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人との出会いでつながる、広がる、飛びこえる

人とのつながりで世界は広がる。

今まで当たり前だと思っていたことが、実は当たり前じゃないと気づいたり。

コレが正解と思っていたけれど、別の方法を探ってみようと思たり。

人とのつながりで物の見方は180度変わってしまう。


長男6才が初めて友達と公園で待ち合わせをした。

「日曜日の朝9時に公園で」

はじめての待ち合わせをして、うれしそうな顔で帰ってきた。
小学校に上がって、早いもので6ヶ月。

「ようやく友達と約束できるようになったか」
成長を感じる。

ウキウキ顔で、
朝から「あと何時間」「あと何分」なんて言いながら準備をして、公園に向かう。
15分経ち、まだ来ない。
30分経ち、友達は現れない。 

長男には「友達同士だけで約束したから、家族の予定があったりして来れないのかもね」と話す。

「なあんだ」という顔で、ガッカリしながらも納得している様子だ。

すると公園に待ち合わせしていた子ではない同じクラスの女の子が現れる。
長男も予定が空いてしまい、女の子も予定は空いているようだ。

約束してたわけではなかったけれど、クラスメイトの女の子と遊べることになった。
普段学校では遊ぶことのない、その女の子。

その女の子には四年生のお兄ちゃんがいるからか、一人で活動する範囲が幅広い。
活発で人懐こく、おしゃべり好きだ。

女の子と遊ぶことになり、何時まで遊べそうか尋ねると、「17時!」と元気に答える。
現在時刻なんと9時半だ。
女の子は休みの日や時間のある時は、基本的に自由行動のようだった。

わが家は公園に行くなら時間を決めて長くても1時間。
報告した場所以外へは、まだ足を運ばせていない。道がわからなくなるからだ。

女の子はお兄ちゃんについてまわって近所をキックボードで走り回ってるから、地域情報にも詳しい。

「長男くん、Aくんと待ち合わせしてたんだね!お家わかるから、何してるか聞きに行こう!」と誘ってくれた。
女の子とAくんは普段遊んでいるわけでない。
でも時間あれば外に行き、公園にいき、友達がいれば遊んで過ごすうちに、場所を知ったのだろう。

知ってる世界が広い、私と長男は同じようにそう感じただろう。

長男は普段知らない場所へ行くことを拒む。なるべく知ってる世界で過ごしたい。そんな雰囲気でいる。元々こわがり屋さんで慎重なのだ。

女の子の言葉を聞いて、目をキラキラさせていた。
「知らない世界を知ってみたい!」そんな様子だ。

女の子がAくんのお家だという場所まで案内してくれる。
「ここだと思ったんだけどなー、道がいっぱいあるからな。」
一向に辿り着かない。
女の子の言葉を頼りに一軒ずつ表札を見ていく。
15軒くらい見て回ったところで、Aくんの家を見つけた。
「ピンポーン」
間髪入れずにチャイムを鳴らす女の子。
大人だと考える、「違う家だったらどうしよう」が無い。まずやってみようタイプだ。

そういえば数ヶ月前に夕方、我が家のチャイムを鳴らした女の子がいた。
あいにく長男は学童でいなかったので、不在を伝えるとそれ以来鳴ることは無かった。まだ入学して間もなくて名前を聞いたが、クラスメイトの誰なのかよく分からないまま忘れていた。
この女の子か。と納得する。

Aくんちと思われる家には車もなかった。
「出かけているね」と話して、公園に戻る。

長男は何だか分からないけど、
ワクワクが続き、女の子のように「もっと知らない場所に行ってみたい」と言っていた。

最近「一人でおつかい」の練習をさせたいと思い、一緒に近所のスーパーまで行き、スーパー内では待ち合わせ場所を決めて、遠足のお菓子を自分で買うことに挑戦した。
買い物に行くまでも何度も話したし、スーパーでの買い物も何度も話してようやく行った。

女の子と過ごすことで親の何時間もの時間はすっ飛ばして、好奇心が生み出された。
人との出会いがどれほどの効果を生むかを目の当たりにする。

とはいえまだ、小1の長男は、少しずつ練習して道を覚えて出かけていくようにしていくだろう。
どこまで自由に行動するかも、家庭ごとでルールも異なる。
でも知らなかった女の子の世界を知ったことは、長男にとってすごく大きな経験になった。

その日は一日、その女の子と公園で遊んだり、わが家で遊んだりしながら(女の子は家に帰って報告してもらい、お昼ご飯も挟みながら)過ごした。


人とのつながりで世界は変わる。

視界は広がる。

当たり前を見直す。

新たな価値観が生まれる。

人との出会いや経験が大きな価値になるのは、大人も子どもも間違いない。

私ももっと沢山の人と出会いたいと思った。

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