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【脚本】『アタシたちには明日しかない』(上)

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昨日から始まりました毎日脚本連載企画。
昨日アップした『幕末鳥人伝~地に足つかない男たち~』(上)はこちら↓

本日は2016年にCheeky☆Queensで上演した『アタシたちには明日しかない』を取り上げようと思います。

Cheeky☆Queensの記念すべき旗揚げ作品です。
そして、以前このnoteでも書いた通り、2月に上演した

劇団☆春夏秋冬 カタヤブリ旗揚げ公演『艶姿河内六人娘』

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の下敷きにもなった作品です。
そのまた下敷きになったのは・・・という話は、話せば長くなるのでこちらをご覧ください(笑)

『艶姿河内六人娘』をご覧下さった方は、類似点や相違点なんかも楽しんで頂ければ幸いです。

あらすじ
1890年。ゴールドラッシュもとっくに終わり、政府はフロンティアの消滅を宣言した。
そんな時代に西部の小さな町、サンタ・ローザで起こった物語。
ギャングに支配され、恐怖で覆われた町。
そんな中、立ち上がった女がひとり。
そして、それに力を貸すことになった女賞金稼ぎたち・・・

友情、裏切り、恋、そして戦い。
ひと癖もふた癖もある女たちが繰り広げる本格西部劇。
女には女の浪漫がある!守るべき意地もある!

すべての女性に捧ぐ、Cheeky☆Queensの記念すべき旗揚げ公演!!


・・・はい、あらすじ、ふわっとしてますねぇ。
いつも大体そうなんですが、あらすじを提出する時点では、脚本は書き終えてません(^^;;
なんなら、一文字も書いてない時もあります。
公演準備の都合上、「こんな作品にしよう」という構想はありつつも、細かいところは煮詰まっていない状態であらすじを書いていることが多いです。
あ、公演準備の都合上とかカッコつけましたが、単に筆が遅いだけです。すみません。
中でも、この『アタシたちには明日しかない』に関しては、すごく悩んだ作品でした。
というのも、女の子グループを作ったはいいものの、それまで10年近く男集団でやってきたものですから、女の子を主軸にした作品を書いたことが無く・・・(そんなの端から分かってた話ですが)
いざ書くとなった際に、どうしたらいいものやら、まったくもって方法論が分からず。
かといって集めちゃった手前、逃げ出すわけにもいかず・・・手探りの中、かなり悪戦苦闘した記憶が強いです。
結局、女の子たちを主軸に置きつつ男くさい作品をやるという、その後のCheeky☆Queensの作風を決定づけた作品でもあります。

あ、そうそう。
Cheeky☆Queensでは、新型コロナウィルス感染拡大防止の為に
嵐の手洗いダンス『Wash Your Hands』~踊ってみた~
をTwitterに公開しております。
良かったらこちらもご覧下さい。
そして、ぜひ一人でも多くの方の健康を守るため、シェア・RT頂けましたら幸いです。

さて、前置きはこれくらいにして、そろそろ本題に入りましょうか。
本作は長編のため上・中・下の三本に分けて掲載させて頂きます。


登場人物

*ルー・メイ:中華系移民
*ジーン:ブロンド
*ティコ:インディアンの娘
*ロビン:サンタ・ローザ市長の娘
*ジャック:ロビンの兄。父から市長を引き継ぐ
*ケイト:ジャックの妻
*フランク:新聞記者
*ギブソン: 牧師
*キャシー:ロビンの幼馴染
*シンディ: サンタ・ローザの女
*ジミー:保安官見習い。
*メイナード:保安官。
*ジェームス・フォーサイス:上院議員。元陸軍大佐
*アンジェラ:シカゴトリビューンの記者。フランクの元妻
*サリー:酒場の女
*スージー:酒場の女
*ソニア:酒場の女
*レイモンド:クレイジー・ジョー・ギャングのナンバー2
*ベルナルド:サンタ・ローザ市民。シンディの夫
*クリス:サンタ・ローザ市民
*ハリー:サンタ・ローザ市民
*ロバート:アリゾナ・デイリーニュースの記者
*マーサ:クイーンズハウスの主。実はカラミティ・ジェーン

**********************************************

#0

暗雲垂れ込める1930年、ニューヨーク。
行き交う人々。車のクラクション。
人々は口々に怨嗟の言葉を叫んでいる。喧噪。

人 「ふざけるな!」
人 「金返せ!」
人 「政府は一体何をやってるんだ!」
 などなど。

世は世界恐慌の大不況真っただ中。
人の波を割るようにボロを纏った一人の老人(フランク)が歩いてくる。
フランクが現れると人々は景色となり音は消え、ストップモーションになる。
フランクは歌を口ずさんでいる。「いとしのクレメンタイン」

