
世界最大のSEOイベントであるPubconで語られた「上級編SEO講座(5)」
世界最大のSEOイベント、Pubconに来ています。ここではPubconで語られた最新情報を書き起こしつつ日本語に翻訳する形で記事にしています。日本人参加者はかなり少ないようなので、日本語で閲覧できる記事としては、最新情報と言い切っても過言ではないでしょう。
ウェブ解析士協会の江尻代表のお陰で参加できたので、改めて感謝させていただきます。では、見ていきましょう。
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どのようにクリックを最大化するか?
まずは、SERPsをチェックしましょう。
- リスティングのタイプは変わってない?
- 検索者の興味にあってる?
- モバイルデバイスごとの違いは?
- PAAはどう?
執筆者注:PAAは“People Also Ask.”のこと。日本だと「関連する検索キーワード」のこと。
SERPはそもそも何を期待しているのかを理解しよう
さて、Googleは人々にビデオを見てもらうことで、最終的にコンピューターから購買体験までつなげたいと考えています。
「Triple-Sec」というキーワードがあったとします。これは何を求めているのでしょう。
まずはDATA PRIZMで調べてみました。そして、これを元にコンテンツを改善しました。そして、Snipetを改善しなかったのに、Googleが見つけてくれて、実はこんな改善が得られたのです。
なんと、20,024人もvisitsが増えたのです。掲載順位も3から1位に上がりました。さらに14の他のキーワードも122kトラフィックが増えたのです。
では、これを再現するためにはどうすればいいでしょうか。meta descriptionの改善ではなく、コンテンツ自体の改善が有効です。変更からの反映については、2週間かかることもあれば2時間で終わることもあります。
今はGoogleがmeta descriptionを色々変更してA/Bテストしています。そこで、meta descriptionタグにできるのはwish listの提供ということになります。こうなるといいな、の申請だと思ってもらった方がいいでしょう。
オーサリティーとリンク
リンクについても話していきます。Googleの現在のポジションは、Anderey Lippatsevの回答にあります。コンテンツとリンクが大事、というものです。もちろん、リンクと順位には相関関係があります。
こちらのデータを見てください。長いコンテンツは被リンクを得やすいというものです。
ナチュラル被リンクを得るための方法
1.リンク切れをSearch Consoleから見つけて直す
Search ConsoleでLinked fromを見つけるやり方ですね。
見つけたら、「正しいURLをお送りしましたので、使ってください。」というようなメールを送るといいでしょう。これによって、105のリンクを修正し、3位まで上がったという事例があります。
2.自社にリンクせずに話題にしているページを見つけ、リンクしてもらう
3.競合にリンクしているページを見つけ、他の情報の提供をし、リンクを依頼する
4.どんな種類のサイトがリンクしてくれているかを知り、同種のサイトに依頼する
5.コンテンツに基づいたリンクビルディング
6.データの提供
などが考えられます。最後の6に関して、事例を紹介します。
調査を行ったデータをプレスリリースしました。そうしたところ95のメディアに掲載され、84のリンクを得て、40億ものトラフィックを得ました。
多くの人は被リンクが欲しい欲しいと言っています。ですが、どのページにどのような形で欲しいのか、という問いが重要です。ただ、リンクを得るだけでは意味がありません。欲しいページに欲しいリンクを得る戦略を練る必要があるのです。
Site Search クエリーに注目する
サイトの中で質問が検索されているケースがあります。人数の追加はできますか、などの質問などがあったりするので、そういうものはFAQコンテンツにしておくだけで有益なコンテンツになったりします。
そうですね、例えば答えは「YES」だけだったとしても・・・。多くの潜在的なユーザーが調べている可能性があるんですね。
音声認識技術について
音声による認識はスマホ、音声スピーカー、車などあらゆるデバイスとつながる可能性があります。252Mドルの市場があります。45.7Mドルがスマートスピーカー、そして、90.1Mドルはスマートフォンにあるのです。実はスマホ経由での音声検索は非常に多いというのがポイントです。
Amazon AlexaとGoogleHomeですが、GoogleHomeが2022年に抜きました。
そして、年収の高い人ほど音声認識を使っています。これは年収が高い人は声で指示を出すことに由来しているのかもしれません(笑)
そして興味深いことに、音声によるデータは、スニペットから帰ってくることが多いということです。
実に90%近くのレスポンスはスニペットから帰ってきていました。ここがスニペットが注目されている隠された理由です。
音声認識は1つのアシスタントで、あらゆるものとつながれます。その裏にはサービスプロバイダーとの提携があることでしょう。
このあたりの情報は上を参考にするといいでしょう。
Voice App Store Optimization
Voice Search SEOにおいては、AmazonやGoogleはあなたのサイトをユーザーが知らない間に使うかもしれないということです。この時に重要なのは、いかにロングテイルなクエリーに対して、丁寧な解説を用意しておくか、ということの重要性です。それをすることによってトラフィックは大幅に上昇する可能性があります。大事なのは、疑問に対するダイレクトな答えを用意しておくことです。
Voice App Store Optimization(vASO)のやり方が上です。重要なのは、どんな質問がくるかを予想することです。
HTTP Statusについて考えただけでかなりの種類の質問がありえますね。そこで、
・アプリのペルソナを作る
・音声の録音をする
・どんな音声を聞きたいか考える
などに配慮する必要があるでしょう。
また、最初にインテグレーションする時と、すでにサービスがあったときとでやり方は変わってきます。
第1弾 2287文字
https://note.mu/nozomukubota/n/n59a3e93ad1e5
第2弾 949 文字
https://note.mu/nozomukubota/n/n5cf0dcde47e1
第3弾 2373 文字
https://note.mu/nozomukubota/n/nf192225fdcda
第4弾 3544文字
https://note.mu/nozomukubota/n/n56026c3fbd8f
第5弾 2857文字
https://note.mu/nozomukubota/n/n15b0e2eac012