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同性介助の是非

先日、保険者から一通のFAXが届いた。

地方新聞の地域住民の投稿記事に

70代の女性の方から

初めての介護保険サービス利用、入浴目的のお試しの通い利用をした際に

脱衣室浴室内に投稿者と同い年くらいの男性職員が鎮座。

その目の前で真っ裸にされて精神的なショックを受けることとなり

「介護保険サービス」ってこんなにも配慮の無いものなのか、と。

恐らく、新聞への投稿と同時に保険者にも連絡したんでしょうね。

そして、保険者からは我々同業者に対して

「ご利用される方の異性介助」について

「指導」「注意喚起」された訳です。


この話を受けて私が率直に思ったこと。


それは「その事業所は20年間何やってたんかな」と。


うちの会社は、ほぼ同性介助。

事業所単位で難しければ事業所を超えてでも管理職でも

手伝いに行きますし、行くべきと考えます。


そうは言っても夜勤時、職員体制の問題もあり

止むを得ず異性介助になる場合もあります。


うちの会社で言われているのは

「どうしようも無くて、そうなる場合、最大限相手を辱めないように努力した上で対応すること」

そうです。

「申し訳ありません」「止むを得ず」

という気持ちの上に

異性介助はあるべきはず、なのです。


今回、保険者の姿勢として

「一般的にそうあるべきだ」という事が

改めて明らかになった訳、ですね。


益々の人手不足に

団塊の世代の方が後期高齢者になられます。


時代に合わせてサービスの在り方も変化していて然り

この点はとても重要なポイントであり

選択する側もこの点は注目して頂きたいものです。

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