体質改善#アトピー

身体の事

私は小さい頃からアトピー性皮膚炎と向き合い今まで生きてきた。

アトピー性皮膚炎は命に別状は無い病気と思われがちであるが、日常生活ではかなりのハンデを背負って生きていると‥

年を取ればとるほど思い知らされる。人生は小さい事の積み重ね。死にたくなる事もあったが今生きている。

先月まで同じチームに所属していたチームメイトにアトピーの奴がいて、彼には踏み込んで話ができなかったので文章に残して伝えたいと思う。何故、直接言葉をかけれないかと言うと、アトピーは人それぞれ症状の重さ、その病気の思いが違うので安易に踏み込めない。

彼に伝えたいのは競技に向き合う前にアトピーに向き合ってほしいと伝えたかったので、この文章を同じ境遇の人達に届けたいので記録として記載する。

まず、アトピーは基本的は幼い頃発症し、成人になる頃にはなおるのが一般論であり、学校のクラスに1~2人はアトピー体質のクラスメイトがいた人も多いと思う。慣れ親しんだ病気である事の故に本人も他人にも軽視されがちであるが、この世の中の競争に勝っていくにはかなりのハンデとなる。余談となるが、小学校のクラスメイトのアトピーの奴は東京大学に合格したケースもあり一概には言えないが。。

【アトピー体質による影響】

・皮膚が日常的に気になり集中力がそがれる

・合併症としてある鼻炎や結膜炎など、5感が上手く機能しないケースがあり脳の発達を阻害する。

・日常的に皮膚に気を使う時間を奪われる。(薬を塗る時間など、汗をかくと痛みを伴うので運動を敬遠する)

大小様々なその人の度合いにもよるが、私は中の上ぐらいの状態で学生時代を過ごした。当時、野球をやっていた事もあり

汗をかく事だけで痛みが伴い、睡眠中体をかきむしり、起きたら布団が血だらけで、生きる事が嫌になった事もある。

あの時はがむしゃらであったが、今思えば「健康でなければ自分を高める事はできない」まずは病気を治す事が大事だと今は思う。

それはその後もその病気の状態で25歳の野球をやめるまでこの状態でプレーしていて「痛みを忘れるぐらいに野球に没頭している時は病気の事を忘れられる」からと没頭した結果、合併症を併発し野球を自分から取り上げる時までつつく。

25歳の時、若年性白内障になった、アトピーの治療に使うステロイド剤の影響だった。金もなく治療を受けれなかったので野球をやめる事になった。自分が健康に生まれて来なかった事を恨み、涙が出てきた。

私が他人のいう事を信じないのはこの病気の影響もあると思う。千差万別なこの病気は人によって治療法は違うし、医者や有識者が言った事がすべての人に当てはまるわけでは無い事が影響している。そして他人には自分の痛みを理解する事はできない。それが親であっても。だから他人は信じないが、自分を信じる力はこの病気のおかげ様でついたと思う。

自分の苦しみを抱えて生きてしまった為、同じ境遇の人にこんな卑屈な自分のようにならないで欲しい。そして私は野球を取り上げられて数年。29歳ぐらいから急に症状の改善が見られるようになった。そのキッカケをここで紹介したい。

これが明確に良い影響を与えたというものは無いがそれらしき事象を紹介したい

・睡眠時間の確保

⇒同居人がいる為、消灯時間が設定されて強制的に布団に入る事が良いのかもしれない。

・食生活

⇒何が良い食材とかではなく、外食が減り、常にバランスの良い食事を取る事で体質改善になった。

・歯磨き

⇒口内細菌は身体に悪影響を与えるとの事、歯間ブラシと電動歯ブラシで入念に行う。

・ドライヤー

⇒皮膚上でも水分が残ると菌が繫殖しやすい、特に頭皮はかぶれやすいので、丁寧に乾かす。

・銭湯

⇒銭湯に定期的に通う事で、体温が高くなった感覚がある。今流行りであるサウナは健康に良いのかもしれない。

色々な特別な治療法を試した、海水浴、日光浴、水をたくさん飲む、食事療法、、、普段気がつかないが、特別な事よりも日常する事を変える事、これが体質改善になった可能性があると感じている。健康無しに生活をより良くする事はできない。1人でも多く同じ境遇に届いて欲しい。急に良くなる事はないが、今現状の5~6年前より確実に体調は好転しているこの文章が誰かのためになれば幸いです。

#健康
#アトピー

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