マガジンのカバー画像

17
大好きで大切な詩を投稿したものを集めました。
運営しているクリエイター

記事一覧

右手にオレンジ

夕日を見るとオレンジを思い出す 思い出す風景には決まって 川辺の道に私はいて 手ぶらで気ま…

加藤希
1年前
4

雨上がりのダンス

雨上がりのダンス 眠りから覚めた 窓ガラスに散らばる子守唄 庭のバラが咲いたよ 赤に白に…

加藤希
3年前
3

まよなかのおかしみ〜後悔の種類

真夜中に 頭を抱えて にやけながら 震えながら 自分の歌の録音を聞く 喜びと衝撃と嬉しさ…

加藤希
4年前
6

あめとばら 【詩】【歌の動画有り】

あめがふってきた 刺すような暑い日差しから一変 黒い雲が空を漂ったらあめのよかん この よ…

加藤希
4年前
5

バラが咲いたよ私の庭で

坂を駆け上がる間 ずっと青い空が見えていた 雲が一筋流れてきて 私のとこだけ雨降らし 誰…

加藤希
4年前
4

静かな朝〜毎日は続く〜

おはよう という声 キーホルダーがランドセルに当たる音 たたたっと駆けていく黄色い帽子 …

加藤希
4年前

まんなかに くり抜いた跡  満たしてほしい 泣く声に 姿は見えず  きづいてほしい 雲の影 隠れる太陽  光は強く 落ちて流れる 旅路の間  何を思うの 羽ばたく背中を 優しく撫でて 雨 円を描く 浮かんだ雲に 運命を共にして 空から海へ流れる間 触れる命を 全部全部 ちょうだい 雨 私の肌に寄り添っていて 雨 空気の粒に命を分けて 雨 まんなかに くり抜いた跡 満たしてほしい 泣く声に 姿は見えず きづいてほしい 雨が好きだ 詩の解説の詩私の

旅の途中

気が付かない内に 手に入れたもの いつのまにか 失くしたもの 流れる時だけが印を残す 本…

加藤希
4年前
2

夜の帳

夜の帳 誰がおろす 夜の帳 誰があげる 夜の帳 ちいさな夜が 明ける そのとき 密やか…

加藤希
4年前
2

MOSTLY HAPPY

遠く 舞い上がる 昨日  思い出は 宇宙の果て  過ぎ行く時間は 胸の中  手の平には …

加藤希
4年前
3

おやすみラジオ

おやすみラジオ 聞かせてちょうだい 今日のお話 声の魔法で おやすみ前に 教えてちょうだ…

加藤希
4年前
3

MOULINE ROUGE

同タイトルの映画について友人と話したのだ 彼は学生時代からお酒と音楽と悪ふざけを一緒に楽…

加藤希
4年前
1

川辺の夕暮れ

〜イントロダクション〜 今の住まいは多摩川が近い。 生れ育った故郷も街の中心に川が流れて…

加藤希
4年前
1

おかえり

「ああ そうだった こういうのが好きだった私」 という思いが最近よく起こる noteで文章を書いているときだ 詩10代の頃 思いを吐露した部分が筆記され 歌になった 当時 筆記部分(歌詞)についてはほとんど推敲していなかった これは聞いた人が意味がわからないんではないか 私独自の表現すぎて意味不明だよな とか思ったけれど 「これが私だもの」 と肯定していた 歌う好き勝手に歌を作って歌った 言葉は 少し頭の中を覗けばすぐに飛び出してきた 言葉が言葉を連れてき