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#CMCラウンジ vol.1 〜セルフドライブするコミュニティ育成の秘訣とは〜【社内Tableauコミュニティ超超初心者の感想】

KTさんのお話を聞きに「#CMCラウンジ vol.1 〜セルフドライブするコミュニティ育成の秘訣とは〜」に参加しました。前回Jagu'e'rでのプレゼンも含め、素晴らしいレポートが既に沢山あるので、本noteはいち社内コミュニティ運営の超超初心者の感想、現状の課題と対策をまとめたものとしました。
※参考にさせていただいたリンクは最下部にまとめさせていただきました。


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KTさんとは

「私のプレゼンそのものが私の最大の自己紹介」ということで、直近の登壇資料を共有します。私自身はTableau、DATA SaberでKTさんの存在を知りました。最初は単に「Tableauの技術が分かれば良い」という気持ちで情報を追い始めたのですが、プロダクトに対するビジョンの広げ方、コミュニティによる文化作り、自身の世界観とプロダクトの世界観の重ね方など、知れば知るほど追いかけたくなるパワフルな存在です。

前提:私について

前提として私の立ち位置を書いておきます。

  • DATA Saber Bridge 3rd挑戦中

  • 化粧品会社のEC→情シスでTableau導入の検証中

  • Tableau利用促進のために社内コミュニティを始めた

  • よって「社内コミュニティ運営者」の立場としての感想

  • フェーズは創設期〜第一次発展期に入る前(開始して2ヵ月)

  • 盛り上がりに欠ける、自分の発信ばかりになってしまうのが悩み

  • 1人運営なのでネタ切れ、途切れ途切れになりがち(早い)

コミュニティのフェーズを理解する

コミュニティには以下のフェーズがあるとのこと。今後のフェーズを理解しておくことで、先手を打って低迷期を迎えないようにすることや、低迷期の予兆に早く気づくことが出来るので、自分の参加しているコミュニティのフェーズに関わらず理解しておいた方が良いと感じました。

  1. 創設期:少数のファーストペンギンたちとスタート

  2. 第一次成長期:盛り上がりと同時に課題が出始める頃

  3. 低迷期:ネタ切れ・幹事の自然消滅・責任だけ残る・私物化

  4. 代替わり期:リーダーの卒業と交代

  5. 第二次発展期:仕組みと情熱の継承

(確かJagu'e'rの時で、今回のCMCラウンジでは言ってなかったですが)今回の「創設期から第一次成長期までは以外簡単」という話でした。しかし、コミュニティ的なものがこれまで存在していなかった組織では、「第一次成長期」まで持って行くことすら難しいというケースも沢山あるのでは無いか?とも思いました。

運営側も何をすれば良いのか手探りで、参加者側もコミュニティ参加の意義や姿勢が分からず、組織においてもコミュニティ運営のメリットが分からず積極的に応援もしにくいからです。

しかし、コミュニティの文化が無い組織においては、自社内だけでコミュニティへの理解を深めるのも難しい気がします。関係者を組織外のコミュニティへ誘導し、コミュニティ参加の意義・楽しさ・メリットを理解してもらい、「ウチでもこういうのやりたい!」と思ってもらうのが一番手っ取り早そうだなと思いました。

ただ、自主的なコミュニティは業務時間外に行われるケースが殆どなので、業務時間外に業務の勉強をする文化が無い組織だと、コミュニティ理解・運営のハードルは高そうだなと。オンライン配信は録画が残るケースも多いですが、リアルタイムでコメント・質問などしながら積極的に参加するのと、単に録画を見るのとでは、全然違います。しかし、それぞれの家庭の状況などもあるので、あまり業務外の押し付けも出来ず、悩ましい。

ちなみに私自身プライベートはそこそこ大事にしたい方ですが、元々本読むのが好きですし、Tableauはゲーム的な(詰将棋的な)楽しさがあるので、あまりお勉強的な意識も無く、単に楽しいから続けています。楽しいし、自分の業務やキャリアにも役に立つので、一石二鳥かなと。

コミュニティのどのフェーズにおいても「楽しさ」と「目的」の両輪が必要であると感じました。そして盛り上がりが一時的なものにならないように、ある程度の成長を迎えた時点で仕組化を進めていくべきなのかな、と。

細かいTIPSというよりも、人として

具体的なTIPSよりも、単に真似るのではなく根底にある考え方を理解することが大事であると感じました。そして、根底にある考え方とは「相手を理解し、個人として尊重し、信頼関係を築く」ということなのかなと。

  • スパムみたいなDM送らない…当たり前に不愉快

  • 1to1で信頼関係を築く…相手の状況ややりたいことに気づくため

  • 最初は「やってみせ」…いきなり自分と同じ熱量求めない

  • 初心者を放っておかない…でないと次参加する気にならない

  • お願いは明確にする…じゃないと行動出来ない

  • Slackの強制イベント…きっかけが欲しい人もいる

受け取り手の立場で考えると「そりゃそうだ」ではありますが、発信する側になると、ついタスクに追われてコミュニケーションが雑になってしまう部分があります。

どれか一つでも実践する

冒頭「どれか一つでも実践する」「今日から、明日から行動を変える」ことの重要性から、このプレゼンは始まりました。よって、今の私の課題感と実践すべきことを考えてみます。

