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【予算850億の元バイヤーが解説】バイヤーになって良かった事

こんにちはのじです。
(私の記事は #NP企画  で検索できます)


大手ドラッグストアで10年化粧品バイヤー、1年半雑貨のカテゴリーマネージャーをしてました。辞める年は850億の予算を管理してました。
今は化粧品メーカーでマーケティングやってます。

今回はバイヤーになって良かった事です。

私が入社したときは10店舗位の会社でした。最初は店で働いていて7、8年目位の時にバイヤーになりました。

そのあと1回店に戻った時期がありましたが辞めるまで12年間バイヤー&カテゴリーマネージャーとして働いていました。

営業と商品部はどっちも大事だし、どちらが偉いとかはないですが個人的にはバイヤーになって良かったと思っています。

では良かった事をランキング方式でまとめます。

10位 スーツを着て仕事ができる

単純にスーツ着て働くのいいなと思ってただけです。
オーダースーツを作ってピカピカの革靴とか憧れていたので。
今はスーツはあまり着なくなったけどたまに着ると気持ちがシャンとなる気がします。

9位 パソコンが使えるようになる

それまでパソコンはほとんど触ることもなかったのがエクセルや関数などサクサク使えるようになりました。VLOOKなんて1年で1000回は使ったはず。

8位 出張がある

新店やエリアの視察等で地域に行けたのはいい経験させてもらえました。
出張が続くと早く帰りたいと思うけど知見が広がるのは成長につながります。

7位 アウトプットの経験ができる

色んな物をインプットしたら今度はそれを自分の言葉にして多くの方に伝えないといけません。
どう伝えたらわかりやすいか、説得できるかなど色んな本を読んで勉強しました。
毎月の会議はもちろんですが年に1回200人位の前で方針を話すのはいい経験でした。

6位 スケジュールが調整できる

やることと締め切りを把握して段取り良くできれば自分の都合でスケジュールが組めました。
慣れるまでは大変だけど2年もやればルーティンが見えてくるのでメリハリをつけて働けます。

5位 幹部の話を近くで聞ける

自分の会社がどんな方針なのか、どんな雰囲気なのかを近くで感じる事ができたのは良かったです。
雑談の中にも学ぶことは多かったです。
円満に送り出してくれてありがとうございます。

4位 大きなお金を動かせる

冷静になって自分のお金だったらと思うと怖くて出来ないような金額の買い物をさせてもらってました。
もともと小さい会社だったので会社の規模が大きくなるにつれて出来ることも増えて行くのも楽しかったです。

同率1位 多くの情報を入手できる

多くの取引先の方から世に出る前の情報をたくさん入手できます。新商品の特徴や開発背景も社内で真っ先に聞けます。
市場や消費者の動向など自社だけでは得られない情報がもらえるのはものすごく多かったです。

今の時代はいかに良い情報を持っていて、それをいかに活用するかが大切なのでそういう環境にいれたことは個人のスキルアップの上でありがたかったです。

同率1位 多くの人に会える

ものすごく多くの方にお会いできます。恐らくバイヤーになってから2000人以上はお会いしました。
多くの方と仕事させてもらい勉強になった事や気付きをもらえる事も多かったです。

この人すごいなと言う方には個別で考え方やフレームワークなどを教えてもらったりもしました。

メーカー転職後も色々アドバイスしてくれる方も多く本当に助かっています。いつか恩返しします。

辞めてメーカーに行くと言った後に、有給中~転職初期の1ヶ月間ほぼ毎日色んな方が送別会をやってくれたのは嬉しかったです。

また社内でも多くの方に刺激をもらいました。
特に化粧品バイヤーのメンバーは皆大好きでした。今も大好きです。

同率1位 ワクワクが実現できる

バイヤーは担当カテゴリーで自分がやりたい事が色々立案できます。筋が通っていれば承認してもらえます。ケースによっては自分で決定もできます。

この商品をものすごく売りたい、こんな商品作りたい、こんな仕掛けしてみたいなど常に何かワクワクする事ないか考えながら仕事していたのでものすごくやりがいがありました。

バイヤーやってなかったら確実にメーカーへの転職はなかったと思います。

まとめ

やりがいやスキルアップと言う視点で見ればバイヤーは本当に恵まれたポジションだったなと思います。

色々大変な事もあったんだろうけどいい事しか覚えてません。

ただ未練は全くなくてメーカーに行って良かったと思える事の方が多いので近いうちにそれも書こうと思います。

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最後まで読んで頂いてありがとうございました。

のじ

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