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NPB、始まります!

~踊りたくなる九州をつくろう~
2020年7月7日、九州地域間連携推進機構株式会社が誕生しました

はじめまして、九州地域間連携推進機構株式会社です。長いっ。NPB(エヌピービー)と呼んでください。Nine states local Partnership Board=NPBです。(プロ野球のアレとは偶然の一致です。野球とは何ら関係のない、移住業界きってのコントイベント、〈九州移住ドラフト会議〉をご存じの方は、その運営団体が法人化したと考えていただいて、ひとまず、オーケーであります。)

このnoteでは、NPBが何者なのか、どこを目指すのか、何をやっていくのか、を書いてみます。とくに、九州に興味のある方、九州の行政職員のみなさま、九州で事業をされている方々、これから一緒に何かできるかもしれないという思いで読んでいただければ幸いです

はじめに、このたび熊本県南部を中心とした豪雨で被災された方へ、お見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りします。

NPB=九州地域間連携推進機構株式会社って何?

九州に関わる一人一人が挑戦でき、応援される、〈踊りたくなる九州〉を目指し、九州の地域とともに戦略を描き、実践する事業を行う会社です。

九州各地でまちづくりに携わる人々が中心となって設立しました。(役員のプロフィールは明日7月8日、noteで公開します)

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(↑設立直前のオンラインMTGにて。
女性が少ないですね。暑苦しい男ばかりですみません。今後の課題です。)


この会社は、移住ドラフト会議を運営してきた任意団体を法人化しました。   

移住ドラフト会議とは、移住検討者を〈選手〉、移住者を獲得したい地域を〈球団〉と見立て、プロ野球のドラフト会議のように〈球団〉が〈選手〉を指名し、自分たちの地域に招き入れる、という壮大なコントイベントです。野球とは全く関係ありません。2016年に鹿児島で始まり、宮崎、熊本と広がり、参加地域は40地域、移住希望者は120名を超えました。実際の移住は25組を超え、2拠点居住や関係人口としての関わりなど、人と地域の出会いのドラマを生んでいます。

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(↑南九州移住ドラフト会議2019の集合写真)

法人設立の本日は7月7日、七夕。人と地域の数々の出会いを生んできた移住ドラフト会議が、織り姫と彦星が出会う日に法人化…。ロマンを感じません??

なぜ法人化したの?

移住ドラフト会議は、これまで、有志が集まりサークル活動のようなノリで運営してきました。しかし、このタイミングで法人化を決意した理由は、

九州を、一人一人が挑戦できる最高の舞台にする、その〈仕組みづくり〉を長期的視点・地元目線で担う組織になりたい(そんな組織が必要だ!)

と思ったからです。

詳しく説明します。

2016年に始まった移住ドラフト会議は、九州に興味がある/九州で新たな生き方や挑戦をしたい120人の人、外の人と繋がながら自分たちの力で地域をよりよくしたいと考える40の地域との出会いを創出してきました。〈人〉と〈地域〉はその後、実際に移住したり、一緒に地域課題を解決したりしています。

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(↑南九州移住ドラフト会議2019のイベントでは、宮崎県の山間部、人口約350人の美郷町渡川地区に、球団や選手など100人以上が集まった)

九州は、人々が挑戦し、自分たちの手で地域をなんとかする手応えを感じながら生きる舞台として整いつつありますが、これまで、実行委員会形式の移住ドラフト会議では、〈人と地域の出会いを生む〉ところまでしかできていませんでした。

全国的に新たな生き方・働き方を求める流れが生まれている今、
九州をもっともっと面白くするには、出会いだけでなく、九州そのものを舞台として捉えた〈仕組みづくり〉が必要なのではないかと考えたわけです。

具体的には、

①地域が目指したい姿を、地元主体で描く
②(そうした戦略づくりを含めて、)地域のことは地域でできる
③(そのような、)地域のことを地域でやろうとする人材が育つ

この3つの仕組みづくりが必要だと考えています。

しかし現実には…
例えば、移住や関係人口創出といった地方創生関連の行政事業は、関東圏の代理店やシンクタンクが受託することが多く、そうした在京機関は地域の本質的な課題や目指す姿を把握できていなかったり、戦略をつくっても最後まで地域と伴走できなかったりといったことが少なくありません。
つまり、①②③ができてない-地元主体で戦略を描けない、地元に戦略を描く組織がない(と地方自治体は思い込み、だから在京機関に委託してしまう)③そうするとますます地域人材が育たない・流出する-のです。

私たちが挑戦したいのは、こうした現実です。


踊りたくなるって、、、?