①コミュニティの目的やビジョンを明確に伝える

コミュニティの目的自体は最初に明確にして公開してはいたのですが、あまりちゃんと参加者に伝えていなかったかもしれないな、と思いました。「伝えたつもりで伝わっていない」ということは仕事している中で山ほどあるので、ことあるごとに口にして伝えていきたいです。特に社内でのTableau利用推進のコミュニティにおいては、Tableauを利用すること自体やスキルアップ自体は最終の目的では無いため、その先のビジョンが無いと人はついてこないだろうなと改めて感じました。

②最初は「やってみせ」を徹底する、その必要性を周りに理解してもらう

情報システムという守りの部署柄かもしれませんが、相手の自主性を奪うことを恐れて「やってみせ」を避け過ぎている部分がありました。相手が理解すらしていないことを勝手に出来るようになる訳は無いし、最初から相手が自分と同じ熱量を持っている訳が無いので、初期「やってみせ」のフェーズが無いと何も進まないかなと。とはいえ、「してあげている感」が続くとお互いにとって良くないので、以下がポイントになるように思います。

  • 最終的には自律を求めていることを相手に明確に伝えておく

  • いつまで、どこまで「やってみせ」をすべきかの期限を切る

  • その上で「やってみせ」をやり切って、素敵な未来を見せる

  • 今のフェーズでは「やってみせ」が必要なことを周りに理解してもらう

③普通に信頼関係が足りない、だから遠慮しすぎる

②に若干通ずるのですが、「やってあげすぎちゃいけない」という意識から個別のコミュニケーションを避けていた、一律のコミュニケーションの方が良いと思っていた部分がありました。とはいえ、信頼関係築く上で「やってみせ」だけがカードでは無いと思うので、きちんとコミュニケーション取った上で、「相手の目的やりたいこと」と「コミュニティの目的・ビジョン」を重ね合わせることが出来たらと思います。若干実践すべきこととしては、ふんわりはしていますが、単純に個別コミュニケーションの量を増やそうと思っています。

④お願いを明確にする

チャットスペース運用が直近一番の課題感なのですが、これも明確にお願いしていなかったような気がしています。具体的には「チャットスペースでのリアクションが無い」「コミュニティ参加者の発信が無く、運営側の発信ばかり」など。信頼関係があった上でにはなりますが、きちんと「お願い」「目的」「メリット」を明確に伝えるようにしたいです。

また「投稿させる強制イベントの発生」というのもコミュニティTIPSでありました。強制というと語感が強いですが、「積極的に投稿をしてコミュニティを盛り上げてほしい」というお願いを究極まで明確にしたものが、強制イベントになるのかなと解釈しました。

私自身もそうですが、「きっかけが無いと新しいことが出来ない」という人もいるので、目的やメリットを明確にした上で投稿強制イベントも実施してみたいです。

⑤先の①~④をした上で、コミュニティ運営メンバーを増やす

(KTさんのプレゼンの中であった話ではないのですが)個人の感想として「勢いで1人で運営を始めたけど、いくら少人数の社内コミュニティとはいえ、やっぱり1人だと難しいな」という気持ちがあります。1人だとスケジュール管理もついズルズルしがちだし、壁打ち出来る相手がいない、視点が少ないのでアイデアや発信もネタ切れになりがちだなと。

少なくとも私の今の経験と能力では1人運営では厳しさを感じているので、コミュニティ運営メンバーを2-3人まで増やしたいなと思いました。ただ、無理に参加してもらうのも、あまり人数増やすのも良くない気もするので、先の①~④をした上で一緒に取り組める仲間を探していきたいです。

まとめ:本noteを書いた目的

素晴らしいまとめ記事が他に沢山ある中で、何故このnoteを書くのか?

現在の悩みや課題感、感想をまとめておくことで、自分自身のコミュニティ運営に対する理解を深めるためです。あとは「どれか1つでも実践する」ということで、明日から実践すべきことを明確にしておきたかったためです。

俗に言う「チラシの裏」という内容ではありますが、社内コミュニティ運営の超超初心者として、同様の立ち位置の方の役に立つこともあるかもしれないと思い、インターネットの海にそっと放流しておきます。

1年後、組織のデータドリブン文化が根付き、自律したコミュニティに成長した頃に、「当時こんなこと考えてたのね」見返すことが出来るように、出来ることから1つずつ進めていきたいと思いました。

勝手にオススメ記事紹介

KTさんのコミュニティに対する考え方がまとめられた対談記事です。

クラスメソッドさんのJagu'e'rのまとめ記事です。今回のCMCラウンジでのプレゼンはJagu'e'rで時間切れとなった後半のTIPS部分がメインなので、前段のフェーズの話はこちらを合わせて読んでいただくのがオススメです。

同じくクラスメソッドさんでのCMCラウンジのレポート。詳細かつその場の雰囲気が感じられるまとめで、とてもありがたい。

ゆうせいさんのnote。2024/10/6現在、一番詳しくまとまっている記事だと思います。私も書きながら参考にさせていただきました。

まめっちさんのnote。私も「一人でもやるぞー!」で始めましたが、改めて私もチーム作りたいなと。読んでて前向きな気持ちになれます。

ゆっきーさんのnote。可愛い図解とともに、要点がコンパクトに分かりやすくまとめられていて、参考になりました。



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