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株式投資は小型成長株に集中投資

2030年FIRE達成に向けた戦略の最後を飾るのが個別の株式投資となります。

私は、「ニューラルポケット」という創業して間がないベンチャー企業に集中投資をしています。
投資先はこの1社のみです。小型の成長株ということで非常にリスクが高い投資法と言えるかもしれませんが、投資効率の最大化を図るため、小型成長株への集中投資を実践しています。

私が投資先を選定するにあたって、特に影響を受けた書籍は、フィリップ・フィッシャーの「株式投資で普通でない利益を得る」です。

成長株投資と言うとバフェットやミネルヴィニ、ピーターリンチなどが頭に浮かぶ方が多いかもしれませんが、投資効率の優位性で「長期」と「集中」を考えたとき、フィッシャーの投資手法が最も自分に合っていて、実践しやすいと感じたので投資先の選定において参考にしました。

50歳でのFIRE達成を目論んでいる私は、株式投資では「10年間の長期保有」を考えていました。
創業(上場ではない)して間がない会社であれば、ゼロからのスタートですから、指数関数的な成長曲線を描くことが期待できます。
そして、主要事業の市場規模が大きければ大きいほど、成長は長期に亘って続いていくので、「創業間がなく市場規模が大きい事業に参入する会社」というのが投資先の選定において外すことの出来ない条件でした。

投資先として「ニューラルポケット」に辿り着いた経緯は以下のとおりとなります。

  1. 創業して間がない会社(上場して間がない会社ではない)

  2. 主要事業の市場規模が大きい会社

  3. 事業が、私にとって興味関心ある内容であること

  4. 海外展開に期待が持てる会社であること

  5. 経営陣に実行力があり、経営力に優れていること

  6. 発行株数の半数以上を経営陣が保有していること

私が1年前にニューラルポケットに投資した時、同社は創業して3年5か月と上場企業の中で最も若い会社の一つでした。
創業からわずか2年半でマザーズ市場への上場を果たし、現在も大株主に名前を連ねている篠塚孝哉氏(令和トラベル代表)も、重松路威社長の行動力を認めてくれています。

https://note.com/shinojapan/n/nae0b431b79a8

創業2年半でIPO! ニューラルポケット社から学んだこと
Takaya Shinozuka

手掛ける事業は、「スマートシティ」です。
言葉を聞いただけでワクワクしてきます。
その市場規模は全世界で2030年までに「100兆円」水準まで見込まれると言われています。

世の中をスマートで安心便利な街に変えていき、日本だけに留まらず、アジア全体でスマートシティ革命を起こすことが会社の目標です。

海外でのキャリアが豊富な経営陣に加え、世界各国からのAIエンジニアを積極的に採用していることからも、創業当初から既に海外展開を見据えた布陣を敷いているのが分かります。

AI企業は競合が多いのも事実ですが、一度作り上げたAIは商品として、容易に海外へと展開させることができるのも特徴の一つです。

海外展開は「ニューラルポケット」の強みであり、アジアでトップとなるAI総合商社を目指したいという重松社長の高い志に強く共感しました。

重松社長は、発行株の6割以上を保有しています。
経営陣の英断が、直に経営に活かせる状況にあり、今後の成長力には計り知れない期待があると信じて、投資に至りました。

フィッシャーは「正しい株を探して買えば、それを長く保有できるため、売ることの重要性はかなり下がる」としています。

そして、経営陣の見極めが特に重要としており、「経営陣がさらに大きな成長を遂げる決意と、それを達成する能力を持っているか」に注力をして、投資先を選定すべきと述べています。

成長株の長期集中投資は、投資効率が最も高い投資法です。しかし、リスクが高いことも事実です。このリスクを少しでも軽減させるには、「投資家自身が投資先の本質を理解し、分析して、タイムリーに情報を取ることが重要」です。

私のような兼業投資家には、余暇の限られた時間の中で、いくつもの会社を分析することは難しいと言えるでしょう。

投資先を無駄に分散させることよりも、1つの会社を徹底的に分析することの方が、会社の動向を常に追い続けることができるため、投資効率の向上にも繋がります。

ただし、難しいのは投資先の選定です。
私は「ニューラルポケット」という日本のベンチャー企業を選びましたが、他人に推奨するつもりは毛頭ありません。

株式投資の本質は、「会社の成長を長期で見守り、成長した暁には利益を享受する」というものです。
投資先の会社のことを隅々まで調べる必要がありますし、本当に自分が興味関心のある事業を手掛けていて、応援したくなるような会社でないと、下落が続いたり、暴落した時には、辛くなって手放すことになるでしょう。

機関投資家は顧客の利益を優先させるべく、どうしても短期決戦(短期売買)を強いられますが、私たち個人投資家は会社が上場廃止にならない限りは、半永久的に投資先の会社の株式を保有することが出来ます。
個人投資家が機関投資家に勝てる方法は「長期投資」しか無いのです。

1つの会社に集中投資するのであれば、時間を掛けてでも、自分自身でその会社を調べ尽くし、投資判断を下すべきです。

長期で株式を保有することは、言うのは簡単であっても、実際に実践してみると非常に難しいのも事実です。

YouTubeやブログで紹介されているような会社の株式を買うのは、絶対にやってはいけません。雑誌で紹介されている会社の株も同様です。
株価が下落した時には後悔の念しか残りません。
なぜ下落したのかも理解できないまま終わると思います。
繰り返しになりますが、他人に勧められた会社に投資するのではなく、大切なお金を企業の成長に期待を込めて投資をする訳ですから、自分自身が納得いくまで調べ尽くした結果、辿り着いた会社に投資をすべきなのです。

現在、私が投資する「ニューラルポケット」の株価は芳しくありません。
含み損も大きく膨らんでいます。
しかし、投資したことに後悔はありません。
なぜならば、私は10年先の会社の成長を見込んで、投資しているからです。

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