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学力をつけよう!

「教育改革の年に向けて」

本日から、私達、石川教育研究所は仕事を始めました。今年も宜しくお願い致します。

今年は教育改革の年だと言われています。世界的な教育の低年齢化は、我が国においても決して例外ではありませんでした。しかし、教育のグローバル化に押され、我が国の教育観がぶれるようでは困ります。また、私達、民間教育も重い責任を背負わされたと思っています。学力社会では、必ずと言って良いほど「学習について行けない子どもの達」を多く排出してしまいます。実際にはその範囲は広く、5段階評価で評価3迄がその対象となります。英語教育開始の学年引き下げ、同じく義務教育の学年引き下げ案にはどのような背景があるのでしょうか。

昨年、後半に開かれたセミナーでお話をさせて頂きましたが、小学1年生から表面化されている学力遅滞児問題は、幼児教育の必然性を強く物語っています。学習を受けるには、見ること、聞くこと、話すこと、書くこと、読むことの力が備わっていなければなりません。また、小1プロブレムに見られる子ども達のように、立ち歩いたり、先生の話を聞けない状態では授業を受けることはできません。つまり、小学1年生から、健常児でも学力的ハンデを負っているのです。

危機感を感じている保護者、将来の予測をされている保護者は動きが速く、その変化に素早く対応しています。既に出遅れてしまったとお感じの方々もいらっしゃるでしょう。学習は、意識の高まりが大切です。学ぼうとする気持が強くなれば、それが意欲となり、集中力も記憶力も比例し高まります。当然、速くスタートしている人には、その時間的ギャップがあるのが当然です。だから、気付いたら速く始めることです。でも焦ってはいけません。できる範囲から始めます。私がお伝えしている学習時間があります。それが、「適切な学習時間=年齢×3」というものです。学習が大切だと感じ、今まで殆ど家では学習しなかった子が、いきなり1時間や2時間もやると、その後が続きません。焦らず適切な時間を守ります。では、その学習内容です。「音読・書写・基礎計算・漢字学習」が基本メニューです。声に出すこと、書くこと等、学習の基本要素をしっかりいれることにします。音読は教科書中心です。特に国語・算数+理科または社会です。書写も同様です。このような学習の基本メニューをこなすだけで、適切な学習時間になるかも知れません。その場合、各内容を3分前後で終了するようにします。家庭学習が定着しないのは、子も親も、何を学習したら良いかが解らないからです。その為、どうしても市販のドリルなどに頼ってしまいます。しかし、基礎学習は先の基本メニューで十分カバーできます。これは、小学生ですが、幼児はこの応用で行いましょう。音読は絵本などの読み聞かせを行います。書写は、直ぐに文字ではなく、線書きなどから入りますが、幼児には遊びが大切です。手遊びは入れておきたい遊びです。また、歌を歌うことも取り入れましょう。ことばの遅い子などは、歌をお母さんと一緒に歌うなどとても効果的です。

こうした家庭学習の定着は親子の協力でできるものです。どうぞ家庭学習の習慣化めざし互いに努力されて下さい。また、年長さんは、学習面の入学準備を始めましょう。この3ヶ月はとても大切な時間となります。小学生は、1年生では足し算の定着です。チャレンジ100の計算問題で8分30秒以内が定着ラインです。3年生までは、算数の計算問題に関する定着をこの3ヶ月で確認しましょう。国語は、教科書の音読です。助詞や長音、拗音など、つっかえることなく読めていれば良いでしょう。また、文末を適当に読んでいる場合は要注意です。漢字はその学年の配当漢字の確認をしましょう。基礎学習はしっかり学ぶ必要があります。

2013/1/4


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

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