フランク 「オーマダーリン、オーマダーリン、オーマダーリンクレーメンタイーン♪」

人々、スローモーションで動き始める。

フランク 「1930年、ここはニューヨーク。戦争景気が膨れ上がり、永遠に続くかと思われた繁栄は、去年ついにパンクした。世に謂う世界恐慌。ウォール街の株価大暴落に端を発したパニックは瞬く間に世界中に広がって、街は今じゃこのザマさ。オーマダーリン、オーマダーリン、オーマダーリンクレーメン・・・」
全員 「金返せ!」
フランク 「はあ・・・大の大人が情けねぇ。インディアンを追いやり、国内では飽き足らず、ハワイを乗っ取り、フィリピン、グアムを植民地にしてきたこの国は、奪うことで大きくなってきた。それで浮かれたツケが今回ってきただけのことさ。」

台詞中、侵略、そして崩壊の様子はモブで絵画のように表現する。
群衆の叫び。折り重なってゆく。

全員 「俺たちはもう終わりだ!」
フランク 「甘ったれるな!そう簡単に終わるか!・・・ひとつ昔話をしてやろう。今からそう、40年ほど前。ゴールドラッシュもとっくに終わり、政府はフロンティアの消滅を宣言した。そんな時代に西部の小さな町で起こった物語」

群衆が割れる。馬のいななき。複数の騎馬の疾走音。
そこは西部の町、サンタ・ローザ。夜。
馬に乗っているならず者たち。騎馬はマイム。
先ほどの群衆は逃げ惑う人々に。追い回し、次々と銃で撃ち殺してゆくギャング。
応戦しようと銃を持ってくる人もいるが、撃ち殺される。高笑い。
町に火が付けられる。
市長がギャングたちの前に出る。哀願。取り囲むギャングたち。
助けにいこうとするロビンを兄・ジャックが必死で止める。
哀願虚しく、市長は子供たちの前で銃殺。複数発一気に撃ち込まれる。
兄妹の絶望。そして、笑いながら去ってゆくギャングたち。
燃え盛る炎が市長と兄妹、そしてギャングたちを包み込む。(群衆で表現)
炎が引いた後には、何も無い荒野に風が吹く。

フランク 「人々は恐怖に支配され、諦めが町を覆っていた。そこで俺はその娘たちに出会った」

丘の上に立つルー・メイ、ジーン、ティコの三人。

フランク 「レディというほど世慣れちゃいないが、ガールというほどウブでもない、朝露に濡れた咲き始めのバラのような、そんな年頃の娘たち」

フランクの台詞中にじわじわと迫りくるギャングたち。

フランク 「彼女たちは未来を掴み取るしかなかった。他ならぬ、彼女たち自身の為に!」

フランク、ボロを投げ捨てる。
それを合図にするかのように、一斉に撃ち合う両者。乱れ飛ぶ銃弾。
一瞬の静寂。そして、倒れるギャングたち。
音楽。「Foggy Mountain Breakdown」
女たちがスカートを翻してなだれ込む。一気に世界が色味を帯びる。
キャスト紹介も兼ねたダンス。

フランク 「物語の舞台は、1890年、西部の小さな町、サンタ・ローザ・・・」

画像2

#1

粗末な教会。サンタ・ローザの人々の集会場も兼ねる。
居並ぶ町の男たち。女たちは周りに取り巻いて。重たい雰囲気。
ジャックの隣にはケイトの姿。
ジャックは金を回収している。徴収した金額などを書き記しつつ。

ジャック 「ギブソン牧師、100ドル・・・確かに」

ギブソン、席に着く。

ベルナルド 「市長」
ジャック 「ん?」
ベルナルド 「すみません、どうしても間に合わなかった。金は牛を手放して作る。もうちょっとだけ待ってほしい」
ジャック 「・・・わかった」
ケイト 「あなた」
ジャック 「(制して)俺の方で立て替えておこう」
ベルナルド 「すまない。近いうちに必ず」
ジャック 「気にするな、ベルナルド。困った時はお互い様さ。これですべて・・・だな」

一同、めいめいに頷く。

ジャック 「今年もなんとか上納する金は集まった。皆、すまない。苦労をかける」
ハリー 「なに、市長のせいじゃねえさ」
クリス 「そうさ、町の皆で決めたことだ」
ジャック 「・・・では、今日はこのへんで・・・」

皆が、解散しようとしかけたその時。

声 「ちょっと待って!」

ロビン、キャシーが入ってくる。

ロビン 「ちょっと待って」
キャシー 「ねえ、よしなよ」
ジャック 「ロビン、何をしに来たんだ」
ロビン 「アタシだってこの町の人間よ。話し合いに来る権利はあるわ。ねえ、みんな、そのお金、アタシに預けてくれない」

