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大人げない

「感覚の麻痺」

昨日、帰省先の福島県喜多方から帰ってきました。田舎では、大好きな喜多方ラーメン(我が家の定番「あべ食堂」と、今回はたまにはと言うことで「坂内食堂」へ、でもやはり「あべ食堂」が一番。店の人とも顔見知りで、家族で30年通い続けています。)を食べ、日中ダムの真下にある(本当なんです!)日本秘湯の会「ゆもとや」さんの温泉に浸かるなど、久しぶりの休みを満喫しました。

 家族全員が楽しみにしていた夜の星空は、あいにくの天気で残念な結果に終わりました。

 さて、今日からブログを再開します。田舎では、電波の関係で1回しか更新が出来ませんでした。今日から、また全開で頑張ります。

 毎日こうしてブログを更新することが当たり前になっていました。しかし、いつの間にか日課になっていたのですが、それが叶わなくなると、気が抜けてしまいます。ただ、新聞や、テレビニュースは欠かさず見ていました。そんな中あるニュースに目が止まりました。府議会議員の方が中学生とのLINEのやりとりで、「大人げない」と思われる内容の返信をしたと問題になっていました。このニュースを冷静に捉え、様々なコメントに耳を傾けていました。

 そんな中に、「『キモい』『ウザい』とか言われてるじゃないですか、この言った中学生が一番正しいですよね。だってこれ、今ずっとVTR見ててもこいつキモいもん」「こんなのが地方議員でいっぱいいるっていう事自体が、それこそキモいですよね」というコメントをされていた方がいました。 

 私も、最近テレビに出させて頂いている立場です。だからコメントには十分注意をしているつもりです。このブログでも同じです。ですから、ご批判も頂きます。自分自身ではブログを通した反論はしないよう心がけています。それは、しっかりお会いして話しをしたいからです。ですから、テレビでも批判と言うより、あくまでも大人として、教育者としての立場でコメントをさせて頂いています。そこで問題なのが、「ことばの扱い」です。今回の問題は、一議員と中学生の問題ではありません。今回、中学生が使ったことばは「キモい」「ウザい」、しかし、実際の虐めでは「死ね」とまであります。こうした虐めは今現在も行われていると思います。これが日常使われていることばだからとコメントされた方もいます。

 日常生活でこうしたことばが当たり前に使われてることが異常で、問題なのです。「死ね!」などが日常平気で使われていて、それを異常と感じない大人達の、感覚の麻痺こそ問題にしなければいけません。教育現場では、先生の言うことなど聞かず反抗的な態度を取る生徒が数多くいます。それも低学年からです。大人達が子ども達から見切られている。私はそう危機感を感じています。子ども達同士では当たり前のことばの応酬、府議会議員はこうした免疫がなかったのでしょうか、私は、この府議に対する問題の背景には「社会の虐め体質」が存在し、定着していると思っています。一人に対し集中攻撃をする、毎回同じ事の繰り返しで、問題の本質から外れた扱い方に疑問が残ります。

 「ことばの教育」、これこそ心の教育や人間教育の基本とるのではないでしょうか。今回の原因は何か、一府議を、皆で責任を問うことではないはずです。この府議の対応のまずさは誰が見ても責任が問われることです。府議ご自身が危機管理能力を欠いているわけですから。府議と一緒にLINEをしていた子ども達には教育委員会、学校より適切な指導はされているのでしょうか。同じ事を他の子ども達にしていないでしょうか。そちらも心配になります。また、子どもと同様のレベルのコメント避けるべきだと私は思います。

2014/8/15


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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