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子供達と関わる上で大切にしている想い

12月18日 日曜日、
昨年自身で立ち上げたHOPEs Tennis Teamの子供達に向けてマッチ練習会第二回を開催しました🎾

一年生はレッドボールで試合


夏の終わりに第一回を開催した後から、3ヶ月強みんなのレベルアップやスポーツマンシップが多く見られ心から嬉しかった!
頑張ってくれたみんな、見守ってくださった親御さん、サポートしてくれたスタッフに感謝感謝です!
ありがとうございました。

今日は、この日練習試合を開催して感じたことや、私が子供達とスポーツを通して関わる事で大切にしている事など更新してみます。
(子供達と関わるといつも学ぶ事が沢山あるんですが、アウトプットしてちゃんと整理しておかないとですね!!)


まず、

テニスを通じて子供達に伝えたいと思っている事

それは、

いっぱい失敗していい!
うまくいかなくていい!

どうやったら今よりも少し上達するのか
どうやったらできないができるに変わるのか?

それを考えることを楽しんで欲しいということ。

いいじゃん、格好悪くたって!
いいじゃん、自分のペースでよくなっていけば!

だって、周りと比べても楽しくないし
親やコーチに褒めてもらいたいからとか、怒られたらやだとか、そんな気持ちは長続きしないしスポーツ自体を楽しめない。


私は10歳になる時にはいわゆる競技ステージにいて
うまくいかない自分がダメだと思って追い込んできた経験もあるし、
目先の事しか気にならず周囲と比べて一喜一憂してきた失敗もあるし、

スポーツの本質はそんなちっぽけなことではない事が、数々の失敗経験から今はよく理解できます。

自分の経験だけではなくて、
親が怖くてテニスを辞めてしまった子、いくらタレントがあっても目先の結果に囚われて才能が潰れてしまった子、
昔から本当にたくさんの色んなパターンを目にして来たことも、今の子供達への想いに変わっているんだと思います。

スキルが上達することはいいこと
でも小学生の子供達がそれと同時に積み上げとかないといけない自信とか、知っとかなきゃいけない他者へのリスペクトとか。

そういうことを、スポーツはたくさん教えてくれます。育ててくれます。

だからテニスを通じてみんなと成長していける環境を、私自身がとても誇りに思っているしすごく楽しんでいます(^^)

先にサーブを打つ人をジャンケンで決めてます^ ^


マッチ練習会で心が動いたこと

毎週の練習中もうまくいかないとメソメソしてコートを出てしまう女の子。
悔しいのかもしれないけど、「投げ出している事実」には声掛けで向き合ってきました。

試合当日も連続で負けたその瞬間、超超大声で泣き出してしまったんですね。

私自身は母性をグッと掻き消し笑、その子には「次の試合やるかやらないか自分で決めていい。泣き止めそうになければもう終わりにしていいし、落ち着いたらまた挑戦してもいいし、自分で決めて、決めたら教えて。コーチあなたの相手が待ってるから練習してるね」
と声をかけました。


運営している身としてはコートで待っている相手の事や次のクラスのこともあって、内心ドキドキ笑。でも彼女がどちらを選択しても尊重しようと決めていました。自分の決断だから。
まさに成長の時だと思いました。

そしたら、、これまではうまくいかなければコートを出ていってしまっていたその子が、自分の力で落ち着き、自分で「またチャレンジする」と言いに来ました。

その時の闘志に満ち溢れた瞳を私はこれからも絶対に忘れないと思います。
胸が熱くなりました。これこそが「自信」なんだなと。

これはすべての子供に言えることだと思いますが、子供達の周囲の大人が「泣く=ヨシヨシする」ことは逆にすごく簡単なことで、子供達の成長の機会を奪っているのかもしれないと、私自身指導者としても親としてもとても考えさせられました。 

結局次も負けたし泣いていたけど、彼女は昨日のできないが今日一つできました。
そうやって少しずつ成長していければ、それでいいよね^ ^

このこと以外にも「ポイントの前にスコアを相手に聞こえるように言う」ルールを、いくら伝えても振り向いて私に確認のように言ってきていた子供達が、終わる頃には相手と2人で試合を進めるようになったり、

普段感情を出さない子が、勝って両手をあげて喜んでいたり、泣きながら歯を食いしばりながら戦っていたり、

私にとっては、もうドラマみたいでした笑笑

みんな、感動をありがとう!!

副賞のプライベートレッスンのチケットは、試合の当日に予約が入りみんなのやる気が伝わってきています笑笑

最後に

私は、彼らがこれから大きくなっていく過程で、

物事を前向きに捉えていくことであったり、
失敗したとしても立て直せるレジリエンスであったり、
周囲がいて自分がいることを理解することであったり、
自分自身を好きでいてくれることであったり、

そういう力をつけてあげたいと思っています。

色々書いてしまったけど、彼女達と関われているのは週一回のたった1時間。
テニスを始めたばかりで、習い事の一つのテニス。育成クラスでもなんでもないんです。

それでどれだけ影響するかなんてわからないけど、うちに来ることで何か少しでもいいきっかけになっていればいい。
なっていると、信じています。

使ったネットを自分たちで片付ける子供達



最後まで読んでいただきありがとうございました!


Nozomi

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