ざわ。

ロビン 「そのお金で武器を買うの。同じお金を払うなら、その方がよっぽどマシよ。そして、戦いましょう!この町の為に!」
ベルナルド 「な、何を言ってるんだ」
クリス 「クレイジー・ジョー・ギャングに敵うわけがない」
ハリー 「金で解決出来るなら・・・」
ロビン 「いつまでそうやって傷をなめ合ってるつもり」
ケイト 「ロビン」
ロビン 「そんなの奴らの思うつぼじゃない。武器を買って奴らを追い出すのよ。ねえ、メイナードさん」
メイナード 「・・・残念だが。例え武器があったとしても、こちらはしょせん素人の集まり。そう簡単にはいかないでしょう。奴らに歯向かって潰された町はいくつもあります」
ギブソン 「そうだ、私たちは武器なんてロクに扱ったこともないんだぞ。その二の舞になるのがオチだ」
ロビン 「そんな・・・」
キャシー 「ほら」
クリス 「それにクレイジー・ジョー・ギャングが来てから他のならず者たちが来なくなったのも事実だしなぁ」
ハリー 「そうだ、金で平和を買うと、みんなで納得したことだ」
ロビン 「でも、奴らが親身になってくれたのは最初だけ。その後やってることは、他のならず者たちと変わらないじゃない」
フランク 「ロビン、いいか。ボスのクレイジー・ジョーという男は表に姿を現さない。記者の仲間内でもその素性を知ってる奴はいない。政界の上の方と深い繋がりがあるんじゃないかって噂もあるくらいだ。そんな奴らに・・・」
ロビン 「だからって!だからって、いつまでも奴らの好き勝手にさせていいの。仲間を殺され、家族を犯されて、それでも敵に尻尾を振って立ち上がろうともしない。このままじゃアタシたちは一生負け犬のままよ!」

ロビン、同意を求めて周りを見回す。誰も同意しない。

ロビン 「じゃあこうしましょう。クレイジー・ジョー・ギャングを狙う賞金稼ぎたちのことは聞いたことあるでしょ?そのお金で彼らに・・・」
フランク 「それもあくまでも噂だ」
ハリー 「そんな奴らがいるならとっくに退治出来てるはずじゃないか」
ギブソン 「ロビン」
ロビン 「なによ」
ギブソン 「自分一人だけが悔しいと思わないでくれ。我々だって悔しくないわけじゃないんだよ。だが、戦えば必ず死傷者が出る。これ以上誰も傷つかない為なんだ」
ケイト 「そうよ」
ロビン 「馬鹿じゃないの。アンタ達はいつもそう。みんなの為、みんなの為と言いながら、本当は自分が怖いのよ」
ケイト 「ロビン、牧師様に向かってなんてことを」
ロビン 「じゃあ訊くけど、アンタたちが弱腰なせいで奴らの相手をさせられてるクイーンズハウスの女たちは傷ついてないとでも思ってるの?」
ギブソン 「それは・・・」
ロビン 「卑怯者!臆病者!根性なし!アンタたち、それでも男!?この町に男はいないの!」

ロビン、もう一度見回して同意を求める。が、誰も呼応せず。

ジャック 「ロビン・・・出て行きなさい」
ロビン 「言われなくてもそうするわよ。アタシは、一人でも戦う」

ロビン、おもむろにナイフを取り出して見つめる。

キャシー 「ロビン」
ジミー 「バカな真似はよせ」

ロビン、ナイフで自分の髪を切る。皆、息を呑む。
ロビン、ジャックの元に歩み寄り、切った毛髪を突き出す。

ロビン 「あなたの妹、ロビン・ブランシェットはもうこの世にいない。ここにいるのは赤の他人よ。今後アタシのすることはあなたには関わりない。これでいいでしょ」
ジャック 「・・・」

受け取ろうとしないジャック。ロビンは毛髪を叩きつけて。
ロビン、出てゆく。

キャシー 「ロビン!」
ジミー 「俺ちょっと追いかけます」

ジミー、追いかけて出てゆく。キャシーも後を追う。

ギブソン 「ジャック・・・」
ケイト 「あなた」
ジャック 「仕方ない。俺の妹・ロビンは死んだんだ。遺髪は、父と母が眠ってる墓に一緒に入れるとするよ」

ジャック、力無くほほ笑む。
そこにレイモンドが入ってくる。緊張感が走る。

レイモンド 「今そこで走っていく若いのとすれ違ったが、あれはジャック、おまえの妹と、それから保安官見習いの小僧だったか。何かあったのか?」
ジャック 「・・・なんでもない」
レイモンド 「そうかい、ならいいんだが。さてと、今年の分は・・・」
ジャック 「ああ、ここに」

