大変喜ばしいことではありますが、課題や問題点は山積みです。教員の要請と研修は幼保だけではなく、小学校の先生方にも必要でしょう。今後、幼保と小学校の交流がより盛んになってくるはずです。

2014/7/24


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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