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ペスカタリアン生活をしてみて気づいたこと・周りから言われること

今年の4月から、肉を食べない生活をしている。

「ベジタリアンなんですか?」と聞かれることも多いものの、魚は食べるので分類的には「ペスカタリアン」というものに入るらしい。

この記事では、自分の備忘録としての意味も込めて、1ヶ月ちょっとそんな生活をしてみて気づいたことをのんびりと書いてみたいと思う。

言われること・困ること、良かったこと

僕がなんでそんな生活をしているか、よりは実際どうなの? を読んでる人は聞きたいと思うので、そっちから書きます。

よく言われること・困ること

まあ、ご飯たべるときとか、特に少人数のときは何も言わないと肉料理ばっかりでてくるので、しょうがなく「あ、僕。肉食べないんですよね」ということにしている。じゃないと、気を遣わせるから(言っても気を遣わせるけど・・・)
その発言をしたときの周りの反応は、下記のようなことが多い。

  • なんでですか?

  • 体調どう変わりました? 痩せました?

  • 肉、食べたくならないですか?

正直。すごーく正直に言うと、これらの質問はどれも回答に困る。

たぶんまだマイナーな食生活をしている理由(後述)を、しっかりと食事の場でしゃべると、もしかしたら食事の場自体がつまらなくなってしまうかもしれないし。
そうですね、痩せましたねー! なんて言うと、なんか健康のためにやっているみたいだし。正直体調は変わった感じはしない。肉の匂いに対して嗅覚が強くなったぐらい。
やっぱり、肉食べたくなりますね! も我慢しているみたいだし(実際は我慢していない)
全然食べたくならないですね! も他の人からは強がって聞こえる気もする。

ライフスタイルチョイスで食事に制限をかけている人からすると、割とこういう困りごとはあるあるなのかな? と思ったりもする。
(まだ僕は、この生活を始めたばかりだから違う意見はあるだろうけど)

ちなみに、会食などでも相手にだいぶ気を遣わせる。でも、そういう選択をしているのは僕だからしょうがないけど。まだ社会的な理解度は得られていないなと思う。

良かったこと

もちろん良かったこともある。本当に小さいことだが、

  • 日々の生活の選択に意思を持っている感覚がある

  • 食事の選択の時間がすんごく短縮される

という2つが頭には浮かんだ。

日々の選択に意思を持つということはなかなかに難しくて、「みんなが選んでいるから、これにしようー」とか「いつもこれだから変えずにこれでいこう」みたいな、考えるリソースが必要じゃない方向にどうしても意思決定は流れてしまうけど、食べるものを制限するということは常に自分に「なぜこれを食べないのか?」「なぜこれを食べるのか?」を問うことになる。
僕は強がりではなく、この生活に不自由を感じていない。なので、我慢でなく、毎回食事を食べるたびに自分の意思を強く感じる。だって他のものも選択としては選べるわけだし。
自分の信念があって、それを実行しているということは、自分にとって当たり前でもあり、ただちょっとだけ誇らしいことでもあると思う。そんなことを日々感じられるのは、ちょっとだけ精神上いいことかもしれない。

もう1つ。
そもそもどこの店に入っても基本は肉料理なので、肉を避けようと思うとおのずと頼むものが決まる。これは、僕にとってすごく楽。こんなことを言っているベジタリアンにはあまり会ったことがないけれど・・・

やっぱり他人には意識が高いようでいいにくい

「肉食わないです」っていうと、「なんでですか?」って聞かれることが多いというのは前述したが、僕は聞かれたときは「なんとなくです」って答えている。というのも、相手もそれ以上深掘りができないため、そのトピックについては一旦終わるから。

そもそも。なんでペスカタリアン生活をしているのか? ということに対して、僕は周りにもちゃんと伝えたことがないし、なんなら妻にもしっかりとは言えてないかもしれない。なんか、言いにくいんだよね。

ただ、僕はもちろん意思を持ってペスカタリアンをしている。

それは何かしらの問題意識があるからだし、その問題意識は小さくても周りにシェアした方がいいんじゃないか、と思うこともある。けど、なんか恥ずかしさが勝ってなかなか言えないのが正直なところ。

さて。
一般論として、ペスカタリアンに限らず、ベジタリアンやヴィーガンになる理由は大きく2つ(+α)という認識。

  • 動物愛護の観点

  • 環境保護の観点

そして+αと書いたのは、人によっては健康のため、とかもあるかもしれないから。ただ大きく分けると上記2つだと思う。その理由について、この記事では書かないけど、気になる人は調べてくれればいいと思う。困らないぐらいいろんな文献はでてくるはず。

結論から言うと、僕は後者の環境保護の観点が強い。子どもが生まれてから、将来娘たちに負債を残さない生活をしたいなという思いが強くなった。
4-5年前ぐらいから、そもそも牛や豚はほとんど食べない生活をしていたけど、35歳を目前にして「自分の人生のなかで、選択を捨ててシャープにできること、もっと幅を広げたいこと」をまとめだしたころから、「日々の生活でどんな選択をするべきなのか?」という意識が強くなった。

そしてヴィーガンやベジタリアンの本をたくさん読んで、自分自身の納得度も高くなったところで、ペスカタリアンをスタートしている。ちょっとだけ前より動物愛護的な気持ちも強くなった気もする。
と書くと、なぜ魚は食うのか? という意見も聞こえてくるけど。それはまたどこかで書ければ。

久しぶりに、noteを書いたな。リハビリのような気持ちで書きました。


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