ジャック、皆から集めた金を渡す。
レイモンド、中を確認する。

レイモンド 「確かに。それじゃこいつは今年の分ということで受け取っていく。それから来年からの話だが、10%ほど上乗せさせてもらう」
皆 「何!(など口々に)」
レイモンド 「何をそんなに驚いてる。5年前と比べて物価も上がった。それなのに俺たちは5年前と同じ金額でおまえらを守ってる。誰がどう考えたっておかしいだろ。なに、それぞれが今までよりちょっとずつ出し合えばいいだけのことさ」
ベルナルド 「ふ、ふざけるな!」
フランク 「おいベルナルド」
ベルナルド 「うちは来年ガキも生まれるんだ。正直今でもギリギリなのに、これ以上上げられたら・・・」

レイモンド、ベルナルドの腹を早撃ちで撃ち抜く。凍りつく場。

シンディ 「あなた!」
レイモンド 「勘違いするなよ、俺がしているのはお願いじゃない。命令だ。俺たちクレイジー・ジョー・ギャングに刃向えば、命は無い」

苦しむベルナルド
レイモンド、再び銃をベルナルドに向け撃つ。
ベルナルド、絶命。

レイモンド 「ギャーギャーわめくな。教会で大声を出すなんて、不謹慎だ。なぁ牧師さん」
ギブソン 「・・・」
レイモンド 「わかったな。出産祝いだ」

レイモンド、出てゆく。
皆、ベルナルドに駈け寄るが、すでに脈は無い。

シンディ 「ベルナルド!!」

ギブソンがその目を閉じてやり、十字を切り、祈りを捧げる。
皆も手を合わせる。沈痛な空気。

◇  ◇  ◇

ところ変わって町の外れ。
ずんずんと進むロビン。後を追うキャシー。

キャシー 「ねえ、ロビン帰ろうよ」
ロビン 「・・・」
キャシー 「ねえ、ねえってば」

ジミー追ってくる。

ジミー 「待てよ。待てってば」
ロビン 「離して」
ジミー 「どこ行くんだよ」
ロビン 「賞金稼ぎたちを探す」
ジミー 「どこにいるかも分らないのをどうやって」
ロビン 「どうやってでも!」
ジミー 「馬鹿を言うな」
ロビン 「馬鹿でも、それしか無いじゃない」
ジミー 「とにかく落ち着けって。」
キャシー 「そうよ、砂漠で迷子になって野垂れ死ぬだけよ」
ロビン 「ジミーはなんで保安官になりたいの」
ジミー 「なんだよ、こんな時に」
ロビン 「答えて」
ジミー 「・・・正義の保安官、ワイアット・アープみたいになりたいからさ」
ロビン 「ワイアットならこんな時どうする?奴らに怯えたまま暮らす?」
ジミー 「それは・・・」

にらみ合う二人。ロビン去ろうとする。
来た方角から銃声が聞こえる。(レイモンドがベルナルドを撃った音)

二人 「!!」
ロビン 「クソっ!(来た方角に取って返そうとする)」

ジミー、ロビンを抱きとめて

ジミー 「ダメだ」
ロビン 「離して!離してーっ!」

二発目の銃声。
力なくしゃがみ込むロビン。

ロビン 「もうやめて・・・」

ジミーはただその傍に寄り添うしか出来ず。

フランク 「動けなかった。仲間が撃ち殺され、皆が必死で稼いだ金を持って行かれても、俺たちは肩を寄せ合い嵐が過ぎるのをただじっと待つしか術がなかった。昔からこの町はならず者の襲撃が絶えず、人々は疲弊していた。5年前、クレイジー・ジョー・ギャングが現れてならず者たちを追い払い、奴らは一躍町のヒーローとなった。だが、それもつかの間、奴らは用心棒として町を守るために法外な対価を求め、拒んだ者たちは次々と殺された。市長である親父さんを殺されたジャックは、否応なく跡を引き継がされ、その決断を迫られた。俺たちだって、ずっと指をくわえていたわけじゃない。この惨状を軍や政府に伝えようと町を抜け出したものは一人や二人ではなかったし、新聞記者の俺は、奴らの横暴を告発する記事を再三に渡り本社に送った。だが、町を出た者たちは悉く消息を絶ち、俺の記事は無視され続けた。まるで大きな力でも働いているかのようだった。町には諦めの空気が漂い、このまま一生俺たちは奴らの支配を免れないのだろうと思っていた。」

台詞の中で、シンディがベルナルドの亡骸を見て崩れ泣く様子や、
ケイト・ギブソンがそれを慰める様子など。

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