九州は本当に面白い。
各地に固有の歴史や文化があります。自然は壮大で、産業構造も多様です。東京、ソウル、上海、台北、香港などと近く、世界的大市場にアクセスできます。7県あることで日本の国政に声を届けやすいという、地政学的にもポテンシャルの高い環境です。

なのに、

人材が首都圏へ流れ続けています。

その理由は、「地方には仕事がないから」「給料が安いから」「成長できる環境がないから」…等々。総じて、

「若者が、地方で楽しい人生が送れると思ってないから。」

の一言につきます。(だから人が流出し、地元でプロジェクトや事業を回せず…と、前項の①②③ができない連鎖となってしまう…)

一人一人が、自分の持つ可能性を最大限発揮させることができる、九州を最高の舞台にしたい。

そんな話をしていた時に出てきたキーワードが、
「踊りたくなる九州」でした。

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(↑鹿児島県民交流センターの芝生を舞台に踊る役員ら。
イメージではなく実在の人物です)

そう、九州は舞台です。誰もが舞台に立つチャンスを持ち、自分の意思で舞台に上がって踊り、応援される。ときには舞台から降りて応援する側に回る。

九州という〈舞台〉を整えていくイメージに、〈踊りたくなる九州〉という言葉はとてもしっくりきました。

具体的に何をするの?

では、どうやって「踊りたくなる九州」をつくるのか。
主に4つあります。①九州移住ドラフト会議の運営、②九州を舞台とする様々な事業を地元で受託・運用できる体制づくり、③九州のコミュニティづくり、④九州に関わる人材の育成です。

①九州移住ドラフト会議の運営
鹿児島・宮崎・熊本の地域と開催してきた移住ドラフト会議を、2020年~は九州全体で行う方向です(新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら調整中です)。”移住”を個人のライスステージに合わせてもっと柔軟で多様なものとして、人と地域の出会いをこれからも生んでいきたいと思います。その出会いが踊りたくなる九州に繋がります。

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(↑指名した選手をくじ引きで獲得し、歓声を上げる球団)

②九州を舞台とする様々な事業を地元で受託・運用できる体制づくり
行政・民間を問わず様々な主体と緩やかなネットワークをつくります。そして九州の地域課題に取り組む戦略を地域の皆さんとともに描き、実践します。これまで九州での各種戦略構築、計画策定、マーケティング・リサーチ事業は、その多くが東京などの大都市圏の企業に発注されてきました。我々は、これらを地元で受託し、結果をだす体制を構築するための3つの仕組みづくり(-①地域が目指したい姿を、地元主体で描く②地域のことは地域でできる③地域のことを地域でやる人材が育つ-)を目指します。これまでの移住ドラフト会議で蓄積した、九州各地の人的資源やネットワークを生かします。(具体的に受託可能な事業分野や、NPBメンバーの得意分野については、別途noteを公開します)

③九州に関わるコミュニティづくり
移住ドラフトにエントリーするまでではないけれど、九州をもっと知りたい、九州と関わりたい!という人にとって、つながりのきっかけとなる場をつくっていきます。現在はオンラインスナック「乾杯九州!」(毎週日曜夜8時~)を運営しています。今後、ニーズに応じた多様な場づくりを展開したいと思っています。

④九州に関わる人材の育成
踊りたくなる九州をつくる、アプローチの対象は〈人〉だと考えます。一緒に踊りたくなっちゃうような舞台には人が集まります。地域を盛り上げるのではなく、地域に関わる人が盛り上がることで、その地域が盛り上がるのです。移住ドラフトや「乾杯九州!」などのコミュニティを通して、九州に関わりたい人を発掘し、その挑戦を後押しします。

一緒に踊りたい方へ

さて、具体的に何をするの?の①~④はまだまだ具体的でないというか、手探りです。ともかく、このnoteを読んで、NPBと一緒に何かしたい!と思った方はご連絡ください!!!。メール(info@npb.co.jp)またはFacebookの九州移住ドラフト会議2021ページにメッセージください。

「乾杯九州!」は九州で活躍するゲストから少人数でゆっくり話を聞けるオンラインイベントです。気になるゲストの回にお気軽にご参加くださいね。

明日は役員の面々を紹介する予定です。お楽しみに!

さあ、踊りたくなる九州をつくろう。
Shall we dance??

#九州 #法人化 #ローカル #移住 #移住ドラフト会議 #九州地域間連携推進機構 #NPB

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