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【脚本】『SWORD OF SPIRITS』(弐)

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だいぶ懐かしい映像を見つけました。

坂本龍馬役=私、京都見廻組・桂早之助役=ドヰタイジ(STAR☆JACKS)です。

なぜこの映像を載せたかと申しますと、確かこの撮影は『SWORD OF SPIRITS』の直後で、
乱戦になってからの殺陣を自分たちで付けていいということになり、

あれ、やるか(笑)

と、『SWORD OF SPIRITS』の中で付けた「残忍な殺し方」というのをNG覚悟でやってみたら、意外とすんなりOKもらえちゃったのでした(笑)
暗くてハッキリ映ってはいませんが。

脚本を読み返していたらそのことを思い出したので探してみたら、映像が見つかったので載せてみた次第です。

しかし・・・二人とも若い(笑)

・・・それでは、本題に参りましょうか。

#6

牛久辺城内。中庭。
震えながら座る、百姓の代表たち。直訴。
上段で侍女を侍らせ、酒を飲みつつ書状を読む正英。その傍らに控えるアゲハ。菱屋も同席。
百姓の周りに家臣たちも数名控えている。

正英  「・・・で?」
百姓1 「今年は去年にも増して米が取れねえんでございます。なのに税だけ重くなって・・・これではオラ達死んじまいます。だもんで、各村の代表でお願いに参りましただ」
百姓2 「オラの村でも、イナゴが大量に出て稲のほとんどが死んじまいました。お殿様、なにとぞ!」
正英  「・・・相分かった。では、今年の年貢は免除しよう。軽減するなどとケチなことは言わん。一切いらん」

喜色溢れる百姓たち。口々に礼を言う。

正英  「・・・ただし、ここに居る誰かの村、ひとつだけだ」
百姓たち「え・・・(固まる)」
正英  「全員に許してしまっては面白くねえだろう。よし、いいことを思いついた。おまえ達、戦え!」
百姓たち「え・・・(意図が分からない)」
正英  「(家臣たちに)おい、こいつらに刀を貸してやれ」

家臣、刀を百姓たちに配る。
百姓たち、刀を手渡され困惑。

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