コーポレートファイナンス入門/【春学期】田中慎一ゼミレポート
2019年4月から開講しているNewsPicksアカデミアゼミ「コーポレートファイナンス入門」。ゼミを率いたのは、ファイナンシャルアドバイザリーサービス、ターンアラウンドのプロである田中慎一氏です。様々な業種で活躍しているメンバーが集まり、ファイナンスの魅力を3ヶ月間学びました。そんなゼミについて、ゼミ運営ボランティアスタッフの田辺がレポートします。
企業価値の最大化
みなさんは「コーポレートファイナンス」とは何かご存じでしょうか。
「コーポレートファイナンス」とは、企業価値の最大化を図るうえで、いかに資金調達をし、投資すればよいかを金銭的側面から検討・実行する活動のことを指します。
私は銀行で働いていますが、ゼミに参加する前は、明確に答えることができませんでした(大変恥ずかしい・・・)。
「コーポレートファイナンス」の目的は「企業価値の最大化」です。
ゼミでは、企業価値を最大化するための考え方について、以下の通り学びました。
第1回:ようこそコーポレートファイナンスの世界へ~ファイナンスの基本作法を体得しよう~
第2回:アーティスティックなM&Aの実務~あなたは買収プロジェクトのプロジェクトリーダーに任命されました。さあ、何から手を付ける?~
第3回:資金調達の実践~CFOのあなたは、社長から買収資金の調達について検討を求められています。さあ、どうする?~
第4回:最近のトピックス~ソフトバンクの買収戦略やファンドの儲けのカラクリなど、多くの「なぜ」に答えます~
第5回:ベンチャー企業のCFOを疑似体験~ベンチャー企業の資金調達ってどうすればいいの?~
第6回:株式市場との対話~IRまで担当することになったあなたは、海外投資家のやかましい要求にどう対応する?個人投資家は増やすべき?~
ゼミの参加者には、経営者・弁護士・M&A実務担当者・新規事業担当者から、ファイナンス初学者まで、様々な方にご参加いただきました。
自分の市場価値の最大化
ゼミでは、コーポレートファイナンスを学び、企業価値を最大化するためのポイントを学びましたが、私は、「職業人」としての、自分の市場価値を最大化するための方法論にも通じる部分があると思いました。
企業価値とは、(ざっくり言うと)企業が将来に渡って生み出すキャッシュフローの総和を現在価値に割り引いたもの(+非事業価値)です。
自分の市場価値も同様に、自分が将来に渡って生み出すキャッシュフローの総和を現在価値に割り引いたものと解釈できると思います。
ここで私がポイントだと思うことは、「現在」生み出しているキャッシュフローではなく、「将来」生み出すキャッシュフローの総和が重要であるということです。
このことから、「現在」のキャッシュフロー(ex:自分の貯金)が一時的に厳しくなったとしても、様々なことにチャレンジして、たくさん失敗して、「将来」に向けて自己投資・チャレンジするべきだと改めて気づかされました。
そんな自己投資・チャレンジの場として、今回、田中ゼミに携われたことに感謝するとともに、今後も社内外でアクティブに活動していきたいと思いました。
ノート隊のnoteをご紹介!
ところでこのゼミではnote隊が結成され、それぞれの学びをnoteに書くことでお互いの学びを深めていました。その一部をご紹介します。
「20代マーケ系会社員、カナさん@ファイナンス実務家ではないけれどクライアント理解のため本気でファイナンスに取り組んだ」
「アントレプレナーの浅井さん@今回の起業でファイナンスを武器にしたい」
noteは以上になります。最後まで読んでいただきありがとうござました。
コーポレートファイナンスを体系的に学びんでみたいという方は、田中先生の新著を是非ご覧ください。ファイナンスの「セクシー」な魅力について面白く解説されています。
💡NewsPicksアカデミアとは?
毎月最前線で活躍しているゲストをお招きしてビジネスに役立つお話を伺うイベントや少人数で集中的に学ぶゼミが開催されています。
イベント以外にも、毎月最先端の知が学べる書籍が手に入り、オリジナル動画コンテンツも視聴可能。
NewsPicksアカデミアを、ぜひご自身の教養やキャリアのアップデートに役立ててください。
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