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Ennui(仏);アンニュイな女の子になりたかった

Ennnuiという言葉をみな一度は耳にしたことがあると思う。

Ennuiとは何か?

a feeling of being bored and mentally tired caused by having nothing interesting or exciting to do https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/ennui)

日本語だと、「倦怠感」、「物憂いている様」となる。


私はずっとEnnuiな女の子になりたかった。少し気だるそうで、寂しそうで、少しとっつきずらそうで、儚くて、美しくて。私が最終的になったものはというと、いい加減そうな気だるさをみにまとった非常にとっつきづらい斜めに構えた、それらが許容されるような美しさ不在の女の子だった。世界の不合理を嘆き、傷つき、世界の掃き溜めのようなところにばかり目をやり、それを憂いた。周りが「そんなの当たり前で仕方のないことだ」と割り切るなかで、私はそんな上手くは割り切れずただただ尾崎豊のように尖っていった。



私はずっとEnnuiな女の子になりたいのと同じくらい普通の女の子になりたかった。なぜかいつも「変わっている」、「変だ」と言われ続けてきた。それでいて、少なくない数の人から男女問わず嫌われてきた。変なことを言おうとした覚えは一度もない。自分にできる一番の返答を会話の中ではしているつもりだ。それがいけないというのであれば、致し方がない。                  「もっと会話について人付き合いについて勉強してから言え」と言われるかもしれない。もちろん私も本を読むなどして勉強をした。だが、ただでさえ人と話すこと大変でとてつもない気を遣うのだ、そこにもっとこうしなければああしなければと始めたら、パニックを起こしてしまう。(だが、自己反省会というのはよくする。せずにはいられない)


おそらく、私は修正力が乏しいのだ。そもそも、こういうリアクションが返ってくるであろうという想定すらうまくできないのだから、何からしていいか手をこまねいてしまう。








もうたくさんだ。倦怠感。物憂い。


Non


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